› ひねりてのお直ししまSHOW › 修理(ほころび、革あてなど)
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身近なものを修理して使用する楽しさをお伝えするために
公開しております。
・右下の方にあるカテゴリの、一番上の記事
「ひねりてからのおことわり」の内容にご了承の上
ご来店ください。
・ブログ内で、過去に修理した作業内容や価格
納期などをご紹介しておりますが
同じ修理内容でも対象商品の状態や仕上げ方などによって
価格や納期は変わります。
あくまで目安として
参考にしていただくために公開しておりますので
予めご了承ください。
・2014年4月より前の記事では
その当時の消費税率5%で価格表示してありますが
実際にはご来店時点での消費税率で
対応させていただくこととなります。
・当店は予約制ではありませんので
営業時間内のご都合の良い時に、修理したい商品と
どんな修理にしたいかという構想を持って
ご来店ください。
場合によってはお客様が集ってしまうこともありますが
その際は、携帯電話をお持ちの方には
店外で他の用事などをしてお待ちいただき
受付の順番になったら、ご連絡させて頂いております。
2023年09月30日
ショルダーバックに隠しマグホックを丈夫に取り付け
こんにちは
早速ですが本日ご紹介の商品です
紳士用の大き目ショルダーバック
黒色で容量たっぷりシンプルなデザインの
使い易そうな一品です
今回のご依頼場所はこちら
かぶせと本体に隠しマグネットが取り付けてあるのですが
本体側2か所とかぶせ側1か所のマグネットが行方不明で
止まらない状態になっていました
おそらく接着だけで取り付けてあったために
外れてどこかに行ってしまったのだと思われます
あとはこちら
内張の底角部分がどちらも
布がほころんで穴が開いています
そしてこちら
背面外ポケットに2セットマグホックがついているのですが
片方のメス側の金具が一部取れて
使えない状態になっています
パッと見わからないでしょうが
本来は下の写真のような状態のものです
今回は隠しマグホックを
元の取り付け方とは変えて
簡単には外れない方法で取り付け
内張ほころび部分は
少し縮めて縫い留めることで穴をふさぎ
背面ポケットのマグホックは
1か所だけ新しく交換することにしました
では仕上がりです
隠しマグホックは
マグネットの上からナイロンシートを接着するだけでなく
マグネットの周りを革と一緒に縫い留めることで
糸がほどけてボンドがはがれなければ
とれないような状態に仕上げていますので
今回のような症状は簡単には起こりません
内張はこんな感じ
元よりサイズが小さくはなっていますが
鞄のデザイン的に問題のない範囲のサイズ変化です
背面ポケットのマグホックは
メス側1か所交換しただけで使えるようになりました
大型ショルダーバック
隠しマグホック交換4か所(分解2か所)
マグホック(小)メス側交換
内張補修縫い2か所 15400円(税込価格)
作業期間(材料仕入れ期間含む) 3週間
行方不明だった本体側の元のマグホックは
結局見つからず
おそらく穴の開いた内張から
逃げ出したのだと思われます
今頃どこかの鉄にくっついてるのかなぁ・・・?
2023年09月16日
海外製手縫いショルダーバックのほころびを修理
こんにちは
本日ご紹介の商品はこちらです
こちら、オーナーさまが海外旅行に行かれた際に
現地で購入された鞄だそうで
カジュアルスタイルによく似合いそうな
シンプルなデザインの逸品です
そしてご依頼場所はこちら
根モモの手縫い糸がほころんできています
と反対側の根モモ
はまだほころんではいませんが
糸が緩んでほころびやすくなっています
あと、とこちらの留め金具近くの
この部分も糸がほころびかけています
元々糸の始末部分があまり頑丈には出来ておらず
緩みやすい仕上げになっていたと思われるので
今回は出来るだけしっかり丈夫になるよう仕上げることにしました
では仕上がりです
オーナー様と相談の上
出来るだけ元の糸に近いオフホワイトのシニューを仕入れ
元の糸にしっかり重ねて縫い戻し
両サイドの根モモは裏が隠れて見えないので
元糸の処理も新しい糸の処理も玉留めして
簡単には綻ばないように仕上げました!
金具近くのほころびかけているところは
構造上玉留めすると目立ってしまうので
元のステッチにたっぷりと重ねて縫うことで
これまた簡単には綻ばないように仕上げてあります
手縫いショルダーバック
ほころび部補強縫い3か所
材料仕入れあり 5500円(税込価格)
作業期間(仕入れ期間含む) 約2週間
*今回はお盆休みを間に入れて3週間お待ちいただきました。
海外のお土産物屋さんなどで
「とてもかわいくて魅力的なのに、このお値段でいいの?」
と思うくらいお手頃に入手できるような鞄は
革が乾燥しやすいのか?
もともとあまりオイルが入っていないのか?
ひねりてに持ち込まれた時には
とても乾燥した状態のものを見かけることが多く
今回の鞄も例にもれずそのタイプでしたので
オーナー様には、こまめに栄養を与えるメンテナンスを
お奨めさせていただきました
今後も長~く活躍してくれますように・・・
2023年08月19日
ウエストポーチのほころび縫い
先日、お盆休みを終えて
昨日より営業開始しておりますひねりてでございます
ひねりての淡い期待に反して
お盆を過ぎても
たいして暑さは和らがず
心身ともに少々バテ気味ではありますが
再度気合い入れなおして
作業に励んでいきたいと思いますので
みなさまどうぞよろしくお願いいたします
では本日ご紹介の商品です
オーナー様ご愛用のウエストポーチ
こちらの糸がほころんでしまっています
反対側はまだ大丈夫ですが
構造的に常に負荷のかかる場所なので
この機会にここからほころんでいるところまで
しっかり縫い留めることにしました
その作業のためにはこのベルト通しの縫留め部分を
1か所ほどく必要がありました
では仕上がりをご覧ください
あいにく拡大写真を撮り忘れてしまっていますが
Dカンが3つ並んで縫い留まっているところの
端から端までをしっかり縫い留めてあります
ほころんでいた方の根モモは
付け根が一部切れかけていたので
内側にナイロンテープを接着して補強しておきました
ポーチの内側はオーナー様と相談の上
分解しないで作業しましたので
元にはないところにステッチが出ています
before after
これを分解して作業すると
ご希望の場所以外の劣化部分の補強なども必要となってきて
費用がかさんでしまうため
今回は必要以上に手をかけない内容で
作業させていただきました
ウエストポーチ
ほころび縫い1か所(分解1か所)
根モモ1か所の補強含む 3850円
作業期間 約1週間
仕上がりのご連絡をすると
「やっぱないと不便じゃ!」
とおっしゃりながら
すぐに引き取りに来られました
オーナー様の良い相棒なんですね~
長く活躍してくれますように
2023年05月06日
ライダースジャケットのあれこれを修理
こんにちは
今日の広島は一日中雨、雨、雨・・・
ほんま、よー降るわ
では本日の商品です
レディースのライダースジャケット
なかなか見かけない青色の
厚みがある羊革で仕立てられてました
本格的でかっこいいデザインです
そして、今回のご依頼場所はこちら
まだ穴は開いてませんが、結構深い亀裂が入ってます
両袖の内張が大きくほころんでいます
あと、作業中に気づいた不具合なのですが
両袖付け根の背面部分の革に
亀裂が入るなど弱ってきていたので
途中で相談し、追加で作業させていただくことになりました
今回オーナー様のご要望は
出来るだけオリジナルの状態を変えずに直したい
ということだったので
この亀裂部分は裏から薄いナイロンテープを接着して
土台を補強し
表側も接着で塞ぐのみにし、縫製なしで仕上げました
袖付け根の劣化部分は
弱っている部分の裏にナイロンテープを接着して補強した後
その部分を中心に20センチくらいを少しつまんで縫って
亀裂の入ったところが隠れるように仕上げました
実質1センチほどこの部分が縮まったことになりますが
着用には問題のない程度の変化です
袖裏のほころび部分はこの通り
生地がストレッチ素材だったため
これが案外難しく、少し苦戦しましたが
最終的にしっかり縫い留めれてよかったです
ライダースジャケット
革亀裂部分補強1か所
内張ほころび縫い2か所
袖付け根補強縫い2か所 8800円
作業期間 1週間
*今回は1か月お待ちいただきました。
こちらのオーナ様
その後、北海道に移住され
現在、獣害駆除されたエゾ鹿の革で
革ジャンを作成するブランドの立ち上げに
奮闘されてます
仕事柄、また性分的にも気になるブランドなので
今後も興味深く
その動向を見守らせていただきたいと思ってます
興味のある方はこちらをご覧になってみてください
2023年04月22日
布製大型バックの持ち手、内ポケット、マグホックを交換
こんにちは
なんだか昨日今日と広島は風が強いです
その分涼しいというか、
昨日の夜は予想以上に寒かったぁ
今の時期、服装の判断難しいですねぇ
さて、今日の商品はこちらです
個性的な模様の黒い大型バック
ざっくり何でも入って
黒でありながらメッシュ素材が使われていたり
柄が入っていることで個性的な印象の鞄で
オーナー様お気に入りの逸品ということです
ですが、長年のご愛用でこの通り
軽くて容量もあって使い易そうなのですが
使われている素材が一部合皮ということで
持ち手も、マグホックの土台も
劣化してしまっています
あとは内ポケットが小さくて使いづらく
鞄を置いた時に中のものがこぼれることがあるのを
何とかしたいとのこと
最初に、ひねりてとしましては
こちらの鞄に使われている柄の部分の素材が合皮のため
今後いつ劣化でボロボロしてくる
などの不具合が起きるかわからない
ということが気になったので
事前にそのことを説明させていただきました
が、オーナー様はそれでもやはり修理して
出来るだけ長く使いたいとのご要望だったので
あれこれご相談させていただき
以下の内容で受け付けさせていただきました
持ち手交換
マグホック交換(土台付き)
内ポケット交換(右側はスマホが入るサイズにする)
では仕上がりをご覧ください
まずは持ち手ですが
表は鞄の柄素材の質感に似た柔らかい牛革で
裏はアクリルテープを使いました。
これによって費用も抑えられるし
何よりオーナー様がお困りだった
肩にかけたときにすべりやすいという症状が
軽減されることが期待できます
そして長さも元より長くして
オーナー様の使いやすい長さに変えてあります
付け根部分は元通りにしっかり縫いとめてあります
マグホックはオーナー様の選ばれた黒ニッケル色を使い
土台は革を抜いただけでコバ処理なしで仕上げてあるため
ここでも費用を抑えられてます
あとはこの内ポケット
いかがでしょう?
オーナー様、一目ぼれで決められた
ペーズリー模様の黒い生地で作成しましたが
鞄全体の雰囲気にあっていて
さらに素敵に仕上がったと思います
元の内ポケットより深く、幅も広くしてあるので
中に入れたものも簡単には零れ落ちないと思います
大型布製バック
持ち手交換X1
マグホック交換(土台付き)
内ポケット交換 18700円(税込価格)
作業期間 3週間
今回のオーナー様は
ひねりてのブログ記事の中の
菓子の木さんのことを書いた記事から
ひねりてを知ってくださったとのこと
そんなところから繋がるご縁もあるんだなぁと
驚きつつ
改めて菓子の木さんに感謝している
今日この頃です
菓子の木のケーキが食べたくなったなぁ・・・
2023年03月25日
セリーヌショルダーバックの破れ補修
こんにちは
私事ですが、昨日の帰り道は
向かい風が強くて大変でしたぁ
いつもより軽く5分は時間かかったはず
良い運動になったかなぁ・・・?
さて、今日ご紹介の商品はこちらです
新婚旅行で手に入れた思い出の逸品だそうです
そして今回のご依頼場所は
このデザインの影響で劣化が進み始めているこちら
かぶせの両サイドが変形して
特に右側は亀裂が深く入ってきています
一番負荷がかかるところなので致し方ない症状ではありますが
このまま使い続けるとますます悪化するばかり
あともう少しだけ使えたらいいというオーナー様のご要望通り
この劣化部分に新しくデザイン的に革を当てて
補強することにしました
では仕上がりです
元の素材の柄に沿うように
三角の革を当てて仕上げました
before
after
間に入っていた紙芯は
劣化してぽろぽろ崩れてきていたため
作業しにくく
補強の機能も果たしていない状態だったので
作業部分だけ端から1センチほどカットして
作業性を上げ見た目も整えました
セリーヌショルダーバック
かぶせ両端を革で補強 15400円(税込価格)
作業期間 2週間
*今回は2か月お待ちいただきました。
さあ、この鞄とともに思い出も蘇って
今後もますます夫婦円満に過ごしていかれますように
2023年03月18日
ギターストラップの革パーツ交換ほか
こんにちは
ここのところ各地の桜開花情報を耳にし始めましたが
広島もあちこちで桜のつぼみがぷっくりしてます
そろそろ開花しそうです
また、通勤の楽しみが増えます
さて、本日はひねりてでは
ちょっとレア?な商品をご紹介
ギターストラップです
持ち主様6歳の時にプレゼントされた
持ち主様6歳の時にプレゼントされた
18年物の逸品だそうです
6歳?18年?といろいろ気になるワードだらけで
質問攻めにしたいところでしたが
ぐっとこらえて
ご相談に応じさせていただきましたぁ
そんな大切な一品も18年経てば劣化するのも仕方なく
この状態
ということで
いろいろ打合せの結果
以下の内容で受け付けました。
・右側革パーツ交換
黄色いガラス革に白い糸で縫製
穴と切り込みも元と同じように入れる
・左側革パーツのほころび劣化部分を黄色い糸で縫い留め
そして、この穴に専用の金具をとめるということでしたので
参考用に預からせていただきました
では仕上がりご覧ください
いかがですか?
黄色、いいでしょう!ストラップに似合ってますよね!
最初の受付時に色を変えるかお尋ねした時は
元と同じ黒色でご依頼されていたオーナー様ですが
時間と共に冒険心がむくむくとわいてこられたようで
せっかくなので目立つ色に変えたいとのこと
ピンク、青、黄色などいろいろ見て検討された結果
選ばれたのが、このレモンイエロー
ステッチの色はギターにある色の白を選ばれました
そして今回もひねりてのモットーを守り
元より丈夫に仕上げさせていただきました
中には左の黒いベルト芯を入れてあります
ただ、その分元より厚く仕上がり
穴に取り付ける金具がはまるか心配でしたが・・・
ぎりぎりセーフでつけられましたぁ
今回は革切り口のコート仕上げはしてません
もう片方のほころび部分はこんな感じ
黄色いステッチで全体的に統一感が出ました
革パーツ交換X1
ほころび縫いX1 7150円(税込価格)
作業期間 1週間
今回のような冒険は
基本遊びたいタイプのひねりて的には大歓迎でして
ワクワクしながら作業させてもらった上に
仕上がりを見た持ち主様の反応で
さらに元気をいただいちゃいました
ありがとうございました
今回は作業にとりかかるまでに
1か月ほどお待ちいただくことになってしまいましたが
なんとかご使用予定までに間に合わせることが出来て
ほっとしています
あしたがお披露目の日なんだそうですよ
これで気分も技術もアゲアゲで
ご機嫌なひと時が過ごせることを心より願っております
2023年03月11日
シャネル長財布をがっつり修理(後編)
こんにちは
今日、今季初めて鶯のさえずりを聴きました
もうすぐ春ですね~
では前回の続きです
さっそくですが仕上がりをご覧ください
2か所の縁周りをパイピングでカバーして補強してあります
この留めベルトは分解して芯交換
ホック交換(オス)後、再度組み立てて仕上げてあります
中の芯は元のような紙芯ではなく床革を使っているので
より長持ちします
折り曲げ部分の両端の劣化部分は
テーピングだけではカバーしきれないので
こんな仕上げにしました
キルティング状のステッチラインにあわせて
カバーする革をデザイン的に縫い留めて
補強してあります
そして一番心配だったこちらですが・・・
ポケットの内張をすべて取り外し
アイロンをかけ
元の位置に戻して
今後剥がれてこないように
新たに縫い目を入れて固定しました
これで前のように
使用するうちに内張がはがれて、
中に入り込むといったことにはなりません
あとは受付時の予定には入ってませんでしたが
バネホックが2か所とも留まり方が
あまくなってきていたので
こちらからご提案して
追加で交換作業させていただくことになりました。
といいますのも、
今後別の機会に改めて交換するとなると
構造的に大きく分解する必要があり
分解部分の素材の劣化を進める上に費用も高くなるため
今回作業させていただく方が良いと思えたので
作業途中でご連絡し
奨めさせていただいたというわけです
分解しながらクリーナーで汚れを落としつつ作業を進め
仕上がり後にレーダーオイルとレーダーフレーゲで
栄養&つやを与えて表面を保護して仕上げました
シャネル長財布
パイピング取り付け40㎝X2
ベルト芯交換
カード入れ部内張調整固定(縫い留め)
折り曲げ部両端革あて補強
ホック交換X2セット(雄雌1セット)
ミガキ 52800円(税込価格)
作業期間 1~2か月
長らくお待たせしてしまいましたが
仕上がりに満足いただき
笑顔でおかえりいただけて安心しました
今後も長く使用するために
タイピールレーダーフレーゲも購入していかれました
長くなが~く活躍してくれますように・・・
Posted by ひねりて at
16:32
│Comments(0)
│修理(ほころび、革あてなど)│修理(テーピング、パイピング)│修理(アレンジ)│CHANEL(シャネル)│財布│修理(革部品交換、大物修理など
2023年03月04日
シャネル長財布をがっつり修理(前編)
こんにちは
本日は久々に大物修理を2回に分けてご紹介します
商品はこちらのシャネルの長財布
ひねりてリサーチ情報ですが
カンボンラインという2000年代に人気を博したラインだそうです
オーナー様のお気に入りの一品で
20年近くご使用されているとのこと
それだけ使用されていればあちこち不具合が出てくるのは当然で
持ち込まれたときはこんな状態でした
オーナー様曰く
ラムではない丈夫な革の方を奨められて購入した
ということだったので
おそらくカーフではないかと思いますが
それでもよく擦れる場所はこんな感じです
カード入れ部分の内張の接着がすべて剥がれた状態で
カードの出し入れをしているうちにどんどん中に入り込んだようで
下の方がもりもりの状態でした
ベルトはコバコートがはがれて
中の紙芯が見えてますし、ステッチも一部擦り切れてました
オーナー様のご要望は
今後も出来るだけ長く使用していけるように
しっかり修理したいということで
あれこれリスクを説明しつつ相談を重ね
以下の修理をさせていただくことになりました
パイピング取り付け40㎝X2
ベルト芯交換
カード入れ部内張調整固定(縫い留め)
折り曲げ部両端革あて補強
ミガキ
ということで仕上がりは次回にご紹介させていただきますね
最後にちょっとだけ・・・
ひねりて的に一番心配していたこの部分
分解してみたらこんな様子でしたぁ
はたしてひねりては
これをうまく整えられるのでしょうか~?
Posted by ひねりて at
14:52
│Comments(0)
│修理(ほころび、革あてなど)│修理(テーピング、パイピング)│修理(アレンジ)│CHANEL(シャネル)│財布│修理(革部品交換、大物修理など│修理(傷跡メンテナンス、ミガキ他)
2023年02月25日
ウエストポーチの破れ修理
こんにちは
今日の広島は晴れたり曇ったり雨降ったり
と、なんか忙しい・・・
この頃は三寒四温で
春の気配も感じ始めました
さて、本日の商品はこちらのウエストポーチ
グッチの黒色一色で程よい容量のためか
オーナー様曰くとても使いやすいということですが
負荷のかかるこの部分が破れ始めていました
こちらのモデル
今は既に廃盤となり、手に入らないものということもあり
修理して今後も長く使いたいとのこと
ということでこんな修理をしてみました
作業内容はお任せいただけたので
出来るだけ分解しないで出来る方法で作業しました
ストラップと本体を縫い留めてあるところを分解したあと
表から革で敗れた部分を覆って縫い留めることで補強し
再度ストラップと本体を縫い留めてあります
内張は分解せずに作業してあるため
ステッチ跡は出ていますが、使用には問題ありません
あてた革のパイピング側は
パイピング縫製部分に革端を入れ込んで処理してあるため
スッキリ綺麗に仕上がっています
グッチウエストポーチ
ストラップ付け根破れ部革あて補強
(分解2か所) 6600円(税込価格)
作業期間 1週間
*今回は約1ヵ月お待ちいただきました。
こちらの鞄、人気のモデルらしく、
周りの方から譲ってほしいとまで言われることがあるそうです
ひねりて、そういった情報に疎いもので
毎度お客様から教えていただき
勉強させていただいております