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実際にはご来店時点での消費税率で
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・当店は予約制ではありませんので
営業時間内のご都合の良い時に、修理したい商品と
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場合によってはお客様が集ってしまうこともありますが
その際は、携帯電話をお持ちの方には
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2021年07月17日
BREEトートバックをアレンジ
こんにちは
今日はBREEトートバックのアレンジをご紹介します
商品はこちらの大型トートバック
まず一つ目のご要望は
鞄は基本手提げで使うというオーナー様には
この持ち手が長すぎるということで
短くしてほしいとこのと
革の経年劣化により
スエード面から革くずがポロポロと
出てき始めているのが気になるため
内張をつけてほしいとのこと
いろいろ打合せをさせていただいた結果
持ち手は劣化している両端から希望の長さまでカットし
内張は、この鞄の購入時についていた布の巾着を
鞄に合うように加工して取り付けることにし
乾燥が進んでいる革のメンテナンスもすることにしました
では仕上がりです
いかがでしょう?
まずは持ち手ですが
ご希望の長さにするために1本につき
合計30㎝を両端からカットしてあります
元はこんな感じでしなだれていた持ち手が
しっかり自立して、持ちやすくなってます
内張を縫い留めるために天口周りにステッチを入れてますが
他の元からあるステッチに
色、太さ、ピッチを合わせて仕上げたので
なかなかいい感じになじんでいると思います
before after
さて、内張ですが
こちらの布製巾着袋を使っています
仕上がりはこんな感じ
せっかくなので
それっぽくロゴを配置して仕上げたので
まるで元からこうだったように・・・見えませんかね?
特に頼まれていませんでしたが
元からついていたこのナスカン付きストラップも
移動させてみました
何かのお役に立てばうれしいです
サイズ調整はマチのこのタックで調整しました。
最後は鞄全体が
年数の経過したヌメ革にはよく見られる超乾燥状態だったので
レーダーオイルを何層も時間をかけて
塗り重ねることで潤いを与え
レーダーフレーゲクリーム(無色)で
しっかり表面を保護して仕上げました
今後はオーナー様にも
こまめにメンテナンスしていただくことをお願いしてます
BREEトートバックをアレンジ
持ち手カット(両サイドから)合計30㎝X2本
内張アレンジ取り付け
全体メンテナンス 22000円
作業期間 約1ヵ月
*現在は作業に取り掛かるまでに
2~3か月お待ちいただく状況が続いております。
もともとのご希望では
サイズも一回り小さくしたいとのことでしたが
その分の費用がオーナー様の予想以上だったこともあって
一緒にあれこれ相談させていただいた結果のこの形
最終的には仕上がりを一目見て気に入っていただき
サイズもこのままでよかったとおっしゃっていただけました
オーナー様の最初の予定や希望と
内容が変わることはよくあることですが
一番大切なのは最終的に
オーナー様が納得できる内容と仕上がりになること
今回も結果オーライでひねりても嬉しいです
あと、基本脇役の保存巾着に
内張という大役を任される手助けができたのも
個人的には気持ちが良く、嬉しかったことの一つです
Posted by ひねりて at
15:35
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│修理(サイズ調整)│修理(持ち手関連)│修理(アレンジ)│修理(内張り交換)│BREE(ブリー)│鞄│修理(傷跡メンテナンス、ミガキ他)
2020年05月30日
BREEペンケースのアレンジ修理
こんにちは
今日は先日ちらっとお目見えした
BREEのペンケースの修理をご紹介します。
こちらも手帳と同様20年物ということで
端のあちこちに擦れと穴が開いてきていました
中はご覧のようにこんな感じ
使い込んだ証拠ですね
オーナ様の過ごした日々が刻まれてます
本体自体がだいぶん弱ってきていましたが
まだ修理できるものなら修理して使いたい
ということだったので
ひねりてで出来ることをご提案して、
作業内容と革を選んでいただきました
では仕上がりご覧ください
今回、あえて色を変えてカラフルにしました
横から見ると両サイドに深緑
マチ側には桃色を使いました
これを見て
ひねりて勝手に桃太郎を連想してしまいましたが
桜の色合いにも見えるし
みる人によっていろいろな想像を掻き立てる
使うのが楽しくなる仕上がりになったと思います
BREEペンケース
両サイド革部品交換 14000+税円
作業期間 2週間
この作業
思いのほか革の厚みの調整や縫い合わせが難しく
結構苦戦しましたが・・・
結果喜んでいただけて良かったです
2020年05月23日
BREE手帳カバーのペン差しをアレンジ交換
こんにちは、
今日はこちらの商品の修理をご紹介します。
BREEさんのいい感じにあめ色になった手帳カバー
かれこれ20年になろうかという一品です
ただ、一番働き者のこの方はだいぶくたびれてしまってます
経年数にしてはいい状態です
かわいがってもらってるんですね
今回はこのペン差し部分だけ新しく作り変えました
ご覧ください
この機会にちょっと遊んでみようということで
渋めのモスグリーンのオイルレザーで作成してみましたが
いかがでしょう?
いい感じにアクセントになっておしゃれに仕上がりました
内側 表側
土台をうまくまとめられたので
ステッチも裏ずれなく仕上がってます
BREE手帳カバー
ペン差しパーツ交換 3000+税円
作業期間 1週間
今回は
ご依頼されたタイミングで混雑していたことと
もう1点お預かり商品があったため
1ヵ月半ほどお待ちいただくことになりました
そのもう1点については
また後日ご紹介させていただきますね
2019年05月25日
BREE セミショルダーバックの持ち手交換とメンテナンス
こんにちは
今日の商品はこちらです
グレー系のスエード革に
かわいい刺繍が施されたセミショルダーバック
ご依頼場所はこちらの持ち手
本体に縫い留められている部分の革も裂けてきていたので
持ち手を交換することにしました。
では仕上りご覧ください
同じ色合いのスエードは持ち合わせがなかったし
出来るだけ強度も上げたかったので
しぼ入りスムース革のこげ茶を表に
スムース革の紫を裏に使って作成しました
オーナー様のご要望で持ち手部分は
元のようには折り曲げずに仕上げてあります
ステッチは裏側の色に合わせて紫色にしてあります
深い紫色なので、
光の具合によってはあまり目立ちませんが
その隠れたお洒落的な感じが素敵で
オーナー様にも気に入っていただけました
こちらの鞄はBREEさんの商品なんですが
BREEといえばヌメ革製の鞄をイメージするひねりては
初めてお目にかかったデザインです
この刺繍が良く出来ていて
こんな風にステッチで表現できるんだなぁ
と感心してしまいました
良く表現出来てますよねぇ
ウサギや
ハリネズミもかわいいです
せっかくのかわいい刺繍ですので
持ち手の付け根のこの部分も移動させて残しました
before after
あとは、この機会に出来るだけ汚れも落としましょうと
ミガキを引き受けさせていただいたのですが・・・
違い分かりますか?
before after
いい訳ですが
刺繍を傷めずに汚れを落とすのはなかなか困難でして
スプレータイプ、消しゴムタイプ、生ゴム、金ブラシ、砂けしタイプ
とあらゆるクリーナーを駆使してみたのですが・・・
結果こんなまだらな感じの仕上がになりました
でも、折り跡部分が黒ずんでいたところやシミは
ずいぶん目立たなく出来ていますよ
BREE セミショルダーバック
持ち手交換(刺繍部分移動)
全体メンテナンス 24000+税円
サイズ的にしっかり荷物も入りつつ
持ち易そうな一品
これからさらに活躍してくれるでしょうね
そしていつか
青い鳥まで導いてくれるといいなぁ
なんて妄想は膨らみます
2018年06月02日
BREE長財布のバネホックを交換
こんにちは!
今日はひねりての常連さん
BREEの長財布の
これまたおなじみのホック交換をご紹介します
商品はこちらの長財布
バネホックで留まるようになっていまして
仕上がり具合はこんな感じ
そのメス側の方のバネが弱ってきてるようで
ホックが甘くなっている状態でした
なので、今回はこちらのメス側だけを交換します
あんまよく分かりませんよね
この部品を新しく交換しました
交換するにはこの写真上部にあるステッチを
10センチほどほどく必要があります
裏ずれなく仕上げられました
BREE長財布
バネホック(メス側のみ)交換
分解あり 2300+税円
作業期間 1~2日間
この商品のオーナーさんは
これまでも定期的にご依頼いただいている方で
その商品はすべてBREEです
ひねりての見解では
BREE好きの方には修理好きの方が多いようです
ご自分色に染まった革製品
そりゃ長く愛用したいですよね~
ということで、
革製品の不具合でお困りの方は
ひねりて迄どうぞ
さて、先月は
京橋川岸の花の植え替えに行ってきました
植え替えの参加は、
これで3回目のひねりてですが
今回はここを担当させてもらいました
土を柔らかくするために掘り起こしてると
にょろにょろとミミズさんが数匹出てきて、
少々ひるみましたが
彼らは良い土には欠かせない存在
傷つけないようにそ~っと土のお布団を掛けときました
「この会に参加するまでは、こんな対応できなかったよなぁ」と
我ながら少し成長を実感できた瞬間でした
また川岸の散歩の楽しみが増えたなぁ
2018年03月10日
BREEの馬蹄型小銭入れを修理
こんにちは、昨日の広島市内は
一日中風が暴れまわってましたけど
全国的にも天候が荒れた一日だったようですね・・・
桜の開花が待ち遠しいな~
さて、今日はBREEの馬蹄型小銭入れの
こんな修理をご紹介します
商品はこちらの小銭入れ
持ち主様の奥様からのプレゼントだそうです
何年物と言われていたかなぁ?
この機会にちょっと気分を変えてみたい
何年物と言われていたかなぁ?
20~30年物だったと思いますが
それだけ使用されていたらこうなるのは仕方ないですねぇ
一番摩擦の多い劣化しやすい部分だけに
だいぶん脇から朽ちてきています
奥様からのプレゼントという事もあり
出来るだけ修理して使いたいというご希望に沿って
こんな感じに修理してみました
この機会にちょっと気分を変えてみたい
という持ち主様が選んだのは、トーン押さえめの赤い革
ヌメに合うナチュラルな仕上げの革なので
いい感じに馴染んでます
修理前
両脇はミシンでは縫えないので
手縫いで仕上げてありますよ
BREE馬蹄型小銭入れ
劣化部に革でカバー 6000+税円
作業期間 3~4日間
これで益々
奥様との絆も深まってくれる事と期待してます
使い込むほどに愛着の増す革製品
修理でオリジナル度も上げて
さらに手放せない一品に育てていくというのも
楽しい使い方ですね
2017年08月08日
BREEのショルダーを思いっきりリメイク!
さあ今日は久々に修理をご紹介しましょう!
商品はこちらのBREEのショルダーバック
後ろ姿
マチの底部分
入り口から見て
内張りとストラップの付け根部分 内ポケットの入り口部分
と、長年持ち主さまの通勤のお供をし続けて
このように疲労困憊なご様子でした
で、今回も見積期間を頂き
その間、持ち主様にも
具体的なリメイクのイメージをしておいてもらって
再度打ち合わせの時間を頂いて
以下のように再生させていただきました。
元のマチは取り外し、
胴体は弱っていた天口部分4㎝ほどと、
マチとの継ぎ目周辺を整える程度カットして
気持ち横長で
気持ちマチのあるA4サイズほどの袋を作りました
ストラップも弱っている部分をカットして
内側を補強したものを
袋本体に対角線に縫い留めて仕上げました。
元よりずいぶん短くなりましたが、
その辺は受付時に了承済です
内張りはすべて外して内張りなしの仕上げにし、
本体に直接内ポケットを縫い付けたので
背面にはステッチが出ています
内張りに縫い留められていたストラップは
新たに元より5センチほど長く作成して
元の位置より入り口に近く
より頑丈な場所に取り付けました。
元はストラップを直接縫い留めてありましたが
今回はひねりての判断で
根ももを作成して取り付けました。
こうすることで、
ストラップの動きによる土台の劣化を抑えることが出来ます
すべてが新品の鞄の場合は不要な心配でしょうが
使い込んだ土台の革と
元より丈夫に作った新しい革との強度のバランスを考えると
この方法がベストだと思います
持ち主様のご希望により
元より入り口付近にストラップの付け根を持ってくることで
ストラップの先に取り付けたカギを
すぐにひっぱり出せるように出来ました
ひねりても鞄の中でカギを探し回るのが嫌で
同じような機能のキーホルダーを作って愛用してますので
オーナー様のお気持ちはすぐに理解できました
BREEショルダーバックのリメイク 30000+税円
作業期間 1か月
身につけていらっしゃる天然素材とそのお人柄から
透明感と風を感じる素敵な方です
今回の仕上がりにも喜んでくださり
その場で荷物を入れて使い始めてくださいました
修理者冥利に尽きる反応に感謝です
そして
「私が一番おいしいと思うバターケーキなんです」
とこんなものまで手土産に持ってきてくださいました
ひねりて、この時その存在を初めて知りましたが
あとで調べてみると
おいしいと有名なお店なんですねー
実際とっても美味しかったです
「そんなぁ、仕事なんですから、
こんなことしていただかなくてもいいのに・・・」
という手は既にバターケーキの袋に伸びておりました
知らないなりにも
くいしんぼのアンテナが
美味しいものに反応してたんですね
Kさま
嬉しい反応と
美味しいサプライズを
どうもありがとうございました
この鞄がKさまのこれからの通勤時間を
楽しく快適なものにしてくれるよう願っております
2016年03月19日
BREE ヌメ革パイピングの部分補修
こんにちは
今日はご依頼率の高いBREEさんの商品で
これまたご依頼の多い内容でもある
パイピング破れ部分の補修をご紹介しましょう
ご覧のとおり、前側の左コーナー部分が破れていて
中のパイプが見えていますね
他の角3箇所は破れてはいませんが、
大分摩耗して革が薄くなっていました
角以外はまだ元気な状態ですし
このパイピングをすべて交換するとなると
鞄を大きく分解してかなり大がかりな修理になり
高額になってしまいますので
今回は底のコーナー4か所のパイピングを
部分的に補強修理することになりました
では仕上がりをご覧ください
端の方は薄く加工したうえで
それぞれ角のパイピング部分に
上から接着してカバーしました!
革用の強力なボンドでしっかり接着してますし
端は縫い目の間から入れ込んで
しっかり包み込んでありますので
少々の事では剥がれてこない仕上がりになっております。
修理個所には
出来るだけ焼けているヌメ革を使用してますが
それでもまだ元の革との色の違いはあります
ただ、これもワックスやクリームなどでメンテナンスしつつ
日々使用していくことでどんどん焼けていき
周りの革とうまく馴染んでくれるようになりますので
気にならなくなりますよ
BREE手提げかばん
底コーナーパイピング部分修理4か所 10000+税
お預かり期間 2週間
こちらの鞄
だいぶん乾燥が進んでおりましたので
レーダーオイルを数回重ねて栄養を与え
最後にレーダーフレーゲクリームで
蓋をするようなイメージで
全体をコーティングして仕上げました。
乾燥で白っぽくなっていたものが
綺麗なあめ色に戻り
艶も出て元気になりました
オーナー様にも仕上がりを喜んでいただけて良かったです
昨日の昼ごろ
昨日の昼ごろ
雨の中用事をしに出かけたのですが、
そのとき
こんな春を見つけました
雨音以外のかわいらしい音が「チチッ、ピチピチッ」と
どこからか聞こえてくるなぁと見上げると
エナガやコゲラたちが
この花の蜜を吸いにたくさん集まってました
これはたぶんコブシの花だと思います
で、あわてつつもそ~っとシャッターを切ってたんですが
薄暗い中でなかなかうまくピントとアングルを合わせられず
もたもたしてたもんだから
みんなさっさと逃げてしまい
かろうじてとらえることが出来たのがこちら・・・
コゲラです
逆光で切り絵みたいですけどねぇ・・・
春ですねぇ
2014年11月29日
BREE折財布 全体アレンジ補強修理 その2
お待たせしました
交換した内張りのひとつです、けっこう形がゆがんでしまってました。
ここも元通りに縫うだけではちょっと不安を感じるくらい
まずは仕上がりを詳しく見ていただきましょうか
表から見て長方形の4辺すべての端の革が
再使用不可能なぐらい劣化していたり裂けていたりしたので
新しいヌメのテープでカバーしました
表面の折り曲げ部分の両端がかなり劣化していましたので
そこには思い切って新しいヌメで半円状にカバーしました
お札入れの内張りはすべて乾燥しきっていて
分解のために触るだけで裂けたり破れたりするくらい劣化していたため
全部新しく交換しました
これだけ変形してると組み立て直す時にとてもやりにくく、
きれいにいい状態にしにくいため
交換することにしてよかったと思います
もちろん使えるパーツは使ってますよ
札入れ入口のこの革テープもそのひとつ
ただ、元は接着だけで仕上がっていた部分ですが
出来るだけ丈夫にするために縫い留めてあります
良く力がかかりがちなところで弱っているなと感じた部分には
革をあてて補強したうえで組み立てました
使用するたびに負荷がかかる部分
こんな風に仕上げてみました
BREE折財布、全体サイズカットアレンジ
テーピング取り付けー表全周、札入れ仕切り入り口1か所、底中央1か所
革あて補強ー大2か所、小2か所
内張り交換3か所
旧パーツ劣化部補強処置数か所 31200+税 円
お預かり期間 約1か月半
今回のお修理は作業しながら、
革だけでなく生地素材が予想以上に劣化していることに気づき
途中でオーナー様に相談しながら作業を追加しつつ
時間をかけて完成させていったものです
受付時に商品を拝見する際、
たいてい革の劣化には注意深く目を行き渡らせるようにしておりますが、
それと同じくらい生地の劣化にも注意する必要がある
ということをあらためて実感させていただきました
まだまだ奥が深いですねぇ・・・修理
がんばりますっ!
最終的には、オーナー様に喜んでいただけたので、よかったです
これからさらにこのお財布を相棒にご家族との思い出を
重ねていっていただければいいなぁなんて思っております
2014年11月15日
BREE折財布 全体アレンジ補強修理 その1
今日は久々に大掛かりな修理をご紹介しましょうね
商品はこちら、BREEさん出身の折財布です
ヌメ革の飴色が
オーナー様と過ごされた年月を物語ってますねぇ
このお財布、
良く見るとすでにあちこち治療が施されてました
この治療跡を拝見するだけでも
オーナー様の思い入れの深さが伝わりますよねぇ
すばらしいっ
オーナー様曰く
「かなり傷んでしまっているけれども、
使い馴染んで気に入っているので
ある程度料金がかかっても
出来るだけ修理で直して、より長く使えるようにしたい。」とのこと
さらにお話を伺ううちに、
奥様からの贈り物だということが判明
なるほど~と納得しながら
素敵なご依頼だなとうれしく思いました
正直に言いますと
確かにかなり劣化が進んでます
ほら、ここもこんな感じだし
なので、このお財布の修理には
全分解をするような、かなり大がかりな作業が必要で
それだけ料金も高額になるということをお伝えしたところ
それでも検討したいという姿勢でいらっしゃったので
まずは1週間ほどお時間を頂いて
良く状態を確認したうえで、
よりベストと思える見積を考えさせていただくことにしました。
・・・そして1週間後
あれこれ予想されるリスクを説明しつつ、
熟考してひねりだしたお見積をご提案した結果
この大修理をご依頼していただくこととなりました
とりあえず仕上がりだけご紹介しておきましょうね
詳しい修理内容と経過、
そしてオーナー様の感想については
また次回ご紹介します
どうぞお楽しみに