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身近なものを修理して使用する楽しさをお伝えするために
公開しております。
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「ひねりてからのおことわり」の内容にご了承の上
ご来店ください。
・ブログ内で、過去に修理した作業内容や価格
納期などをご紹介しておりますが
同じ修理内容でも対象商品の状態や仕上げ方などによって
価格や納期は変わります。
あくまで目安として
参考にしていただくために公開しておりますので
予めご了承ください。
・2014年4月より前の記事では
その当時の消費税率5%で価格表示してありますが
実際にはご来店時点での消費税率で
対応させていただくこととなります。
・当店は予約制ではありませんので
営業時間内のご都合の良い時に、修理したい商品と
どんな修理にしたいかという構想を持って
ご来店ください。
場合によってはお客様が集ってしまうこともありますが
その際は、携帯電話をお持ちの方には
店外で他の用事などをしてお待ちいただき
受付の順番になったら、ご連絡させて頂いております。
2021年12月04日
TUMI書類鞄の持ち手革カバー交換
こんにちは
今日の商品はこちらです
紳士物の書類鞄としておなじみの
TUMIのカバンです
ですが、この色合いとデザインのタイプは
はじめてお目にかかるものでした
オーナー様が日々頑張ってらっしゃる証ですね
ただ、今回は今までになかったデザインで
このパーツをどうするか相談させてもらい
特になくてもデザイン的にも強度的にも問題ないという判断で
今回はこのパーツの移動も新たな作成もしないことにしました
というとこで仕上がりをご覧ください
革はこげ茶色のオイルレザーで
丈夫で持ち心地の良いものに仕上げられました
TUMI書類鞄
持ち手革カバー交換
(両サイドパーツ省いたデザインに変更) 15400円(税込価格)
作業期間 約2週間
今回この持ち主様の場合
日々使用されている鞄のため
出来るだけお預かり期間を短くしたいということで
8月中旬に一旦予約という形で受け付けさせていただき
その後10月末に持ち込んでいただいてから
2週間後に納品という形をとらせていただきました
同じような方法をご希望の方がいらっしゃいましたら
遠慮なくご相談くださいませ
2020年10月03日
TUMIブリーフケース根モモ補強縫い
こんにちは
昨日は満月綺麗でしたね
大好きな季節に本日もご機嫌です
では今日の商品
TUMIのブリーフケースです。
ひねりてではもうお馴染みの常連さんですね
それだけ修理してでも長く愛用したいと思えるくらい
TUMIファンの方が多いという証でもあるし
適時修理すれば長く使用できるくらい
耐久性のある商品ということでもあると思います
今回のご依頼場所はこちら
土台の生地もほころんで
革も一部破れかけています
反対側はまだ大丈夫ですが
ちょっと糸が弱って不安定な感じでした
ということで、
今回は分解なしで裏に貫通させて
元にない部分にも縫い目を入れることで
しっかり丈夫に固定しました!
before
after
反対側も同じようにしっかり補強してあります!
before
TUMI根モモ補強縫い(裏貫通仕上げ)
2か所 2500+税円
作業期間 3~4日間
こちらのカバン
内側に厚いスポンジが入ったタイプだったため
ミシンで縫えるぎりぎりの厚みとなりましたが
なんとか縫い留めることができました!
同じような修理でも鞄の構造、土台の厚みによっては
同じように貫通して仕上げることができない場合もありますので
まずは状態を確認させてくださいませ
尚、現在大きなご依頼などが集中してまして
納期が通常より1ヵ月以上かかる状態となっておりますので
その点、どうぞご理解の上
ご利用いただきますようお願い申し上げます
2019年08月17日
TUMIレザーブリーフケースの持ち手革カバー交換
こんにちは
ご心配おかけしておりましたが
ひねりては、台風の影響もなく
昨日より元気に営業しております!
さて、本日の商品は
お馴染みのTUMI製ブリーフケース!?
お馴染なようで実はこちら、総革製
形は良く見かけるタイプと似てますが
革ならではの上質感漂う一品です
今回のご依頼場所もこれまた同様に
こちらの持ち手
カバー部分が劣化してひび割れてきています
このカバー部分も
これまでご依頼いただいたものとちょっと違っていて
これまでこのタイプは仕上げ方がコバ仕上げだったのですが
へりかえし処理の仕上げになっていました
では仕上りご覧ください
質感つや感の近い革をご用意してありますので
今回もいい感じに馴染ませることが出来ました
TUMIブリーフケース、レザー製
持ち手革カバー交換(全長25.5㎝) 14000+税円
作業期間 1~2週間
持ち主様曰く
だいたい5年ほど使い続けたカバンという事でしたが
ご自身でも時々お手入れをされていらっしゃる
という事もあって
持ち手部分以外は状態も良く
いい感じにエイジングされてきていましたので
これからもさらに5年10年・・・と
共に歩んでいってほしいなと思っております
今月は通常と異なり
毎週日曜、月曜を
お休みいただいておりますので
どうぞご注意くださいませ
2018年03月17日
TUMI持ち手革カバー(大)交換
こんにちは
TUMIのブリーフケースの持ち手革カバー交換について
少し追加のご紹介をします
先日、ちょうど働き盛りといった感じの
スーツをパリッと着こなされた紳士が持ち込まれた鞄は
2点ともTUMIさんの物でした
どちらも何回か他の修理屋さんで革を交換しながら
使い続けているお気に入りだそうです
海外で修理されたこともあるとのこと
へ~!!どっちの鞄だろう?などと思いながら
分解を進めてみると・・・
と思えるくらい綺麗な作業が施されていて
これはひねりても負けてはいられないぞと
気を引き締め直して取り組ませていただきました
これまでもたくさん
同じデザインの持ち手の革カバーを
交換させていただいているのですが
見た目は同じようでも、サイズは大小いろいろありまして
今回のタイプが一番サイズが大きかったです
なので、サイズによって
2段階の料金設定をさせていただいております
全長23センチ以下 6000+税円/1本
全長23センチ超 7000+税円/1本
で、今回の鞄は
こちらは全長25.5㎝
TUMI持ち手革カバー交換 4本 28000+税円
(23センチ超)
作業期間 2週間
さてこの鞄さん達
次はどのお国の修理屋さんを
訪ねることになるんでしょうねぇ・・・
などと勝手に妄想は広がります
次の職人さんに恥ずかしくない仕上がりに
出来てるかなぁ?
2016年12月17日
TUMIショルダーストラップ肩当ての裏を革に交換
こんにちは、
今日はひねりてにご依頼頂く商品の中でよくお見かけするメーカー、
TUMIさんの修理を紹介します
商品はこちらのショルダーストラップ
え~!どこが悪いの?って感じですよね~
はい、こちらです
裏側がヌバック調の合成素材で出来ており
この通り劣化してポロポロと表皮がはがれてきてます
これでは洋服について困るので
「この部分を新しく交換してほしい。」
というのが持ち主様のご要望でした
なのでこの素材をより丈夫な革に交換することにしました
それでは分解しましょう
パッと見にナイロンテープは中でつながっているのかと思ってましたが
途切れてましたね~
日々修理をする中で、分解作業をするたびに
こんな風に新たな発見があるのは面白いですし
こういった経験がひねりてのいい肥やしになっているな
とつくづく感じております
それでは仕上がりをご覧ください
こんな感じで見た目は元と変わらないと思います
今回持ち主様のご希望で
牛革の起毛していないスムース面を使って仕上げました
起毛面を使った場合のメリットは
すべり止めの効果があって、肩からずり落ちにくいという点で
元の素材はその起毛タイプの合成素材が使われてました。
で、今回のようなスムース面を使った場合のメリットは
色移りの可能性がかなり低くなるということです。
革はその特徴として多かれ少なかれ色移りの可能性はあります
ただ、起毛面はその確率がかなり高いのに対して
スムース面は染加工後の仕上げ加工の効果もあって
かなり確率は低くなっています
使用する方が冬だけ使用して、上着はどれも濃い色
ということであれば起毛革でも問題はないように思いますが
汗をかく暑い夏にも使用するということとなると
スムース面を選んだほうが良いと思います
ということでこういう仕上がりになりました
TUMIショルダーストラップ肩当て裏交換 6000+税円
お預かり期間 1週間
あ、言い忘れてましたが
革の場合のメリットとして
今回の合成素材のようにポロポロベタベタにはならず
長持ちします
これが一番の長所ですかね~
*革でも表面の加工具合によっては一部上記症状になる場合もあります
もう今年もあとわずか
大掃除しながら見つけてしまった眠れる革製品
ありませんか?
この機会に
蓋をせず、甦らせてあげてください
これからご依頼いただく商品は、内容によっては
年明けの仕上がりになる可能性もございますので
その点を踏まえて予定を立ててみてくださいませ
2016年02月06日
TUMIブリーフケース 持ち手革カバー交換
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それだけ多くの方に持たれている人気の鞄なのでしょうねぇ
あと、「革部分は劣化してしまっても
あと、「革部分は劣化してしまっても
ほかの部分がまだまだ丈夫で使いやすいから
修理してでも使っていきたい」と
持ち主様が思っている証拠なのではないかと思います
そこで今日はまたまた同じ修理をご紹介することにしました
ただ、すこ~し何かが違います
そうですこちらのデザインがちょっと以前とは違うんですねぇ
では早速仕上がりをお見せしましょう
前回、かなり元の革と風合の近いもので作業できたことに
感動したエピソードを書かせていただいてますが
今回は前回とは違う革を使用しました
前回の革よりすこし厚みと張りがあるタイプで
今回の仕上げ方には向いていますし
質感も交換前の革と同じように近いものだったので、
この革を選びましたが
いかがでしょう?
TUMIブリーフケース
持ち手革カバー交換(コバ処理ありタイプ)2本 12000+税
お預かり期間 2週間
これもまた持ち主様のもとでせっせと働いてくれることでしょう
そして本日も
前回ご紹介したタイプの持ち手カバー交換のご依頼がありました
Mさまありがとうございます
出来るだけ持ち易く
より長く使えるように修理させていただきますので
今しばらくお待ちくださいませ
さて最後に
本日通勤中に出会った方々で
本日通勤中に出会った方々で
少しほっこりしていただきましょうか
カモさんがお休み中でした
毛並が気持ちよさそうな猫
人に慣れているらしく
ひねりてがもたもたしながら撮るのを
じ~っとがまん強く待っててくれました ありがとう!
たぶんツグミ
今日も寒かったのでふっくらしてて余計かわいく見えましたよ
では皆さま良い週末をお過ごしくださいませ
2014年11月08日
TUMI書類鞄 持ち手革カバー交換
今日は
ビジネスシーンでよくお見かけするTUMIの書類鞄です
今回の鞄はマチがしっかりあるのでかなりの容量があります
これに書類をたっぷり入れたら、相当重そうですねぇ
オーナー様曰く8年ほどご使用されたものだそうですが
そんな年月は感じさせないほど
状態はしっかりしていて、まだまだ十分使えそうです
・・・この部分以外は
たいていどんな鞄も
常に手で触れて荷重がかかり続ける持ち手が
一番劣化しやすい部分です。
8年間これだけの大きさに入る荷重を支え続けたのですから、
これは当然の状態だと思います、
オーナー様も鞄も良くがんばった結果ですね
修理方法としては
この革部分を取り外して縫い直すだけでも持てなくはないですが、
劣化状況からも想像できますように
この革カバーがあることでずいぶん持ちやすく
手への負担を軽減させることが出来ている
結構重要な役割を担ってる部品と思われます
何よりカバーがあったことで
持ち手本体のナイロンテープは全く傷んでないわけですから
この革カバーを交換しながらご使用されるのが
今後もより長く快適にご愛用いただくために
一番いい方法でしょうね
ということで、交換しましたよ
持ち手の下にあるのはショルダーストラップの肩当て部分です。
こちらは劣化してなかったので、ご購入時からのものですが、
いかがですか?革の感じがとっても似てると思いませんか?
そうなんです、たまたまですが当店にある革の中に
質感、色合い、艶かげんともにそっくりな革があったのです。
正直感動しましたぁ
黒い革と言っても色々で、
色合いが赤や青、黄、緑、がかったもの
つやあり、なし
しぼあり、なし
きめが粗い、細かい
などなど・・・
それこそ天然ならではの特徴として全く同じものはないと言えます
そんな中での今回の偶然の出会いは
ひねりて的に大変うれしいものでした
もちろん少々違う質感や色合いのものでも、
十分見た目はわからない程度に仕上げられますが
これだけそっくりな革で作業すると
まったくと言っていいほど分からない仕上がりになってくれちゃうんです
すみません、自画自賛しちゃいました
持ち手革カバー交換X2 12000+税 円
お預かり期間 約2週間
正直、今回のことは
お客様にはわかりにくいかなり地味な点でして
作業者が勝手に盛り上がって喜んでたことなんですが
この仕上がりにはオーナー様も喜んでくださいました
おそらくひねりてと同じ目線では無いでしょうが
なにはともあれ、お客様に喜んでいただけることが
ひねりての一番の喜びです