› ひねりてのお直ししまSHOW › 2017年01月28日
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実際にはご来店時点での消費税率で
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・当店は予約制ではありませんので
営業時間内のご都合の良い時に、修理したい商品と
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場合によってはお客様が集ってしまうこともありますが
その際は、携帯電話をお持ちの方には
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受付の順番になったら、ご連絡させて頂いております。
2017年01月28日
TANNER KROLLE ブリーフケースのマチ破れを修理
こんにちは、今日はイギリスの老舗ブランド
TANNER KROLLE の紳士鞄の修理をご紹介します。
肉厚のブライドルレザーで仕立て上げられた
鞄全体が経年劣化しているため
川沿いの公園では梅の花が咲き始めてました
上質な艶を放つブリーフケースです
一見頑丈で穴が開くなど考えられない鞄ではありますが
時の流れによる劣化には逆らえず・・・
おそらく乾燥が進んだ状況で、
ある程度の力が加わったのでしょうね
ステッチ部分が切り取り線の働きをして、見事に破れてしまってます
一番酷使され負荷のかかる持ち手のこの部分も
このような状態です
まずは鞄全体をじっくり点検させていただき
こちらの鞄の劣化状態から予想される今後の不具合や
ひねりてで可能な修理方法
修理以後の再発等のリスクを説明させていただき
オーナー様が決断されたご依頼内容で作業した仕上がりが
こちらです
ある程度細かいことはひねりてにお任せいただきましたが
破れている裏からナイロン芯と
オリジナルに近い色合いの革で補強をして縫い留めました
表に新たに縫い目を出すことは事前に説明して
ご了承いただいてます
マチ側 背面側
内側から見るとこんな感じです
まずは強度を一番に重視したうえで
見た目にも配慮したつもりですが
表にはっきりステッチが出ている以上
修理したことは明らかにわかるような仕上がりではあります
ただ、今回の鞄の構造やデザインと劣化状況などから考えると
これがベストかなとも思っております
あとは持ち手部分ですが
剥がれているところだけ接着させていただきました。
これはあくまで一時的な簡易修理で
鞄自体の重量もしっかりあるため
いつちぎれてもおかしくない状態ではありましたが
これを頑丈に修理する方法としては
持ち手の作り直しをするしかありません
この持ち手のデザインがまた個性的で堅牢な構造のため
かなり高額になってしまうということで
最終的なオーナー様の判断は
簡易修理で様子を見るということとなりました
TANNER KROLLE ブリーフケース
左マチ破れ部革あて補強
持ち手右根部分接着 10000+税円
作業期間 約2週間
タナ―クロールとまるでよく知っているかのように書いておりますが
実はひねりて、今回持ち込まれて初めて知ったブランドでした。
毎度毎度お恥ずかしい限りですが
こうやってお客様に育てていただいていることに感謝しております
そしてこのブランドについて調べるうちに
もしかして!?と思いついて過去の写真を探してみると・・・・
ありましたぁ
タナ―クロールの棒屋根型バックです!
ブランドについては無知なひねりてではありますが
この鞄の仕立ての良さに感じるものがあったのでしょうか
いま改めて見ても素晴らしい仕上がりだと思います
今年の東京出張で久しぶりに会いに行ってこようかなぁ・・・
と思わされたちょっとご縁を感じる鞄です
さてさて
最近恒例?の、野鳥写真展です~
メジロ
今回みなさんサービスよくって、
結構な近さで撮らせてもらえましたよ
寒い冬ならではのぷっくりかわいい様子がよく分かります
そしてこれは・・・
え?見たことない!と歓喜の緊張が走りつつも
逃げられないよう慎重に写真を撮り
しばらく観察してみました
10メートル位の距離をとりつつも逃げきることなく
鳥さんもひねりてを観察している様子
じ~っとみてるうちに、これはもしかして!
と思ったら、やはりそうでした
モズのメスです
ひねりては今回初めて出会ったし
かなり近い距離で眺めることが出来てテンションあがりました~
このモズ、ひねりてに警戒しつつも
ある程度の距離を保ってさえいれば逃げる様子もなかったため
出勤前で無ければもっと眺めていたかったですね~
そして
春はもうそこまで来てる・・・のかなぁ・・・