› ひねりてのお直ししまSHOW › 2019年01月26日
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2019年01月26日
GUCCI トートバックの持ち手をアレンジ交換&底角破れの修理
こんにちは!
雪ですねぇ、広島市内は初雪かな?
これでこそ冬、好きな季節です
さあ、今日の商品はこちらです
あら?デジャヴ?と思った方
いえいえ、先週と同じ種類の鞄なんですよ
そして、持ち主さまは別の方です
最初にこの鞄がご依頼いただいていて
1週間もしないうちに
先週ご紹介した鞄が持ち込まれた時には
ひねりても驚きましたが
これが結構ひねりてあるあるでして
なぜか同じ種類の鞄が同じ時期に集うことが
よくあるんですよねぇ
鞄同士が呼び合うんでしょうか・・・?謎です
とにかくこういう時は、
修理内容や引き渡す方を間違えないようにと
結構気を使います
さて、余談はこの辺にして
今回のご依頼場所はこちらの持ち手部分
持つ部分を中心にして全体に劣化してきていますが
この付け根部分の革が折れて
首の革一枚状態になっています
後もう一つ、ちょっとわかりにくいですが
底の4隅の穴あき部分です
ご依頼主様と相談の結果
持ち手は新しい革で交換して
底の部分は、穴が隠れるところまで詰めて
余分はカットして仕上げることにしました
で、仕上がったのがこちら
光の加減で違って見えはしますが
元の革色に近い濃茶で作成してあるので
いい感じに馴染んでいます
そして、密かに見える裏の革は・・・濃い紫色
ちら見えする感じがお洒落ですよね
オーソドックスに見せておいて、
隠れたところに少し個性を出す感じ
ひねりても嫌いじゃありません
土台の長方形の革は元の革と糸で
その上に新しい持ち手を縫い付けてあります
持ち手のステッチの色を
元の色合いに近いものでご用意できたこともあって
これまたしっかりマッチしてると思うんですが
いかがでしょう?
左が新しい持ち手で右が元の持ち手です
底の穴あき部分は約1センチほど詰めて仕上げました
この作業によって、変わる鞄のサイズについて
厳密にいうと
マチが2センチほど幅広になって
丈が1センチ短く
横幅が2センチ狭くなっていますが
たぶんパッと見分からない程度の違いです
内側は、ひねりてでご用意できる
布テープで仕上げたので
明るい茶色になっています
GGプラスハンドバック
持ち手交換
底マチ詰め両サイド 23000+税円
作業期間 2~3週間
この鞄は
持ち込まれた方がお母様にプレゼントされたもので
使い込んで傷んでいたものを
再度その息子さんが修理に持ってこられたという
家族愛感じるご依頼でした
プレゼントしたものを
修理が必要なくらい使い込んでもらえるというのは
送りがいのある、嬉しいことですよね
また蘇らせて、
改めてプレゼントしたくなる気持ちもよく分かります
今回、使用する革を選ぶ際
堅実なお仕事に従事されるお母様には
出来るだけ元と同じオーソドックスな仕上げが良いだろうと
表革には元に近い色を選ばれていましたが
裏革に紫を選ばれたのは、
依頼された息子さんの遊び心を入れた感じでした
今頃お母様は
息子さんからの2度目の贈り物を
大切な相棒として
毎日連れまわしてくれてることでしょうね