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2012年09月07日

イタリア製鞄、根もも土台補強 その2

お待たせしました、前回の続きですicon103




根ももを縫いとめる箇所の裏側に、

ナイロンテープを貼った革をしっかり接着します。




















さあ、後は縫いとめるだけです!

根ももにはステッチが入っていましたが、

そのまま重ねて縫うと、スムーズに縫いにくく見た目も悪いので、

すべてほどいてありますicon146



ここからは響(八方ミシン)の出番です!

この作業は剛(腕ミシン)ではできませんface03

どうしてかは以下の工程を見ていただければお分かりになると思います。




 まず縫いはじめです、

 ここは特に問題なく

 進めます。







 ここにまで来たら、

 送りをくるっと90度

 左に回転させます。







と、ここで「送り」がひねり金具を通す口型の金具にあたって、

うまく送れなくなってしまいましたicon11



じゃあ「送り」を外してしまいましょうicon37











この方法、ミシンメーカーさんはまず勧めないであろう裏技ですicon10

いろいろ長所短所、注意事項、リスク等々を承知の上

あえて行う作業ですので、

よい子のみなさまは決して真似をしないでくださいませ。m( _ _ )m




 「送り」の代わりは

 親指が行います。

 この親指で、

 針の根元を

 押さえながら

 縫い進みます。



 ここまで来たら、

 「送り」をつけて、

 後ろ方向に

 角度を変えながら

 縫い進めます。



 

 ここも「送り」を回して

 縫いはじめの

 位置まで

 一気に縫います!







最後に縫い始めの

ラインに重ねて縫って

糸の始末をしたら

完成ですicon12





 表側

 元の縫い穴通り

 縫っているので、

 違和感ない

 仕上がりです。




 裏側

 この通り、

 糸も抜けないように

 玉止め後、

 接着してあります。



 

 本体側についていた

 パーツを取り除いて

 作業したので、

 横から見ても

 綺麗です。




補強のためにひねり金具に通してある革も一緒に

本体へ縫いとめてあるので、かなり強度はあげられていますicon21




最後に分解していた内貼りを縫いもどして完成です!




全体の見た目はこんな感じ







裏のあて革の跡が表に少し響いてしまってますが、

今回は強度を上げることを重視して、

あえてこの方法にしましたicon23



これで重い荷物も安心して詰め込むことができますicon166



あとは、

持ち主様のもとでしっかり活躍してくれることを願ってますicon96



根もも土台補強取り付け 4か所
内貼り分解あり                    10500円

納期                           1週間





以上の内容から、

八方ミシンがひねりてで、いかに重要な役割を果たしてくれるか

お分かりいただけたのではないでしょうか?




今回のような柔らかい鞄であれば、

腕ミシンで出来なくもありませんが、

芯の入った固い鞄の場合は不可能ですし、

今回も金具に送りがあたるようなデザインだったので、

腕ミシンでは不可能でした。

ということは、手縫いで対応しなければならず、

その分作業代金もupですicon14



ですから、お客様にもひねりてにも八方ミシンは欠かせません。

これからも響を大切にして、仲良くやっていきますねface01


 

 




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