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ご来店ください。
・ブログ内で、過去に修理した作業内容や価格
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同じ修理内容でも対象商品の状態や仕上げ方などによって
価格や納期は変わります。
あくまで目安として
参考にしていただくために公開しておりますので
予めご了承ください。
・2014年4月より前の記事では
その当時の消費税率5%で価格表示してありますが
実際にはご来店時点での消費税率で
対応させていただくこととなります。
・当店は予約制ではありませんので
営業時間内のご都合の良い時に、修理したい商品と
どんな修理にしたいかという構想を持って
ご来店ください。
場合によってはお客様が集ってしまうこともありますが
その際は、携帯電話をお持ちの方には
店外で他の用事などをしてお待ちいただき
受付の順番になったら、ご連絡させて頂いております。
2023年12月02日
リュックの合皮持ち手に革でカバー
こんにちは
今日の商品はこちらのリュックです
そしてご依頼場所はこちら
全体的にはナイロンの生地が使われているのですが
部分的に合皮が使ってあって
使用頻度の高い持ち手部分がこの状態
さすがにこのままでは見た目が悪いし持ちにくいので
出来るだけ費用を抑える方法で修理できないか
とのご相談
今回はこの持ち手の上に革を巻いて縫い留めることにしました
では仕上がりです
いかがでしょう?
革は元の合皮とつや感の近いものを選んでいます
巻きつけた革の端は切ったままでコートはしてありません
両端部分のカバーと縫製がどこまで出来るかは
作業してみないとわからないという前提で受け付けましたが
鞄本体が柔軟だったお陰で
予想以上に端まできれいに処理することが出来ました
リュック
持ち手に革でカバー
(分解なし) 7700円(税込価格)
作業期間 約1週間
持ち手以外は目立った傷みもなく
軽くて使い易そうなリュックでしたので
また長く活躍してくれそうですね
2023年10月14日
カルティエのセカンドバックをショルダーバックにアレンジ
こんにちは
明日からひねりては5年ぶりの大阪出張
久々すぎて準備にあたふたしておりますが
出発前にやるべきことはやらねば!
ということで、本日ご紹介の商品です
マットなつや感が上品で
どんなファッションにも合わせやすそうな一品ですね
ただ、こちらの鞄
持ち主様にとっては
セカンドバックという点が唯一の難点で
長年冬眠状態だったのだそうです
そこで
今回はこのセカンドバックを
ショルダーバックとして使えるようにしたいというご相談で
今の持ち手を取り外して
ストラップを作成して取り付けさせていただくことにしました
ではさっそく仕上がりをご覧ください
オーナー様のご要望は
必要最低限の作業で
なるべく馴染む仕上がりにしてほしいということで
あれこれ打ち合わせの末
ご希望の長さのストラップを作成して
直接鞄にストラップを取り付けることにしました
ストラップの取り付け部分はこんな感じ
カシメは革でくるまず、他の金具に揃えたゴールドを使用
元より小さめのサイズにして、なるべくすっきりさせました
長いストラップは革を継いでますが
継ぎ目はなるべく滑らかに仕上げてます
ストラップは一枚の革を三つ折にして
切り口の仕上げ無しで作成することで
費用を抑えてあります
中にはナイロンテープを端から端まで入れてますので
強度は十分ありますよ
見た目もこの通り
オイルの入ったアニリンタイプの良質な革を使用してますので
カジュアルになりすぎずいい感じに仕上がっています
今回使用した革は、
革の質感を生かした仕上げの透明感あるアニリンタイプの革で
元の顔料仕上げのマットな革とは大きく質感は違ったのですが
色合いが近いお陰で
なかなかいい感じに馴染んでくれました
カルティエセカンドバック
ストラップ取り付けアレンジ(長さ調節無し) 13200円(税込価格)
作業期間 約3週間
*今回はお盆休み挟んで1か月ほどお待ちいただきました。
お引き取り時にオーナー様に試着していただきましたが
斜め掛けにすると
カジュアルなスタイルにもぴったり
これから活躍の場が広がってくれることでしょう
では、大阪行ってきます
今回は短期間なので
どれだけ動き回れるかわかりませんが
材料や情報だけでなく
刺激もいっぱいもらってきたいと思います
ひねりては19日から通常営業いたしますので
よろしくお願いいたします
2023年09月30日
ショルダーバックに隠しマグホックを丈夫に取り付け
こんにちは
早速ですが本日ご紹介の商品です
紳士用の大き目ショルダーバック
黒色で容量たっぷりシンプルなデザインの
使い易そうな一品です
今回のご依頼場所はこちら
かぶせと本体に隠しマグネットが取り付けてあるのですが
本体側2か所とかぶせ側1か所のマグネットが行方不明で
止まらない状態になっていました
おそらく接着だけで取り付けてあったために
外れてどこかに行ってしまったのだと思われます
あとはこちら
内張の底角部分がどちらも
布がほころんで穴が開いています
そしてこちら
背面外ポケットに2セットマグホックがついているのですが
片方のメス側の金具が一部取れて
使えない状態になっています
パッと見わからないでしょうが
本来は下の写真のような状態のものです
今回は隠しマグホックを
元の取り付け方とは変えて
簡単には外れない方法で取り付け
内張ほころび部分は
少し縮めて縫い留めることで穴をふさぎ
背面ポケットのマグホックは
1か所だけ新しく交換することにしました
では仕上がりです
隠しマグホックは
マグネットの上からナイロンシートを接着するだけでなく
マグネットの周りを革と一緒に縫い留めることで
糸がほどけてボンドがはがれなければ
とれないような状態に仕上げていますので
今回のような症状は簡単には起こりません
内張はこんな感じ
元よりサイズが小さくはなっていますが
鞄のデザイン的に問題のない範囲のサイズ変化です
背面ポケットのマグホックは
メス側1か所交換しただけで使えるようになりました
大型ショルダーバック
隠しマグホック交換4か所(分解2か所)
マグホック(小)メス側交換
内張補修縫い2か所 15400円(税込価格)
作業期間(材料仕入れ期間含む) 3週間
行方不明だった本体側の元のマグホックは
結局見つからず
おそらく穴の開いた内張から
逃げ出したのだと思われます
今頃どこかの鉄にくっついてるのかなぁ・・・?
2023年09月23日
クラークスショルダーバックのストラップカット
こんにちは
今朝は京橋川沿いのボランティアに行ってきたのですが
やっとカラッとした秋空の元で
気持ちよく作業することが出来て
ホッとしているひねりてです
では本日ご紹介の商品をご覧ください
オーナー様が久々の海外旅行で購入されたものだそうですが
ご覧の通りかなり長いですよね
ということで25㎝カットさせていただくのですが
そもそも金具の位置が高いため
片側の1か所からカットすると、とてもバランスが悪くなります
なので、今回は両端からカットして
金具の位置がバラン良くなるようにします
で、仕上がりはこんな感じ
いかがでしょう?
before after
ショルダーバック
ストラップカット(両端から作業) 3960円(税込価格)
作業期間 1週間
オーナー様に試してみていただきましたが
いい感じの長さになりました
ここでひとつ
ショルダーバックの長さについて
ひねりての見解をお伝えしておきますね
見た目の事だけで言うと
今はショルダーの長さは何でもありで
持ち主様が良ければお尻のあたりまでくる長さでも
胸あたりで抱えるような短さでもありだと思うのですが
機能面で一つだけ言えるのは
肩にかけたとき
鞄の底に手が届くくらいまでの長さが
ストレスなく使える長さだと思います
それ以上長いと
荷物をとるとき、足などで鞄を支える必要が出てきて
地味にストレス感じることになると思います
良かったら参考にしてみてください
そしてお手持ちの鞄のストラップなどが
長すぎると感じるようでしたら
ひねりてに一度ご相談くださいませ
2023年09月16日
海外製手縫いショルダーバックのほころびを修理
こんにちは
本日ご紹介の商品はこちらです
こちら、オーナーさまが海外旅行に行かれた際に
現地で購入された鞄だそうで
カジュアルスタイルによく似合いそうな
シンプルなデザインの逸品です
そしてご依頼場所はこちら
根モモの手縫い糸がほころんできています
と反対側の根モモ
はまだほころんではいませんが
糸が緩んでほころびやすくなっています
あと、とこちらの留め金具近くの
この部分も糸がほころびかけています
元々糸の始末部分があまり頑丈には出来ておらず
緩みやすい仕上げになっていたと思われるので
今回は出来るだけしっかり丈夫になるよう仕上げることにしました
では仕上がりです
オーナー様と相談の上
出来るだけ元の糸に近いオフホワイトのシニューを仕入れ
元の糸にしっかり重ねて縫い戻し
両サイドの根モモは裏が隠れて見えないので
元糸の処理も新しい糸の処理も玉留めして
簡単には綻ばないように仕上げました!
金具近くのほころびかけているところは
構造上玉留めすると目立ってしまうので
元のステッチにたっぷりと重ねて縫うことで
これまた簡単には綻ばないように仕上げてあります
手縫いショルダーバック
ほころび部補強縫い3か所
材料仕入れあり 5500円(税込価格)
作業期間(仕入れ期間含む) 約2週間
*今回はお盆休みを間に入れて3週間お待ちいただきました。
海外のお土産物屋さんなどで
「とてもかわいくて魅力的なのに、このお値段でいいの?」
と思うくらいお手頃に入手できるような鞄は
革が乾燥しやすいのか?
もともとあまりオイルが入っていないのか?
ひねりてに持ち込まれた時には
とても乾燥した状態のものを見かけることが多く
今回の鞄も例にもれずそのタイプでしたので
オーナー様には、こまめに栄養を与えるメンテナンスを
お奨めさせていただきました
今後も長~く活躍してくれますように・・・
2023年09月02日
GUCCI大型手提げかばんの持ち手&根モモ交換(後編)
こんにちは
昨日早速ラジオから
アースのセプテンバーを流れ聴けて
来る秋を楽しみに
テンション上がりつつあるひねりてです
さて、前回の続きです。
まずは仕上がりご覧ください
竹の持ち手の代わりに
オイルレザーで丸芯持ち手を作成し
24㎜幅のネジカンと
同じくオイルレザーで作成した根モモを使って
取り付けました
元の根モモ取り付け部分は
バンブー持ち手の変形によってかなり引っ張られ
その影響で本体側の土台の革も弱っている状態だったので
まずは分解して
本体側の革の裏にナイロンテープを貼って補強をしておいてから
全体のバランスを見つつ
一番土台への負荷が均等にかかる位置に
新しい根モモをより安定するように
三角のステッチを入れて取り付けました
ネジカンの色はお客様のご要望で
ゴールドからシルバーに変えました
修理前後で比べてみるとこんな感じです
before after
グッチ大型トートバック
持ち手交換2本
根モモ交換4個 52800円(税込価格)
作業期間 約1ヵ月
*今回は2か月半お待ちいただきました。
こちらの鞄
革は豚革のため
大きさの割に軽くてたっぷり入る形なので
何かと使い易くて
これから活躍の場が増えそうです
また第二の鞄生を謳歌してくれますように
2023年08月26日
GUCCI大型手提げかばんの持ち手&根モモ交換(前編)
こんにちは
ご存じの方もいらっしゃるでしょうが
もっぱら夏が苦手なひねりては
毎日の残暑のきつさに耐えるのがやっとな
今日この頃なのですが
昨日のカープのサヨナラ勝ちに
ちょっと元気をもらえて
本日もなんとか生きながらえております
なので今日も勝ってもらわねば~
さて本題です
本日ご紹介の商品はこちら
グッチの大型手提げかばん
ご覧の通り
グッチと言えばなバンブーの持ち手がついているのですが
バンブー持ち手にあるあるの変形で
根モモがこの状態
外側に広がった持ち手の付け根に引っ張られて
根モモが劣化してます
ということで
今回はこの持ち手と根モモを
新しく革で作成させていただくことになりました
仕上がりはこんな感じですが
詳しくはまた次回お伝えさせていただきますね
2023年08月19日
ウエストポーチのほころび縫い
先日、お盆休みを終えて
昨日より営業開始しておりますひねりてでございます
ひねりての淡い期待に反して
お盆を過ぎても
たいして暑さは和らがず
心身ともに少々バテ気味ではありますが
再度気合い入れなおして
作業に励んでいきたいと思いますので
みなさまどうぞよろしくお願いいたします
では本日ご紹介の商品です
オーナー様ご愛用のウエストポーチ
こちらの糸がほころんでしまっています
反対側はまだ大丈夫ですが
構造的に常に負荷のかかる場所なので
この機会にここからほころんでいるところまで
しっかり縫い留めることにしました
その作業のためにはこのベルト通しの縫留め部分を
1か所ほどく必要がありました
では仕上がりをご覧ください
あいにく拡大写真を撮り忘れてしまっていますが
Dカンが3つ並んで縫い留まっているところの
端から端までをしっかり縫い留めてあります
ほころんでいた方の根モモは
付け根が一部切れかけていたので
内側にナイロンテープを接着して補強しておきました
ポーチの内側はオーナー様と相談の上
分解しないで作業しましたので
元にはないところにステッチが出ています
before after
これを分解して作業すると
ご希望の場所以外の劣化部分の補強なども必要となってきて
費用がかさんでしまうため
今回は必要以上に手をかけない内容で
作業させていただきました
ウエストポーチ
ほころび縫い1か所(分解1か所)
根モモ1か所の補強含む 3850円
作業期間 約1週間
仕上がりのご連絡をすると
「やっぱないと不便じゃ!」
とおっしゃりながら
すぐに引き取りに来られました
オーナー様の良い相棒なんですね~
長く活躍してくれますように
2023年07月15日
ボッテガ・ヴェネタショルダーバックにマチ付きファスナーを取り付け
こんにちは
今日の商品はこちら
ボッテガ・ヴェネタのショルダーバックです
使いやすくてオーナー様お気に入りの逸品ですが
長年の使用でこちらに不具合が
ファスナーの生地が破れてしまってます
今回はこのファスナーを交換したい
とのご相談でしたが
さらにあわせていただいたご相談が
出来ればこの機会にもっと荷物をたっぷり入れた状態で
ファスナーが閉められるようにしたいとのこと
ということで
元のファスナーは取り外してファスナーをつけないまま縫い戻し
新たにマチ付きのファスナーを
元より上の入り口部分に取り付けることにしました
意味わかりますかねぇ?
まあ、写真付きで説明しますので以下をご覧ください
では仕上がりです
ええっと、パッと見は何も変わりませんが
肝心の内側はこんな感じです
え?これでもわからない
というなら今回のアレンジ修理は正解なのかもしれません
まずは、修理前と修理後を見比べてみると
before
after
わかりましたか?
新しく革帯を作ってそこにファスナーを取り付け
そのパーツを鞄の入り口周りのステッチで縫い留めて
取り付けてあります
ファスナーの端には尻尾を作って
以前よりも大きく開閉できるようになったため
内側がより見やすくなっています
マチの幅は6㎝
以前よりファスナーの位置が入り口に近くなり
このマチが出来たことで
ファスナーを閉めた状態での鞄の容量が大きくアップしました
これによってファスナー生地への負荷も軽減されるため
今回のような不具合が起きにくく改善できています
元々あるこの入り口のステッチ部分で縫い留めて
内張の入り口に革を折りこんで取り付けてあるので
見た目も違和感なくすっきり仕上がりました
ボッテガ・ヴェネタショルダーバック
マチ付きファスナー取り付け
元のファスナー取り外し作業あり 19800円(税込価格)
作業期間 約3週間
*今回は2か月お待ちいただきました。
今回なるべく費用を抑えるために
マチの裏はつけずに仕上げましたが
構造上まず見えない部分なので
これで良かったと思います
オーナー様からはお引き取り時にポツリ
「頼んでよかったわぁ・・・」
と嬉しいつぶやきをいただきました
ひねりても作業させていただいてよかったです
2023年07月01日
コーチのショルダーバックをアレンジして簡易修理
こんにちは
さっそくですが、今日の商品はこちらです
紳士用のコーチのショルダーバック
樹脂素材と革で作られた鞄ですが
今回のご依頼場所はこちら
革のパーツが破れてしまっています
あとはこの底角の樹脂がはがれて
下地が見えて目立ってきています
こういう場合、通常は
ストラップ付け根には
新しい革で同じような部品を作って取り付け
底角には表から革でカバーして縫い留める
といった修理をするところなのですが
そうなると結構な費用が掛かってきます
今回は必要最低限の修理で使えるようにしてほしい
という
オーナー様のご希望に沿って
ストラップ部分はアレンジし
底角には着色処理をすることになりました
では仕上がりです
いかがでしょう?
どうアレンジしたかわかりますか?
これが
ストラップの片方には
革パーツ無しで直接ナスカンを取り付け
もう片方には角カンが通っていたところにナスカンを通して
ナスカンが動かず安定するように
革ループを作成して取り付けました
そして、底角の目立つ部分には
周りに馴染むようこげ茶色を着色して
全体を磨いて仕上げました
こうすることで費用を抑えつつ
当面の間使用できる状態に仕上げられています
コーチショルダー鞄
ストラップアレンジ、ナスカン取り付けX2
革ループ作成
ミガキ 8250円
作業期間 1週間
*今回は3点お預かりして2か月ほどお待ちいただきました。
こちらのお客様
7月に引越しを控えていらっしゃるのですが
合計で5点のご依頼をしていただき
先日やっとすべて納品が完了しました
お引越しまでに間に合ってよかったです
ちなみにお引越し先はイギリスとのこと
ひねりて卒業の子たちも海を渡るのですね・・・
海外での健闘を祈ります