› ひねりてのお直ししまSHOW › 2017年08月
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2017年08月26日
ひねりてのたまごシリーズ、自転車かごカバー登場!!(前篇)
こんにちは
今日は久々のひねりてオリジナル商品
「ひねりてのたまご」
の新商品をご紹介いたします!
早速ご覧ください
自転車かご用のカバーです
造りはいたってシンプルですが
これが結構考えに考え抜いた自身作なんです!
カバーの先にはゴム付のフックがあり
これをかごの好きなところに引っ掛けて
留められるようにしてあります。
小荷物にも、大荷物にも柔軟に対応出来るし
ひっかけるだけのフックだから脱着も片手で簡単!
この部分は頻繁に使うところだけに、
出来るだけストレスフリーになるよう考えた結果の
デザインです
フックは
ひねりて個人用の物を作るときには
なかなかいいものが見つけられず
Sカンを加工して使用していたのですが
今回の商品化を前に
丈夫で使いやすくて錆びないものをと
いろいろ探してやっと見つけた
このタイプのアルミ製のフックを使用します
そしてカバーの付け根部分ですが
このようにベルトを4本使って
カシメで固定してあります!
ここ、ホックでなくてカシメというとこがポイントです!
作業者の都合を言えば
ホックにしておけば籠への取り付けも簡単で
作業しやすいのですが
簡単に取り付けられる
=簡単に取り外せる
=簡単に盗まれる可能性が高い
・・・・という事で、面倒でもかごを自転車から取り外して
四苦八苦しながらカシメで取り付ける
という方法を選択しました
心配し過ぎかもしれませんが
決してお手頃とは言えない金額の商品
いざ盗まれたら悲しすぎますよね
念には念を入れるのがひねりての主義なもので
これに賛同いただける方が多いことを願います
見た目にはわかりませんが、強度にも力を入れてます
このゴムを通しているベルトと
かごに固定するためのベルトと
カバー本体のフック側とかご接続側の辺全体に
以下写真上にある黒い丈夫なナイロン芯を入れて
縫いこんであります
フック側の土台 籠取り付け部側の土台
常に引っ張られるところなので、
出来るだけ丈夫になるよう意識してみました
実は
今回の商品を自信持って奨められるのには訳がありまして・・・
まずはこちらをご覧ください
ひねりてが開業時に作成して
この春まで使用していたカバーです
雨の日も合羽を着て、通勤にほぼ毎日使っていましたので
周5~6日の頻度で使っていたと考えると
少なく見積もっても年間200日以上は使用して
約6年使いました。
ちなみに、自宅とひねりてどちらの駐輪場でも
ほぼ雨には濡れない条件下での使用です
では、その使用結果をご覧ください
元々はこんな色だったのですが
紫外線による影響でしょうね
日焼けしてここまで白んでしまいました
常に引っ張られていたという事もあって
こんな感じに生地が擦れて破れ始めていました
下の写真は裏側から見た様子です
フック付け根のゴムについては既にお察しかと思いますが
使用とともに伸びてきますので
定期的に交換しています。
その都度気分によってゴムの色を変えて楽しんでおりました
この6年で手直しをしたのは
両サイドの良く折れる部分の糸が切れてほころび始めた時
その部分を切って、
糸先を火であぶって、それ以上綻ばないようにしたくらいで
あとは定期的なゴム交換だけです
6年フル活用してこの状態というのは、
なかなか使える、いいアイテムだと思うのですが・・・
いかがでしょう?
自転車かごカバー(セミオーダー制)
見本のサイズ 縦50㎝X横42㎝
・かごに合わせたサイズで作成
・選べる内容
生地(17種類)
ゴム(20色以上常備)
糸(40色)
カシメ色(6色)
8000+税円
生地持ち込みの場合 500+税円割引
フック部分のゴム交換、永久無料サービス付
作業期間 1週間+自転車へ取り付ける為に半日
かごのデザインや構造によって
見本のようにはいかないケースもあるかと思いますが
その都度ベストなプランを検討させていただきますので
ご相談ください
では、実際に使用してみて良かった点を挙げてみますね!
・
雨避けになる
・ 盗難防止になる
(かごの中の荷物はもちろんのこと
目立つという点で自転車自身も盗まれにくい)
・ かごの容量以上の荷物を安全に運べる
(カバーで荷物を落ちにくく留められるため)
・ かわいくて乗るのが楽しくなる
・ 駐輪場などですぐに自分の自転車を見つけられる
(この世で唯一無二の自転車になるため、見分けやすい)
悪かった点は・・・
正直ひねりてが欲しいと思うものを作ったので
これといって思いつかないのですが
ちょっと目立ちたくない気分のときにも目立ってしまう
というところですかねぇ
出来るだけ目立ちたくないという方には
お奨めできないかもしれません
さて、ちょっと長くなってしまったので2回に分けますね
次回はこの商品のために東京で張り切って仕入れてきた
ラミネート生地たちをご紹介します!
どれもこれも素敵できっと皆さん迷うと思いますよ~
ご依頼時の流れや商品に使う材料についても
再度詳しくお伝えしますので
どうぞお楽しみに
「いやいや待ちきれないよ~!」
という方は、どうぞご来店くださいませ
現品をお見せしながら説明させていただきますので
2017年08月19日
残暑お見舞い申し上げます
こんにちは
先日、お盆の行事を無事に終え
少しばかりの涼を求めて行ってみました
マリホ水族館
皆さまにも少しばかりのおすそ分けです
今回は、リラックスすることを目的に
ただただぼんやり眺めることに徹しておりまして
名前はあまりチェックしてませんので、
分かる範囲でご紹介させてもらいますね
たぶんカワテブクロという名のヒトデ
これはかなりインパクトありましたね
何気にとまってるエビがまたかわいかったです
ひたすら寝てたトラフザメ
正面から見ると口元が可愛い
このエビも赤いしましまがきれいで、愛嬌ありました
このアングル気に入ってます
なんだか考え事してるように見えてしまうのは、
ひねりてだけですかね?
真ん中の白いハゼっぽいお魚さん
ひたすら砂を食べて鰓から出すという動きをしてましたが
それがなんだかおもしろくて、
いつまででも見ていられる感じでした
右のお魚も個性的ですよね~、名前なんだったかなぁ・・・
やっぱ最後の仕上げはこれですかね
ミズクラゲ
なぜだか眺めているだけで涼しくしてくれる生き物ですね
ひねりては昨日からぼちぼち営業を始めておりますが
さっそっく明日、明後日は連休を頂いております
「夏はクラゲにならって
ゆっくりぼちぼち動きましょう!」ってことで・・・
皆さまも、どうぞご自愛くださいませ
2017年08月08日
BREEのショルダーを思いっきりリメイク!
さあ今日は久々に修理をご紹介しましょう!
商品はこちらのBREEのショルダーバック
後ろ姿
マチの底部分
入り口から見て
内張りとストラップの付け根部分 内ポケットの入り口部分
と、長年持ち主さまの通勤のお供をし続けて
このように疲労困憊なご様子でした
で、今回も見積期間を頂き
その間、持ち主様にも
具体的なリメイクのイメージをしておいてもらって
再度打ち合わせの時間を頂いて
以下のように再生させていただきました。
元のマチは取り外し、
胴体は弱っていた天口部分4㎝ほどと、
マチとの継ぎ目周辺を整える程度カットして
気持ち横長で
気持ちマチのあるA4サイズほどの袋を作りました
ストラップも弱っている部分をカットして
内側を補強したものを
袋本体に対角線に縫い留めて仕上げました。
元よりずいぶん短くなりましたが、
その辺は受付時に了承済です
内張りはすべて外して内張りなしの仕上げにし、
本体に直接内ポケットを縫い付けたので
背面にはステッチが出ています
内張りに縫い留められていたストラップは
新たに元より5センチほど長く作成して
元の位置より入り口に近く
より頑丈な場所に取り付けました。
元はストラップを直接縫い留めてありましたが
今回はひねりての判断で
根ももを作成して取り付けました。
こうすることで、
ストラップの動きによる土台の劣化を抑えることが出来ます
すべてが新品の鞄の場合は不要な心配でしょうが
使い込んだ土台の革と
元より丈夫に作った新しい革との強度のバランスを考えると
この方法がベストだと思います
持ち主様のご希望により
元より入り口付近にストラップの付け根を持ってくることで
ストラップの先に取り付けたカギを
すぐにひっぱり出せるように出来ました
ひねりても鞄の中でカギを探し回るのが嫌で
同じような機能のキーホルダーを作って愛用してますので
オーナー様のお気持ちはすぐに理解できました
BREEショルダーバックのリメイク 30000+税円
作業期間 1か月
身につけていらっしゃる天然素材とそのお人柄から
透明感と風を感じる素敵な方です
今回の仕上がりにも喜んでくださり
その場で荷物を入れて使い始めてくださいました
修理者冥利に尽きる反応に感謝です
そして
「私が一番おいしいと思うバターケーキなんです」
とこんなものまで手土産に持ってきてくださいました
ひねりて、この時その存在を初めて知りましたが
あとで調べてみると
おいしいと有名なお店なんですねー
実際とっても美味しかったです
「そんなぁ、仕事なんですから、
こんなことしていただかなくてもいいのに・・・」
という手は既にバターケーキの袋に伸びておりました
知らないなりにも
くいしんぼのアンテナが
美味しいものに反応してたんですね
Kさま
嬉しい反応と
美味しいサプライズを
どうもありがとうございました
この鞄がKさまのこれからの通勤時間を
楽しく快適なものにしてくれるよう願っております
2017年08月05日
菓子の木について今思う事
以前お知らせしてました通り
先月末、ひねりてが長年お世話になった洋菓子店
「菓子の木」さんが37年の歴史に幕を閉じられました。
いまはまだあまり実感がありませんが
季節を重ねるごとに
その喪失感を味わっていくことになるのだろうなと思います
菓子の木のチーフと奥さんは(いつもそう呼ばせて頂いてます)
20年程前に見習いとして働かせていただいていた頃
菓子作りの菓の字もしらない私に
一からその技術と知識を
惜しみなく伝授しようとしてくださいました
チーフには何かと叱責を受けることが多く
特に何をするにも「遅い!急げ急げ!」
と尻を叩かれていました
何事にもマイペースな私が
自営業をしていける程度の時間感覚を
身につけることが出来たのは
きっとこの時の経験の賜物でしょうね
感謝しております
チーフも人間なので
そんな叱責の中にも理不尽に思えることはありまして
20代でまだまだ血の気の多かった私は
その都度、負けじと立ち向かって戦っておりました
今思えば、怖いもの知らずで未熟だったんですよねぇ・・・
でも、チーフもそんな私に毎回真剣に向き合って
応戦してくれていました
お陰でひとつひとつの仕事の意味や必要性を
自分で考えて理解し、行動することを
身につけていけたように思います
奥さんは、チーフと同じく職人でありながら
その親しみやすいお人柄で、いつも店内を明るく照らしていて
仕事だけでなく
家事、育児をパワフルにこなすスーパーウーマンです
さらにスタッフの体調や私生活の事にも
気遣いしてくださる、暖かくて家庭的な方で
生きてく上で大切な生活の知恵、
心構えなどなどご自身の経験を絡めて
たくさんの事を教えてくださいました
そして、37年前
牛田の一角でお店を開業してからこれまで
数々の美味しいお菓子を生みだし
数々の笑顔を引き出してこられたチーフと奥さんは
最後に
「もうやりきった、思い残すことはない!」と言い切りました
潔くそんな風に言えるようになったら
こんな笑顔になれるんでしょうね
業界は違いますが
菓子の木で学ばせていただいた職人魂
ぜひ、ひねりてで受け継いでいけるよう努めていきたい!
と思わせてくれた笑顔です
う~ん、最後の締めに
しっくりくる言葉がどうも見つかりませんが・・・
いままで素敵な生き方を見せてくださって
ありがとうございました
今後も引き続き
追いたいと思える背中を見せてくださること
期待してますね
2017年08月04日
8月の店休日
お知らせ