› ひねりてのお直ししまSHOW › 2018年01月27日

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2018年01月27日

白熊リュックを修理しました




こんにちは

本日の患者さんはこちらの白くまくん雪


なんとも愛らしいですね音符



持ち主は

バイクのつなぎの修理などでよくご利用いただく方の

かわいいお嬢様、高校生くらいかなぁ?目

お父さんとバイクに乗って一緒に来店され家

お気に入りの白くまをなんとか直してほしい

とお願いされましたクローバー




症状はこんな感じです↓


肩紐の上の付け根の生地が破れてほどけてきています。




肩紐付け根の土台の生地も弱っていますねワーイ




分かりにくいですが

2本の肩紐の間の土台の生地も破れかけていますムカッ











肩紐の下側の付け根の生地も両方破れてきていますタラーッ



・・・と、負荷のかかる肩紐の4か所が

破れてきているだけでなく

その周辺の土台の生地も弱っていましたなき



持ち主様のご希望は

出来るだけ長くもてるように

丈夫に修理してほしいという事でしたボストンバック



ここで正直に申しますとマイク

この鞄の生地と構造自体がデザイン重視で

元々あまり丈夫なものではなかったのでアセアセ

修理屋目線で丈夫にするとなると

かなり大がかりなことになってしまいキョロキョロ

いくらでも費用がかかることになってしまいます$

なので、まず目安の予算を提示していただき

それで出来ることをお伝えしながら

あれこれ相談の上

作業内容を決めさせていただきましたパー




では仕上りをご覧くださいカメラ


肩紐は長さに余裕があったため

破れてきていた付け根の8㎝ほどをカットして

再度縫い留めましたハサミ







肩紐と土台の生地との間に強化テープを入れ込んで

破れかけていた中央部分の土台の生地の補強をしてありますアップ




さらに土台の補強として

内側に革をあてて一緒に縫い留めましたグー


元々ナイロン生地1枚だけに縫いとまっていた状態からすると

内張りと革も一緒に縫い留めたこの状態は

かなり強度をあげられていますアップ



肩紐の下側は

全体に破れて弱っていた生地を取り外して

弱っていないテープだけの状態にして

再度元の位置に取り付けましたパー






















白熊リュック
肩紐上側カット2本(分解あり、土台補強あり)
下側パーツ取り外し(分解あり)       8000+税円

作業期間                  1週間



仕上がりの連絡をさせていただいた当日

すぐにお父様が引き取りに来られましたダッシュ

親の愛を感じますねハート



偶然ですが

この鞄の少し前にも、同じような修理依頼がありました。

やはりお得意様であるお父様が

お嬢様のお気に入りのピンクのリュックを持ってこられ家

「娘がもうくたくたのこの鞄を

母親に他の鞄を使いなさい!

と言われてもなお使い続けるので

それなら雷この鞄をしっかり修理してあげて

この機会に

物を修理して大切に使うという事を体験させたい」クローバー

と持ち込まれましたアシ



お話を聞いたとき

「この仕事でこんな風に子供の教育に関われることもあるのかぁ」

と、ちょっと目から鱗の気分でしたオドロキ



白くまリュックの件と同じように、

ほんと親の愛を感じるエピソードですよね

寒ーい冬にほっこり温めていただきました炎





白くまくん、末永く背中から

かわいいあの子を見守ってあげてねクローバー