› ひねりてのお直ししまSHOW › 修理(持ち手関連)

お願いとおことわり


     ・このブログは
      広島近郊の方には
      お店の詳細を知っていただくために、
      遠方の方には
      身近なものを修理して使用する楽しさをお伝えするために
      公開しております。パソコン

     ・カテゴリ一番上の記事
      「ひねりてからのおことわり」の内容にご了承の上
      ご来店ください。家

     ・ブログ内で、過去に修理した作業内容や価格、
      納期などをご紹介しておりますが、
      同じ修理内容でも対象商品の状態や仕上げ方などによって
      価格や納期は変わります。
      あくまで目安として
      参考にしていただくために公開しておりますので、
      予めご了承ください。スマイル

     ・2014年4月より前の記事では
      その当時の消費税率5%で価格表示してありますが、
      実際にはご来店時点での消費税率で
      対応させていただくこととなります。金貨


2016年12月17日

TUMIショルダーストラップ肩当ての裏を革に交換




こんにちは、

今日はひねりてにご依頼頂く商品の中でよくお見かけするメーカー、

TUMIさんの修理を紹介しますカメラ



商品はこちらのショルダーストラップ↓


え~!どこが悪いの?って感じですよね~ニコニコ



はい、こちらです↓




肩当ての表は革なのですが

裏側がヌバック調の合成素材で出来ており

この通り劣化してポロポロと表皮がはがれてきてますワーイ


これでは洋服について困るので

「この部分を新しく交換してほしい。」

というのが持ち主様のご要望でしたマイク



なのでこの素材をより丈夫な革に交換することにしましたスマイル

それでは分解しましょうハサミ


中はこんな感じになってましたオドロキ

パッと見にナイロンテープは中でつながっているのかと思ってましたが

途切れてましたね~ちっ、ちっ、ちっ


日々修理をする中で、分解作業をするたびに

こんな風に新たな発見があるのは面白いですし

こういった経験がひねりてのいい肥やしになっているな

とつくづく感じております家


それでは仕上がりをご覧くださいカメラ




表は元の穴通り針を落としてますから

こんな感じで見た目は元と変わらないと思いますgood




肝心の裏側は・・・


いかがでしょう?

今回持ち主様のご希望で

牛革の起毛していないスムース面を使って仕上げましたウシ


起毛面を使った場合のメリットは

すべり止めの効果があって、肩からずり落ちにくいという点で

元の素材はその起毛タイプの合成素材が使われてました。


で、今回のようなスムース面を使った場合のメリットは

色移りの可能性がかなり低くなるということです。


革はその特徴として多かれ少なかれ色移りの可能性はありますパー

ただ、起毛面はその確率がかなり高いアップ のに対して

スムース面は染加工後の仕上げ加工の効果もあって

かなり確率は低くなっていますダウン


使用する方が冬だけ使用して、上着はどれも濃い色

ということであれば起毛革でも問題はないように思いますが

汗をかく暑い夏にも使用するということとなると

スムース面を選んだほうが良いと思います花まる




ということでこういう仕上がりになりましたグー


TUMIショルダーストラップ肩当て裏交換    6000+税円

お預かり期間               1週間  



あ、言い忘れてましたが

革の場合のメリットとして

今回の合成素材のようにポロポロベタベタにはならず

長持ちしますクローバー

これが一番の長所ですかね~音符

*革でも表面の加工具合によっては一部上記症状になる場合もありますパー




もう今年もあとわずか

大掃除しながら見つけてしまった眠れる革製品

ありませんか?目

この機会に

蓋をせず、甦らせてあげてくださいピカピカ


これからご依頼いただく商品は、内容によっては

年明けの仕上がりになる可能性もございますので

その点を踏まえて予定を立ててみてくださいませ家


  
  • LINEで送る


2016年11月26日

エルメス、ヴィンテージトートバック「ヒマラヤ」を思い切り修理しました!(その3)


さあ今回でこの鞄の記事も最終回です!

長らくお待たせいたしましたー時計

こちらが仕上がりの全容ですカメラ


ベージュ色の部分はすべてヌメ革を使用し、

どのパーツも元の厚みより気持ち厚めに仕上げ

常に負荷のかかるような部分には

強化用にナイロンテープを入れるなどして

オリジナルに近い仕上がりにすることと同様に

強度を上げることにも努めましたアップ グー



ここからしばらくは

各部位の仕上がり具合をご覧くださいカメラ






































































いかがでしょう?



ちょっとこちらをご覧ください


この写真の右上のほうの糸が切れているのは

お分かりでしょうか?↑


この部分には

持ち手をつなげるための金具がついているのですが

その金具を外すとこのように糸が切れていました。

おそらくこの金具を取り付けるための穴をあける際に

糸が切れてしまったのだと思いますハサミ



元々この状態で、これまでほころんでませんし

手縫いでしっかり固まっている部分なので

少々ではほころばないでしょうが・・・しょんぼり

不具合につながる可能性を見つけてしまった以上

やはりこのまま見過ごす事も出来ずキョロキョロ


手縫いで強化しておきましたニコニコ



あとはこちら


修理の都合上スライダーを外して作業する必要があり

その際この下止めを取り除いて

必要な作業後、再度組み立てて

新しい下止めを取り付けるわけですが・・・

このファスナーの生地も乾燥でかなり弱っておりワーイ

上記作業を慎重にしたにもかかわらず

生地に穴があき始め叫び

仕方なく土台に近い色の革で補強してアップ

何とか使える状態にまでもっていった

苦肉の策の跡なのですニコニコ アセアセ



仕上げた後で

「もっといい方法がなかったかなぁ?」

とあれこれ考えましたが

やり直しが何度も効くほどの耐性すら無い

生地状態だったため赤面

この仕上がりでとどめておく判断となりましたパー



いや~それにしても

下手したらファスナーを別のものに変えるしかない

危機的状態だったのでがいこつ

何とか今後の使用に耐えられるだけの強度を与えたうえでアップ

元の形をとどめた状態で仕上げられてほっとしましたーアセアセ



持ち主様のご要望のなかに

出来るだけオリジナルのパーツは残したいというのがあり

ファスナーもその一つだったので・・・ほんとによかったですクローバー



さて、つづいてこちら



マチ部分と青い革の部分ですね↑

あとで交換前の部品の写真も載せますが

やはり青い革部分も全交換しておいて正解でしたgood

分解していく先からピリピリポロポロと劣化は進みダッシュ

元には戻せない状態に自ら変化していってました悪魔



このマチも元の厚みより0.5㎜ほど厚いものを使用してますパー

その0.5㎜の厚みが

作業性をより困難なものにしてくれるわけですがアセアセ

縫製する周辺だけ少し漉いて仕上げるなど

より丈夫でありながら

見た目も綺麗に仕上げるための工夫を考えながら

作業を進めていきました溜め息










オリジナルの場合

このマチ部分はすべて手縫いで仕上げてありましたが拍手

今回の修理では

八方ミシンと手縫いの合わせ技で仕上げてあります。



理由は作業性をあげて時計アップ 費用を抑えるためです金貨ダウン



すべて手縫いで縫い上げれば

縫い目をきれいにそろえてピカピカ

丈夫に仕上げることは出来ますが力こぶ

その分手間もかかり費用も上がります金貨アップ



ただでさえ大掛かりな修理

手縫いでなくても高額な修理代になるため花火

抑えられるところは押さえたいということで

出来るだけミシン縫いで仕上げて

構造上ミシンで不可能な部分だけ、手縫いで仕上げましたパー


そういった理由とひねりての技術力不足もあってタラーッ

オリジナルのようなほれぼれする仕上がりにはかないませんがアセアセ

まあこんな感じに仕上がりました↓




反対のマチもこんな感じです


このコーナー部分をきれいに仕上げるために

結構気を使いましたニコニコ




















あとは、この金具の革ベルトへの留め方が、

なかなか繊細な作業を要求されるような精巧さだったためピカピカ

新しく作成した革ベルトに、

同じような取り付け方で、

なおかつ金具に傷を付けずに移動させるクローバー

ということが困難なのとちっ、ちっ、ちっ

金具裏の革部分にエルメスの刻印があるのを残したい

という理由で

こういう仕上げにしてあります↓


これもまた「もっといい方法はなかったものか・・・?」目

といまだに心に残ってますが

これが今のひねりてに出来るベストでありますなき



最後に今回交換したオリジナルの革パーツたちをご覧ください。

長い間ご苦労様でした拍手
















それにしても今回のこのお品

その個性的なフォルムにも驚かされましたが

それ以上にあまりの劣化具合に驚くことばかりでオドロキ

・・・たとえば

糸をほどこうとして糸目に目打ちを入れると

革のほうがプチプチ切れていくという叫び

全体が首の革一枚で繋がっているような状態でしたガーン


新品時には丈夫な革もグー

劣化でここまでもろくなってしまうということを

あらためて感じることのできる

貴重な体験をさせていただきましたピカピカ




エルメスヒマラヤトートバック
交換パーツ
持ち手、持ち手付け根革ベルト一式
左右マチ
右側青色革部分
かぶせ留用ベルトの一部分        135000+税円

作業期間                約2か月 



ここまでに度々申しておりますが

今回の商品は組み立て方も複雑で

「え!ここまでミシンなのにここは手縫いなの?」

と思うようなところが多々ありましてオドロキ

本当にまたとない、いい勉強をさせていただきました雷


「次同じ作業をするなら、こうしたいああしたいメロメロ

という思いも湧いてきておりますが・・・・

いやいや、そうそうこういうご依頼はないでしょうねぇちっ、ちっ、ちっ

それだけにこんなひねりてを信頼して任せてくださった方

ビアリッツの白川様には感謝するばかりですお花




え?どなた?と思われた方はこちらをご覧ください

ひねりてのご近所様で、

アンティーク商品などを取り扱う雑貨店のオーナー様です家


今回のヒマラヤは

お店の商品として仕入れたものをご依頼いただきました。


そして納品後、

見事新しいオーナー様の元に嫁いでいったとのこと拍手





またどこかの街角で再会できたらいいなぁ・・・音符

などと勝手に妄想が膨らむひねりてですメロメロ



  
  • LINEで送る


2016年11月19日

エルメス,ヴィンテージトートバック「ヒマラヤ」を思い切り修理しました!(その2)



今日は前回からの続きですスマイル


まずは作業内容の見積を出させていただき

予想されるリスク、仕上がりイメージ、作業方法等の詳細を

持ち主様にお伝えして、すべてご理解いただいたうえで

このご依頼を受けさせていただくことになりました家


劣化状況からすると、リスクの高い注意

かなりの大仕事ですが・・・キョロキョロ

ここまで来たら腹をくくるしかありませんよね!

心して取り掛からせていただきましたよフンッ グー



では作業内容をご紹介しましょうカメラ



こちらの商品、

革の劣化以外にも全体的に埃っぽく

汚れや黄ばみが出てきていたため

まずひねりてで分解してハサミ

交換予定のベージュの革パーツを取り外した状態で

一旦お客様に返却し

ご自身で馴染みのクリーニング店に依頼して家

生地部分のクリーニングをしたあと

再度ひねりてに持ち込んでいただきましたアシ


これは最初のご依頼時から

お客様がご自身でクリーニングに出すと

希望されていたことなので

こういった段取りになりました。


お客様のご要望によっては

ひねりてがクリーニング店への依頼等の代行も行っておりますパー



クリーニング店から戻ってきた時の状態はこんな感じです↓




生地の黄ばみはなくなり、全体的に白くきれいになっていますピカピカ

大掛かりにパーツ交換する修理だったからこそ、できるお手入れですね花まる

これが分解していない状態だったら

劣化の状況から考えて、

この鞄のクリーニングを受けてくれるお店を探すのは

難しいかと思いますちっ、ちっ、ちっ




さて、ここからはひねりての出番ですね!


最初に取り掛かったのは持ち手です。

かなり頑丈に持ち易く作られているだけに

同じように復元するのは大変そうなパーツですタラーッ


元のパーツからサイズの割り出しもするため、

その構造や組み立て方を考えながら

慎重に分解していきましたよクローバー












縫製はすべて手縫いで仕上げてあり、

中には半丸の芯が上下に、

その間には少し中央が盛り上がった平芯が配置してあり

合計5つのパーツで作り上げられていました

予想通り凝った構造ですガーン


中の半丸の芯はまだしっかりとして、粘りもある状態でしたのでgood

そのまま使うことにしましたが

間の平芯は一番負荷のかかる

カンに取り付ける部分が弱ってきていたためダウン

新たに作り直すことにしましたハサミ


ただ、これが結構微妙なサイズ配分で作られてまして

形も厚みも全体に丸みを帯びておりへび

直線でスパッといかないという点で、

なかなか手のかかる子でしたぁワーイ アセアセアセアセ



とりあえずサイズ配分や

組み立て方を確かめるために、こんな感じで試作をしてみました↓



革はB品ではありますが、

本番と同じようにヌメ革を使用して、

厚みや張り感が同じ状態で仕上がり具合を確認し目

すべてのパーツの長さ、幅、厚み、漉加減などのベストサイズを決め

ベストな組み立て方も決めて本番に挑み

四苦八苦しながらも何とか仕上げました!!フンッ グー


と、今日はここまでですパー

仕上がり具合は次回に詳しくご紹介しますねニコニコ

どうぞお楽しみに音符




  
  • LINEで送る


2016年11月12日

エルメス、ヴィンテージトートバック「ヒマラヤ」を思い切り修理しました!”(その1)


今日は、

最近エルメスのヴィンテージトートバック「ヒマラヤ」の

かなり大がかりな修理を手掛けさせてもらいましたので

その内容を数回に分けてご紹介させていただきますカメラ


相変わらず無知なひねりては、初めて知った鞄ですが

知る人ぞ知るヴィンテージバックでピカピカ

なかなか手に入りにくいレアものなのだそうですオドロキ

その名も「ヒマラヤ」・・・確かに手が届きにくそうな名ですねアセアセ


エルメスの中でも個性的で

カジュアルな装いにもしっくりきそうな

面白いデザインですね花まる

価格はカジュアルではないでしょうが・・・タラーッ




持ち込まれた状態は

修理屋の立場から率直に言わせていただくと

かなりの重傷でしたガーン


まずはその状態をご覧ください































ここまでご覧になってみて、いかがでしょう?

全体的にかなり乾燥している状態で

革パーツはすべてカサカサ、サクサクなかんじです大泣き

取り扱い方によっては裂けたり割れたりする危険があり

状態確認で触るのにも緊張しちゃいましたよー叫び



さらに気になったのはこちらの部分しょんぼり


持ち込まれた当初の持ち主様のご要望のなかに

この青い革部分の修理は含まれてませんでしたが

ベージュのマチ部分を交換する際に分解したら

きっとこの青い革部分も

触らないわけにはいかないであろう劣化具合ですがいこつアセアセ




あとはよく見るとこんな修理跡がありましたパー



ステッチが2重になってるところは手縫いで修理してある様子です。


ひねりてが予想するに

このマチ、両方とも今回持ち込まれた状態のように

入り口部分から破れ始めたために

破れた部分をきれいにカットして少し縮めた状態で

再度縫い留めたのではないかと思いますキョロキョロ



持ち主様としては

このレアものの鞄をエルメスの刻印を残しつつ

なるべく見た目を変えずに修理してほしいということでしたマイク



そしてひねりてとしましては

この鞄の全体の様子が分かった時点で

「これは安請け合いは出来ないぞ!」と緊張し雷

少し時間を頂いて時計

どこまでそのご要望にお応えできるものか

考えさせていただくことにしましたキョロキョロ



結果受付させていただくわけですが・・・

続きは次回にさせていただきますねパー

それまでどんな修理になったのか

あれこれ妄想してみてくださいませニコニコ





  
  • LINEで送る


2016年08月10日

革製刀袋を全体メンテナンス修理




皆さま、こちらは何を入れるものかお分かりでしょうか?

あ、タイトルでわかっちゃいますよね

はい、日本刀ですピカピカ



ひねりては今回初めて拝見しました目

持ち主様は岩国のほうにお住まいの方なのですが

そのお知り合いの広島在住の方が

代理でこの刀袋を持ち込まれましたアシ



長年ご使用の商品のため

至る所に傷みが出てきている状態です

まずはその状態をご覧くださいカメラ



ファスナーが閉めても閉まらなくなってます











持ち手の付け根の根ももが       

2か所とも劣化しておりダウン                   
          
片方は修理した跡がありますが     

それも弱ってしまってますタラーッ      












ストラップをひっかけるDカン用の根ももも、同様な状態アセアセ

留め具が無くなってしまったのか

ボルトを使って留めてありました↓














一番底の部分は刀の負荷が一番かかるからでしょうか

ずいぶん弱っていて大泣き

ほころんだあとを何度も補修した跡がありましたハサミ




この針金を糸代わりにして留めてありました↓


何とかして使いたかったんでしょうねースマイル



こんな感じで

1か所を複数回にわたって手直ししてあるところが

あちこちにあり

持ち主様がこの鞄に

いかに愛着を感じているか、ということがよく分かりました拍手



その持ち主様のご要望はというと

お孫さんにこの鞄と刀を譲りたいので

その前に今後も長く使えるよう

気になる部分を修理してほしいというものでした。マイク



そこで、そのご要望通りの修理をした場合と

さらにひねりてから見て、

長い目で見てここも気になるという点を追加して修理した場合と

2種類の見積を出させていただいたところ

せっかくだからしっかり直したいと

後者の内容でご依頼をいただきました家



では仕上がりをご覧くださいカメラ




ファスナーとその周辺のテーピングを約1mほど交換してます!




持ち手部分の根ももを2か所交換




ショルダーストラップ部分の根ももを2か所交換




根ももの裏は

左の写真のように、本体に直接取り付けてありましたが

より丈夫にするため、右のようにあて革をしてありますグー














ストラップも新しく作成しましたピカピカ

革は世界から評価の高い栃木レザーさんの

ミシバクロップという革を使用してますパー


必要最低限の加工で仕上げられたこの革は

卸店が「革のトロ!」と称賛するほどの上質な革なんですよ花まる


興味のある方は栃木レザーさんのHP

最高級の革の世界を覗いてみてくださいめがね

いかに真剣に革と向き合っているかがよくわかり

なかなか刺激的ですよ雷










使い込むことで育ち、深みを増していくこの革は

今回の持ち主様にぴったりだと思いますOK



こちらは針金で補修してあった部分です。

一番先のほうは何度も補修したことで、

穴が開きすぎて弱っていたため、

1センチカットしたうえで40㎝ほどテーピングを交換しました。

その他、糸が擦り切れていたところも縫い直してありますパー




全体の仕上がりをご覧ください



刀袋全体修理
   ストラップ交換
   根もも交換4か所
   先端劣化部修理(カット、テーピング)
   ファスナー交換40㎝
   テーピング交換約1m
   色はげ部着色+ミガキ        47000+税円

作業期間                 約1か月





こちらの商品は仕上がり後、代理の方が取りに来られて、

その足で岩国まで届けてくださったのですがクルマ

後日ご本人様からお電話で

感謝のお言葉を頂くことが出来ました黒電話


その際分かったことですが

その方の御年92歳

電話の内容は

「この刀袋は約40年ほどの間、

移動の際に使用し続けている愛着のある逸品だということハート

その傷みが進んできたため、

修理してくれるところをあちこち探しても見つからないで

困っていたところしょんぼり

今回修理してもらえて感謝しているクローバー

孫にこれを引き継いでもらえたらいいなと思う」といったものでした。



どうしても直接お礼が言いたくて電話しましたということ黒電話



本当にありがたい、修理者冥利に尽きるお言葉で

とても感激いたしましたなき



もともとこのお電話をいただく前から

ひねりてがはじめて手にした珍しい刀袋ということもあって

ブログの記事にさせて頂こうと思っていたところに

この嬉しいお言葉クローバー

熱が冷めないうちにと炎

さっそくご紹介させていただいちゃいましたニコニコ



今後もご希望通り

お孫さん、そのまたお子さんへと

この方のこういった物を思う心とともに

代々受け継がれていかれるといいなと思いますクローバー



  
  • LINEで送る


2016年07月30日

編み込みバックの革パーツを全交換



本日は夏らしい一品をおひとつご紹介!

天然素材の編み込みバックです。


持ち手と天口部のマチに革が使われていて

いいアクセントになっています♪






そして今回のご依頼場所は・・・


その革パーツすべての交換です

よく見ると革表面全体に亀裂が入って剥がれて来てますね大泣き




「こういう症状になるということは合皮では?」と思ったのですがキョロキョロ

下地は革でしたので、

床革の表面をラミネート

もしくは塗装仕上げしてあるタイプのものかなと考えてますパー

革を無駄なく活用するための工夫の産物ですね拍手


でもやはり表面が合皮に近い仕上げのため

経年変化でいずれこうなってしまうのは止むおえませんなき


今回オーナー様と相談させていただいた結果

同じような濃茶色ではなく

黒色の革ですべて交換することになりました。



ではご覧ください↓





内ポケットは元のままで触ってません




持ち手も元と同じ幅、長さですが

中に丈夫な芯を入れ込んであるため

元以上に丈夫に仕上がっておりますパー




元のマチには裏はありませんでしたが

今回は裏も付けてあり、より上質に仕上げましたグー







編み込みバック革パーツ全交換
持ち手2本、天口マチ、ファスナー  28000+税

お預かり期間          1か月



うん、黒もいいですね~good

なんだかよりメリハリが出て、上品な感じがしますピカピカ

なぜか親近感湧くなと思ったら

ひねりてのお店の色合いとリンクしてるからだと気づきましたニコニコ





良い色合わせです花まる





オーナー様も納得な様子で良かったです音符

さあ、すでに夏真っ盛り入道雲

これからしっかり活躍してくれることを期待しますスマイル   


  
  • LINEで送る


2016年03月05日

セカンドバッグのストラップを脱着式持ち手にアレンジ!



今日の広島はあったかいですね~晴れ

春ももう間近だなぁと頭に浮かぶのは

菜の花、春キャベツ、筍、つくし、わらび・・・双葉

と、美味しいものばかり音符

どの季節も旬のものはおいしいですよねぇメロメロ

・・・・・お腹が空いてきたのでそろそろ本題へ



今日はこちらの商品です。

鮫革で作られたセカンドバック目

表面がちょっと起毛していて、独特の肌触りと風合いですピカピカ




で、その上についているストラップは

オーナー様が別の鞄から付け替えたもので

素材はオーストリッチです。

生きている時にはあり得ない、夢の競演ですねオドロキ




そして、ご依頼内容はというと・・・

持ち込まれたストラップを

このDカン2か所に引っ掛けて使える持ち手に

アレンジしてほしいということでしたパー



ナスカンは選んでいただいたこちらを使います↓



では仕上がりをご覧くださいカメラ

いかがでしょう?


いい感じにしっくりきてると思いませんか?ニコニコ

黒色のつや感がどちらもマットで

チャコールグレー系の似た感じなので

異種革同士でもうまくマッチしてるなと思いますgood






持ち込みストラップを脱着式持ち手にアレンジ   5000+税円

お預かり期間                       3~4日間



この持ち手は簡単に脱着できるので

外して普通のセカンドバックとしても使えますし

もともとついていた長いストラップを付けて

肩掛けとしても使えます花まる


これでご使用のシーンに合わせて

いろいろな持ち方を楽しめるので

益々活躍してくれるだろうと期待してます拍手



  
  • LINEで送る


2016年02月27日

ブリーフケースの持ち手交換


今日もお寒いですねぇ雪

広島は午後から天気予報通りの雨でございます雨

やっぱり週末のお天気は崩れがちですね・・・

一雨ごとに春が近づいてるのかもしれませんね双葉


そういえば今朝はいつもの通勤コースで

ブルーに輝くカワセミに出会えましたピカピカ

3頭身の愛くるしい後ろ姿がかわいかったです音符



では本題に移りましょう

紳士用のブリーフケースです。


持ち手がご覧のとおり劣化してきております。

オーナー様の汗と涙の結晶ですね拍手

一度どこかで上から革を巻く修理をしてもらったそうですが

それもかなり劣化していて、

亀裂が入って割れてきているところもあるので

新しく交換したいというご要望でした。



ということで、

出来るだけ元のデザインと厚みに近い持ち手を作成してみました↓






つけねのカシメは元とは違いますが

かなり丈夫な中空鋲(ちゅうくうびょう)

というものを使用してますので

がっちりしっかり留まってますグー

before                                           after














で、裏はこんな感じ


元の持ち手です

巻いてあった革を外してみると・・・


良く働いたのねダッシュお疲れ様でした天使


元のパーツの芯には

厚紙のようなものが使われていましたが

ひねりてでは

こういった強度が重視されるパーツには

出来るだけ革と丈夫なナイロン系の芯を併用して

紙系の芯は使用しないようにしていますパー
(構造上、デザイン上やむおえない場合もありますがアセアセ


今回も厚みを出すための芯に床革を使用し

両サイドの付け根の一番負荷のかかる部分に

洋裁用のナイロン製ベルト芯を使用してますフンッ グー

なので、元よりずいぶん丈夫に出来たと思いますよアップ



持ち手交換(ブリーフケース) 16000+税円

お預かり期間           2週間~3週間



これからまた10年、20年と

オーナー様に付き添っていってほしいですねクローバー





さて、先日こんな素敵な作品に出会えたので

皆さんにもご紹介させてくださいカメラ


アートルネッサンスという

特別支援学校に通う障碍者の方々の

絵画や工芸品を集めた芸術作品展で

展示されていた作品の一部ですピカピカ


今回私がこのイベントに気づいたときには

すでに作品展は終っていたのですが

一部の作品が市内のタリーズコーヒーさんで

しばらく展示されていると知って

ランチがてら行ってみましたアシ


想像以上に素敵な作品だったので

皆さんにもぜひ鑑賞してみてもらいたいなと思いまして・・・


少し気分転換になればうれしいです


あいにく額のガラスに光が反射してしまって

見にくいものもありますが

その点はご容赦くださいませなき


写真はお店の方に承諾を得て撮らせてもらいましたので

どうぞ、ご理解くださいねスマイル






















それにしてもこの「ぞうさん」

とっても素敵な作品だったのに

けっこう高い位置に飾ってありましてワーイ


ひねりての身長と腕前ではどうあがいても

この反射を上手くかわすことが出来ませんでしたぁ・・・

ざんねんなき


  
  • LINEで送る


Posted by ひねりて at 15:53Comments(0)修理(持ち手関連)

2016年02月06日

TUMIブリーフケース 持ち手革カバー交換 


ひねりてがブログをはじめてかれこれ3年半ほどになりますが

記事アクセス数のダントツトップがこちら



それだけ多くの方に持たれている人気の鞄なのでしょうねぇピカピカ

あと、「革部分は劣化してしまっても

ほかの部分がまだまだ丈夫で使いやすいから

修理してでも使っていきたい!」と

持ち主様が思っている証拠なのではないかと思います花まる



そこで今日はまたまた同じ修理をご紹介することにしました

ただ、すこ~し何かが違います目


わかりますか?

そうですこちらのデザインがちょっと以前とは違うんですねぇ↓


ちなみに前回のはこんな感じ



では早速仕上がりをお見せしましょうカメラ







前回、かなり元の革と風合の近いもので作業できたことに

感動したエピソードを書かせていただいてますがパソコン

今回は前回とは違う革を使用しましたパー


前回の革よりすこし厚みと張りがあるタイプで

今回の仕上げ方には向いていますしgood

質感も交換前の革と同じように近いものだったので、

この革を選びましたが

いかがでしょう?







TUMIブリーフケース
持ち手革カバー交換(コバ処理ありタイプ)2本  12000+税

お預かり期間                      2週間


これもまた持ち主様のもとでせっせと働いてくれることでしょう溜め息


そして本日も

前回ご紹介したタイプの持ち手カバー交換のご依頼がありました家

Mさまありがとうございますスマイル

出来るだけ持ち易く

より長く使えるように修理させていただきますので

今しばらくお待ちくださいませ時計 





さて最後に

本日通勤中に出会った方々で

少しほっこりしていただきましょうかプレゼント












カモさんがお休み中でしたzzz











毛並が気持ちよさそうな猫

人に慣れているらしく

ひねりてがもたもたしながら撮るのを

じ~っとがまん強く待っててくれましたネコ ありがとう!




たぶんツグミ

今日も寒かったのでふっくらしてて余計かわいく見えましたよ音符



では皆さま良い週末をお過ごしくださいませクローバー


  
  • LINEで送る


2015年10月17日

John Galliano トートバック、パイソン持ち手の芯交換



今日はこちらのトートバックです!


本体は麻でしょうか?さらっと涼しげで上質な肌触りですクローバー

色は生成りで形もとてもシンプルですが

持ち手のパイソンとそれに合わせた根もも金具が

蛇の頭としっぽオドロキ

というのが何とも個性的でおしゃれな鞄ですピカピカ



内側もパイソンの革と模様入りの上質なサテン生地で

密かに凝ってますgood



そして今回のご依頼場所はこちら


持ち手の芯が劣化して全体的に剥がれて来てますなき




割と厚みがある持ち手ですが

こうなってきたらとても弱くてダウン

いつ切れてもおかしくない状況でしたので

この芯を交換しましたハサミ


元々は接着だけで仕上がっていた持ち手ですが

使用による劣化で蛇革部分が変形していたのを

しっかり固定してより丈夫に仕上げるために

今回は両サイドにミシンをかけましたグー



さらに元は紙のような芯材が使われていたところに(下写真左)

床革を使用して(下写真右)、

ナイロンテープを間に入れてあるため

元よりずいぶん強度は上がっておりますアップ













いかがでしょう?

ピンと張りのある元気な状態に戻ってますよアップ




持ち手芯交換2本          16000+税円

お預かり期間             2週間




それにしてもこの蛇さんへび

何とも存在感ありますねぇ・・・

ついつい見入ってしまいますオドロキ



  
  • LINEで送る


Posted by ひねりて at 16:54Comments(0)修理(持ち手関連)