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・右下の方にあるカテゴリの、一番上の記事
「ひねりてからのおことわり」の内容にご了承の上
ご来店ください。
・ブログ内で、過去に修理した作業内容や価格
納期などをご紹介しておりますが
同じ修理内容でも対象商品の状態や仕上げ方などによって
価格や納期は変わります。
あくまで目安として
参考にしていただくために公開しておりますので
予めご了承ください。
・2014年4月より前の記事では
その当時の消費税率5%で価格表示してありますが
実際にはご来店時点での消費税率で
対応させていただくこととなります。
・当店は予約制ではありませんので
営業時間内のご都合の良い時に、修理したい商品と
どんな修理にしたいかという構想を持って
ご来店ください。
場合によってはお客様が集ってしまうこともありますが
その際は、携帯電話をお持ちの方には
店外で他の用事などをしてお待ちいただき
受付の順番になったら、ご連絡させて頂いております。
2024年03月16日
グッチ大型ショルダーバックを小さくリメイク(後編)
こんにちは
早速ですが前回からの続きで
大きなショルダーバックを小さくリメイクした鞄の
仕上がり具合をご紹介します
まずは本体です
こちらが元の状態
胴体外側の革パーツを取り除いて
内側のパーツだけで作り直しています
マチ幅は元と同じにして
パイピングも元の物をサイズ調整して
改めて取り付け直してあります
そして内側です
出来るだけ元のパーツを使いつつも
必要な部分にはオーナー様セレクトの紫の革で
部品を作って仕上げました
写真はライトの影響で明るく見えますが
かなりトーン抑え目の紫なので
パッと見は目立たず、渋く
大人っぽい仕上がりになっています
ご使用されるときにちらっと見える紫が
気分を上げてくれそうですよね
オーナー様ご希望の長さで使いやすくなるよう
元のストラップの金具の配置等をあれこれ検討の上
この仕上がりとなりました
冬など厚着した時のために
ご希望の長さからも少し長く出来るようにしてあります
ストラップの本体側と根モモは
元のストラップのラインに合うようにカットして
新たに作り直しました
この金具が
体にあたって痛くない位置に来るようにしてあります
マチ周辺のコバは、新たに磨いて塗りなおしてあります
今回のリメイク
パッと見あんまり変わっていないように見えて
簡単だったのでは?と思われるかもしれませんが
これが元のステッチ穴が見えないように仕立て直したり
元の雰囲気を損なわないようなデザイン
構造を細部まで考えたりする必要があり
結構神経を使う大変な作業でした
なんとかバランスの取れた形に出来て
ほっとしています
グッチ大型ショルダーバックを
小さくリメイク 81400円(税込価格)
作業期間(正月期間含む) 約3か月
そもそもメンズかな?
と思うくらい大きなサイズだったので
確かに普段使いはし辛そうだし
何しろ重たかったぁ!
なので、今回のリメイクでかなり使いやすくなったと思います
オーナー様も一目で気に入ってくださったご様子
喜んでお持ち帰りいただけて良かったです
2024年03月09日
グッチ大型ショルダーバックを小さくリメイク(前編)
こんにちは
早速ですが本日の商品です
すみません
作業途中で修理前の写真を撮ってないことに気づいたもので
どの写真もストラップの片側を取り外した状態になってます
今回のオーナー様のご希望は
この鞄が大きすぎて重たくて、長らく使えていない状態なので
もっと小さく作り替えてほしいというものでした
なので、しっかりお時間いただいて見積もりをし
あれこれご相談させていただいた結果
胴体のパーツの外側の革を取り除いたサイズに合わせて
作り替えさせていただくことになりました
内容を言葉で説明するのは難しいので
また次回
写真で仕上がりの詳細を説明させていただきますね
ということで今回は
一部だけお見せしておきます
Posted by ひねりて at
15:23
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│修理(サイズ調整)│修理(持ち手関連)│修理(アレンジ)│鞄│修理(革部品交換、大物修理など│GUCCI(グッチ)│作成(オーダー他)
2024年02月17日
エルメスカードケース破れ部を修理
こんにちは
本日の商品はこちらのカードケース
使いやすいということで20年以上ご使用の逸品ですが
それだけ使われてればあちこち弱ってくるのは当然で
7年ほど前にはファスナー交換をさせていただいてます
そして今回はこちら
カードの角が当たるところの革が
上下ともに擦れて穴が開いてきています
反対側の底側も穴は開いていないけど
だいぶん弱っています
あとはポケットに入れてることが多いせいか
糸が擦れてなくなりかけているところもありました
そして、全体的に汚れてます
ということで
今回は革の弱っているところを部分的に交換し
ほころび部分を縫い戻し
全体のメンテナンスをさせていただくことになりました
では仕上がりをご覧ください
弱っていた革をカットして
オーナー様に選んでいただいた新しい革を
新たに継いで強度を上げました
ほころび部分も縫い戻しましたが
表側のアップの写真を撮り忘れてます
あとは全体の汚れをしっかり取り除き
オイルとワックスで栄養を与えて表面を保護して仕上げました
革継ぎの修理のために分解した際に
しっかり内側の汚れも奥まで取り除いてあります
コバもろうで磨きなおしました
今回一番心配だったのはこの湾曲した部分の縫製ですが
表裏ともに良い位置に針を落とすことが出来て
うまく仕上げられました
HEMESカードケース
革部分交換
ほころび縫い1か所
ミガキ 16500円(税込価格)
作業期間 1週間
20年も経っていれば
さすがに劣化は進んでしまいますが
それでも本体側が
まだ修理に耐えうる強度を維持できているのは
さすがエルメスと言えるのかもしれませんね
2024年02月03日
イビザショルダーバックをお好みの形にリメイク
こんにちは
早速ですが本日ご紹介の商品です
イビザのショルダーバック
革はオーストリッチで
グリーン系の斑染で赤色がうっすらランダムにのせられた
個性的な一品です
こちらの鞄、新品でして
オーナー様のご要望はといいますと
ご自分の使いやすい形に変えてほしいというものでした
外側も内側もなかなか凝った構造なのですが
それがオーナー様には合わないようで
特にマチが深くて丸っこい形が使いにくくて
お好みではないのだそうです
(写真は紐の構造見をるために、片側をほどいた状態です。)
今回のオーナー様は鞄がお好きな方で
ご自身が好まれる機能やデザインが
はっきりわかっていらっしゃるため
好みにそぐわないものは
せっかく買っても使わなくなってしまうのだそうです
それではもったいないので
ある程度費用がかかってもお好みの形に変えてほしい
とのことでご依頼いただきました
ということで
こんな感じにリメイクいたしました
ご依頼時に見本でお持ちいただいた鞄に近づけて
縦長のすとんとした形に仕上げました
1センチ幅を小さくしました
内張は3部屋だったところを
真ん中の部屋を残して両端二部屋のパーツを
天口のマチごとごっそり取り外し、マグホックも取り外して
あれこれ辻褄合わせて一部屋に大改造しました
それだけ取り除いても
内ポケットは2か所残ったので、収納力は十分あります
イビザのエンブレムも移動せずに残せました
before after
いかがでしょう?
ぱっと見がシュッとしましたよね
これがオーナー様にとって重要だったようです
イビザショルダーバック
全体をお好みの形にリメイク 35200円(税込価格)
作業期間 1ヵ月
*今回は年末年始を挟み、2か月ほどお待ちいただきました。
今回、出来るだけ費用を抑えるために
使われているものを出来るだけうまく生かして
内張への加工も最低限で済ませられるようにするために
あれこれプランを立てるのが大変でしたが
お陰で予想よりも分解量
作業量を減らすことが出来たため
見積金額よりずいぶん費用を抑えることが出来ました
オーナー様には仕上がりにプラスで
喜んでいただけて良かったです
そして現在別の鞄2点を
お好みの仕様にすべくお預かり中
ひねりての仕事に信頼いただけた証
と受け取っていいですかねぇ・・・?
改めてこの2点も頑張ります!
2024年01月27日
銅乱かぶせ付け根の破れ部を修理
こんにちは
大寒も過ぎて、今期の底は超えたのでしょうか?
年が明けてもう1ヵ月が経とうとしてますね
ああ、予想を裏切らない速さで時が過ぎてゆきます・・・
さて本日の商品はこちらです
こちらの鞄、オーナー様に教えていただきましたが
銅乱と呼ぶのだそうです
みなさん一度はご覧になったことあるのではないでしょうか?
そうです、よく電車や新幹線などの
車掌さんや運転手さんが持ってらっしゃるあの鞄です
この鞄のオーナー様も運転手さんで
今回持ち込まれたのは
先輩から譲り受けて使っていた銅乱
先輩から続く長年のご使用で
かぶせの付け根がこの状態
内側は問題ありませんが
本来このような経年劣化で使用できなくなった場合
会社から新しい鞄が支給されるので
それを使えばよいのですが
このオーナー様はそれはしたくないのだそう
先輩から譲り受けたものを、簡単には手放せず
せめて一度は直して
出来るだけ長く使っていきたいとの思いで
持ち込まれたのでした
その思いをお聞きして
「ならば精いっぱい頑張ります!」とお預かりし
修理してみました
では仕上がりです
遠目に見た感じ、いかがでしょう?
表側
まず全体に
ナイロンシートを接着した上に
元の素材(合皮)に馴染む色と質感の黒革を接着して
両端をミシンと手縫いで縫い留め
元のコ留め金具を留め直してあります
裏側
裏の素材はまだしっかりしていたのと
オーナー様が
以前より開閉がしにくくならないか気にされていたので
その点も踏まえて
裏側には何もあてずに仕上げましたが
表をしっかり補強してあるので強度は十分上がっています
銅乱
かぶせ付け根を革でカバーして補強
(片側) 16500円(税込価格)
作業期間 1ヵ月
今回のお修理、正直なところ
もしかしたら修理代が鞄代を
上回ってしまっているかもしれません
が、このオーナー様はそれでも修理する選択をされました
オーナー様にとってそれ以上の価値を感じる鞄
ということなんですね
この仕事をしていると
同様の判断をされる方に出会うことは多く
例にもれず、ひねりてもその一人なので
とても共感し、嬉しくなってしまうのです
どうか、一日でも長くご愛用いただけますように・・・
2024年01月13日
マッキントッシュ、ステンカラーコートの襟表を交換
こんにちは
年が明けてもう2週間が経とうとしてますが
皆様いかがお過ごしでしょう?
ひねりては毎年恒例の確定申告準備に追われ
気分の焦る毎日ですが
今年こそは今月中に目途をつけたいと思ってます
では本題に入りましょう!
今年初めてご紹介する商品はこちらです
紳士物マッキントッシュのステンカラーコートです。
トーン抑え目のカーキ色で
渋いですね~
もうお分かりと思いますが今回のご依頼場所はこちら
マッキントッシュあるあるだと思うのですが
2枚の生地の間にゴムが引いてある
マッキントッシュオリジナルの
この生地の弱点と言えるでしょうが
経年とご使用によって
裏側のゴムが浮いて出てきて黒くなってしまっています
決して皮脂汚れではないのですが、
この見た目ではやはり目立つし
なかなか気持ちよく着こなすのは難しいですね
ということで
今回はオーナー様に選んでいただいた羊革で
襟表のパーツを作成して交換することにしました
では仕上がりです
ぱっとみいかがでしょう?
元の素材のカーキに合う
カーキ系の羊革を使いました。
つやありですが、目立ちすぎずも適度にアクセントになって
こういうデザイン
といっても良い仕上がりになったのではないでしょうか?
このコートの特徴ともいえる
シーム部分にステッチが出ていない点については
今回の修理で変わってしまいますが
オーナー様はそこには拘らないということで
作業させていただきました
襟をコートに縫い留める縫い目は、目立つ表側から
元々あるステッチに重ねて(ハンガーループのすぐ上のステッチ)
綺麗に見えるように縫製しているため
裏側にはがたつきが出ていますが(下写真右側)
襟を立てない限り見えない部分なので
オーナー様は気にされないということでした
before after
マッキントッシュステンカラーコート紳士
襟表を羊革に交換 20900円(税込価格)
作業期間 約1ヵ月
実はひねりてもマッキントッシュのコートを持っておりまして
以前、同様の症状が出てきたために修理したことがあり
このブログでもご紹介させていただいております
良かったらこちらからご覧下さいませ
修理費用については
今回は紳士物であることと
ここ数年の物価高の影響による基本料金の値上げもあって
その当時の価格より高くなっておりますので
その点にご理解のほどお願い申し上げます
2023年12月09日
父親から譲り受けたグッチの折財布を修理
こんにちは
早速ですが、今日の商品はこちらです
グッチの折財布
ご覧の通り
かなりの重症患者です
持ち込まれたのは
最初の持ち主であるお父様から譲り受けて使用してる息子さんで
少々費用が掛かっても修理したいとのこと
その思いを伺うと
若くして結婚したお父さんが
これまで苦労しながらも
家族のために頑張ってくれている姿を見てこられていて
そんなお父さんが使っていた財布を簡単には捨てられず
せめて一度は修理をして
出来るだけ長く使っていきたいということでした
なるほど、それはなんとかせねば・・・
ということで
表の劣化部分には新しく革を継ぎ
小銭入れのマチはこれ以上破れが進まないように
仕上げ方はお任せで縫い留め
カード入れ下側の破れ部分は内張の生地に接着し
全体に革のメンテナンスをして仕上げることにしました
では仕上がりです
つぎ足す革はご要望により
出来るだけ質感、色艶など元の革になじむ黒革にしました
上側の端
内側はこんな感じ
before after
下側の端
before after
小銭入れのマチは少し引っ張って元の縫製部分で縫い留めました
表から見たらこんな感じ
カード入れの破れ部分はこんな感じ
今回は、長年のご使用でかなり変形していたので
その辺を考慮しながら
出来るだけ左右対称になるように仕上げるのが
なかなか大変でした
仕上げにクリーナーとオイルとワックスをあれこれ使って
しっかりメンテナンスしてあります!
グッチ折財布
表破れ部に革継ぎ補強
小銭入れマチ破れ部縫い留め
カード破れ部接着
全体メンテナンス 16720円
作業期間 2週間
*今回は1か月半お待ちいただきました。
今のオーナー様は
20代?もしかして10代?と思うような若者でしたが
とてもしっかりされていて
お父様の頑張る背中を見てこられた効果なのかなぁ・・・
などと勝手に想像してしまっています
このお財布が今後も長く
二代目のお供をしていけますように
2023年12月02日
リュックの合皮持ち手に革でカバー
こんにちは
今日の商品はこちらのリュックです
そしてご依頼場所はこちら
全体的にはナイロンの生地が使われているのですが
部分的に合皮が使ってあって
使用頻度の高い持ち手部分がこの状態
さすがにこのままでは見た目が悪いし持ちにくいので
出来るだけ費用を抑える方法で修理できないか
とのご相談
今回はこの持ち手の上に革を巻いて縫い留めることにしました
では仕上がりです
いかがでしょう?
革は元の合皮とつや感の近いものを選んでいます
巻きつけた革の端は切ったままでコートはしてありません
両端部分のカバーと縫製がどこまで出来るかは
作業してみないとわからないという前提で受け付けましたが
鞄本体が柔軟だったお陰で
予想以上に端まできれいに処理することが出来ました
リュック
持ち手に革でカバー
(分解なし) 7700円(税込価格)
作業期間 約1週間
持ち手以外は目立った傷みもなく
軽くて使い易そうなリュックでしたので
また長く活躍してくれそうですね
2023年11月25日
グラップリングダミーの足長カット
こんにちは
今日は久々に修理のご紹介です
早速ですが商品はこちら
って、いきなり見たらびっくりしますよね~
ひねりても最初にスマホの写真を見せられながら
問い合わせいただいた後
実物を見てその大きさにびっくり!
そしてこのお顔にまたまたびっくりでしたぁ
目玉の親父もびっくりなこのお方
グラップリングダミーというものだそうです
みなさま
グラップリングってご存じですか?
格闘技に興味のないひねりては全く知らず
お客様曰く
寝技の競技だそうで
ウィキペディア調べでは
総合格闘技から打撃技を省いたようなものなのだそうです
そしてこのお方はその競技の練習用のお人形さん
中に布などを詰めて立体的にして
持ち込まれた方が練習する際に使っているのだけど
どうにも足が長すぎる
ということで、カットしてほしいとのご要望でした
たしかに足長いですよねぇ・・・
正直なところ初めての内容なので
なかなか予想が難しかったのですが
このままでは使いづらいとお困りのご様子だったので
あれこれ条件提示し、金額の幅を持たせてもらったうえで
受け付けさせていただきました
このひざ下部分を途中で13センチカットします
で、結果はこんな感じです
まず最初に、下手すると
体のどこかがつるんじゃないかと思うくらいに
ひっくり返すのが大変でした
そして、この子を抱えながら縫製するのも大変でした
オーナー様のご要望は
とにかく足が短くなりさえすれば
見た目は気にしないし
たいして丈夫でなくても大丈夫ということでしたので
なるべく手数が少なく
分解しないで出来る方法を考えて作業した結果
こんな仕上がりになりました
赤色と黒色部分の継ぎ目に段差は出てしまってますが
そこにこだわる必要はないし
縫い合わせる部分の距離が違っているところを
無駄に分解することなく、なんとか辻褄合わせられているあたり
ひねりて的には上出来の仕上がりかと思っています
縫製も内側から2重にステッチ入れてあるので
少々ひっぱってもほころばないように
丈夫に仕上げてあります
カット残
内側は布で補強してありました
グラップリングダミー
足長カット(13㎝)
特大サイズ、特殊内容割増料金 14300円(税込価格)
作業期間 2週間
*今回は1か月ほどお待ちいただきました。
これでオーナー様の競技の技にも
より磨きがかかってくれていれば何よりです
今後、同じような修理を依頼されたい方がいらっしゃいましたら
事前に電話でお問い合わせください
何しろひねりては極小店舗でスペースに限りがあるため
今回のような大型の商品は
出来るだけお預かりの期間を短くさせていただきたいので
すぐにお預かり出来ない可能性があります
お手数ですが
どうぞご協力のほどお願い申し上げます
2023年10月28日
ベルト2本をアレンジ修理
こんにちは
今日の広島は気持ちの良い秋晴れ
あちこちで楽しそうなイベントが催されているようですね~
そんな中でもひねりては元気に営業中です!
では本日ご紹介の商品をご覧ください
写真の撮り方が悪く
分かりにくくてすみませんが
今回持ち込まれたベルトは3本で
バーガンディ色、黒色、茶色がそれぞれ1本ずつです
そして今回のオーナー様のご要望は二つあり
黒色ベルトのバックルがゴールドなのが嫌なので
茶色ベルトのシルバーのバックルをとって
黒色ベルトにつけてほしいというのが1つ
そして、バーガンディのベルトの長さが短いので
バックルをとった茶色いベルトの革を使って
延長してほしいというのがもう1つでした
ではさっそく仕上がりをご覧ください
黒色ベルトのゴールドのバックルを取り外して
茶色ベルトのシルバーのバックルをつけて
再度縫い戻してあります
そしてもう1点がこちら
茶色ベルトのバックル付近の革を加工して
全長7㎝延長しました!
一見、簡単そうに見えるかもしれませんが
全体にバランスよく仕上げるためには
コバ仕上げや、芯材の漉き加工といった
厚みの調整などの下準備が必要で
受付時の予想よりもあれこれ手間がかかりましたぁ
試行錯誤の結果はこんな感じの仕上がりです
延長7センチ+革を継ぐために3㎝必要だったので
茶色い革ベルトの部分は
実質10㎝ほど表から見える状態になっています
延長につかった茶色ベルトの継ぎ目のカットラインは
バーガンディのベルト先のカットラインと揃え
ベルト通しはバーガンディのものをつかうことで
元からこういうデザインに見えるような雰囲気に
仕上がっていると思います
最終的に残ったパーツ
ベルトのバックル交換
ベルト延長
いづれも持ち込み部品使用 11000円(税込価格)
作業期間 約2週間
結局今回のアレンジで
茶色いベルトの部品を活用して
黒色とバーガンディ色の
2本のベルトがオーナー様の元に蘇りました