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同じ修理内容でも対象商品の状態や仕上げ方などによって
価格や納期は変わります。
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実際にはご来店時点での消費税率で
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・当店は予約制ではありませんので
営業時間内のご都合の良い時に、修理したい商品と
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その際は、携帯電話をお持ちの方には
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受付の順番になったら、ご連絡させて頂いております。
2023年10月28日
ベルト2本をアレンジ修理
こんにちは
今日の広島は気持ちの良い秋晴れ
あちこちで楽しそうなイベントが催されているようですね~
そんな中でもひねりては元気に営業中です!
では本日ご紹介の商品をご覧ください
写真の撮り方が悪く
分かりにくくてすみませんが
今回持ち込まれたベルトは3本で
バーガンディ色、黒色、茶色がそれぞれ1本ずつです
そして今回のオーナー様のご要望は二つあり
黒色ベルトのバックルがゴールドなのが嫌なので
茶色ベルトのシルバーのバックルをとって
黒色ベルトにつけてほしいというのが1つ
そして、バーガンディのベルトの長さが短いので
バックルをとった茶色いベルトの革を使って
延長してほしいというのがもう1つでした
ではさっそく仕上がりをご覧ください
黒色ベルトのゴールドのバックルを取り外して
茶色ベルトのシルバーのバックルをつけて
再度縫い戻してあります
そしてもう1点がこちら
茶色ベルトのバックル付近の革を加工して
全長7㎝延長しました!
一見、簡単そうに見えるかもしれませんが
全体にバランスよく仕上げるためには
コバ仕上げや、芯材の漉き加工といった
厚みの調整などの下準備が必要で
受付時の予想よりもあれこれ手間がかかりましたぁ
試行錯誤の結果はこんな感じの仕上がりです
延長7センチ+革を継ぐために3㎝必要だったので
茶色い革ベルトの部分は
実質10㎝ほど表から見える状態になっています
延長につかった茶色ベルトの継ぎ目のカットラインは
バーガンディのベルト先のカットラインと揃え
ベルト通しはバーガンディのものをつかうことで
元からこういうデザインに見えるような雰囲気に
仕上がっていると思います
最終的に残ったパーツ
ベルトのバックル交換
ベルト延長
いづれも持ち込み部品使用 11000円(税込価格)
作業期間 約2週間
結局今回のアレンジで
茶色いベルトの部品を活用して
黒色とバーガンディ色の
2本のベルトがオーナー様の元に蘇りました
2023年10月21日
メッシュベルトのほころび修理と芯交換
こんにちは
先週末から3日間、5年ぶりに大阪へ行き
お陰様でたくさんの刺激をいただいてまいりました
事の詳細についてはまた落ち着いたころに
ここで書かせていただきますのでどうぞお楽しみに
ではさっそく本日ご紹介の商品をご覧ください
細かいメッシュとピカッと光る金具が魅力的な
黒色のベルトです
そしてご依頼場所はこちら
糸がほころび始めていますね
あとは分解してみてわかったことですが
このバックル部分の革パーツの内側には
紙タイプの芯が貼ってあり
その芯が劣化していたので
途中でオーナー様に相談し
この芯も新しく革の芯に交換することになりました
では仕上がりです
表から見ても違いは分からないと思いますが
裏を見ていただくと
元より強度を上げるために
ほころんでいた部分の上下にステッチを入れてあります
交換した元の芯はこんな感じで
分解してみると劣化で途中から切れていて
とても弱っていました
新しい芯は床革を使い
出来るだけ長くご使用いただけるように
元より気持ち厚くして、強度を上げて仕上げてあります
同じ向きの写真ではありませんが
修理前後はこんな感じです
修理前
修理後
メッシュベルト
革パーツほころび縫い
芯交換(床革使用) 9900円(税込価格)
作業期間 1~2週間
こちらのベルト
割と長くご使用されているということでしたが
全体的に綺麗な状態だったので
オーナー様が丁寧に使用されていたのでしょうね
これからまた長く活躍してくれますように・・・
2023年10月14日
カルティエのセカンドバックをショルダーバックにアレンジ
こんにちは
明日からひねりては5年ぶりの大阪出張
久々すぎて準備にあたふたしておりますが
出発前にやるべきことはやらねば!
ということで、本日ご紹介の商品です
マットなつや感が上品で
どんなファッションにも合わせやすそうな一品ですね
ただ、こちらの鞄
持ち主様にとっては
セカンドバックという点が唯一の難点で
長年冬眠状態だったのだそうです
そこで
今回はこのセカンドバックを
ショルダーバックとして使えるようにしたいというご相談で
今の持ち手を取り外して
ストラップを作成して取り付けさせていただくことにしました
ではさっそく仕上がりをご覧ください
オーナー様のご要望は
必要最低限の作業で
なるべく馴染む仕上がりにしてほしいということで
あれこれ打ち合わせの末
ご希望の長さのストラップを作成して
直接鞄にストラップを取り付けることにしました
ストラップの取り付け部分はこんな感じ
カシメは革でくるまず、他の金具に揃えたゴールドを使用
元より小さめのサイズにして、なるべくすっきりさせました
長いストラップは革を継いでますが
継ぎ目はなるべく滑らかに仕上げてます
ストラップは一枚の革を三つ折にして
切り口の仕上げ無しで作成することで
費用を抑えてあります
中にはナイロンテープを端から端まで入れてますので
強度は十分ありますよ
見た目もこの通り
オイルの入ったアニリンタイプの良質な革を使用してますので
カジュアルになりすぎずいい感じに仕上がっています
今回使用した革は、
革の質感を生かした仕上げの透明感あるアニリンタイプの革で
元の顔料仕上げのマットな革とは大きく質感は違ったのですが
色合いが近いお陰で
なかなかいい感じに馴染んでくれました
カルティエセカンドバック
ストラップ取り付けアレンジ(長さ調節無し) 13200円(税込価格)
作業期間 約3週間
*今回はお盆休み挟んで1か月ほどお待ちいただきました。
お引き取り時にオーナー様に試着していただきましたが
斜め掛けにすると
カジュアルなスタイルにもぴったり
これから活躍の場が広がってくれることでしょう
では、大阪行ってきます
今回は短期間なので
どれだけ動き回れるかわかりませんが
材料や情報だけでなく
刺激もいっぱいもらってきたいと思います
ひねりては19日から通常営業いたしますので
よろしくお願いいたします
2023年10月10日
2023年10月07日
グッチの財布を全体メンテナンス
こんにちは
気持ちの良い季節になりましたね~
・・・だけど
なんだか蚊もゴキ君たちにもよい季節のようで
出現率高くなってるのはひねりて界隈だけでしょうか?
やっぱ昨今の酷暑は虫にもつらいんでしょうね・・・
さて、本題に行きましょう
本日ご紹介の商品です
グッチの小型折財布
オーナー様長年ご愛用の逸品で
今後も出来るだけ長く使いたいので
不具合あるところなど
全体的にメンテナンスしてほしいとのご依頼
早速状態を確認させていただくと
かぶせの付け根あたりの糸が両サイド切れています
その他の縫製部分も
糸が擦り切れているところが数か所見当たりました
この折曲がっているところが一部擦り切れて、穴が開きかけています
あとは全体的に色がはがれて汚れもついている様子
ということで
今回は、表側の縫製部分を全周縫い直し
穴あき部分を補修+着色
コバ塗りなおし
ミガキ
をさせていただくことにしました
では仕上がりをご覧ください
修理前
修理後
修理前
修理後
オーナー様と相談の上
穴あき部分の裏側は見えない部分なので
ナイロンテープを貼って
必要最低限の補強をしてあります
表側は出来るだけ周りに馴染む
オレンジ系の顔料で補色してあります
あとはこちら
作業途中に見つけた不具合部分で
オーナー様に追加修理をご提案して、作業させていただきました
ポケットの底の方の内張が破れていたので
一部だけ交換してあります
コバはこんな感じ
グッチ小型折財布
表側縫製部分1周縫い直し
革破れ1か所補修(着色あり)
内張部分交換
コバ塗りなおし
ミガキ 18700円
作業期間 2週間
長年のご使用で色がだいぶん落ちているので
磨いてもあまり見た目変わらないと思いますが
汚れを落として
栄養を与えて
表面をコートしてあります
今後もこまめに同様のお手入れをしてあげることで
ご愛用期間を延長していくことも可能です
どうぞ一日でも長く活躍してくれますように・・・
Posted by ひねりて at
16:11
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│修理(ほころび、革あてなど)│修理(内張り交換)│財布│GUCCI(グッチ)│修理(傷跡メンテナンス、ミガキ他)│タピール(TAPIR)
2023年10月03日
10月の店休日とおしらせ
2023年09月30日
ショルダーバックに隠しマグホックを丈夫に取り付け
こんにちは
早速ですが本日ご紹介の商品です
紳士用の大き目ショルダーバック
黒色で容量たっぷりシンプルなデザインの
使い易そうな一品です
今回のご依頼場所はこちら
かぶせと本体に隠しマグネットが取り付けてあるのですが
本体側2か所とかぶせ側1か所のマグネットが行方不明で
止まらない状態になっていました
おそらく接着だけで取り付けてあったために
外れてどこかに行ってしまったのだと思われます
あとはこちら
内張の底角部分がどちらも
布がほころんで穴が開いています
そしてこちら
背面外ポケットに2セットマグホックがついているのですが
片方のメス側の金具が一部取れて
使えない状態になっています
パッと見わからないでしょうが
本来は下の写真のような状態のものです
今回は隠しマグホックを
元の取り付け方とは変えて
簡単には外れない方法で取り付け
内張ほころび部分は
少し縮めて縫い留めることで穴をふさぎ
背面ポケットのマグホックは
1か所だけ新しく交換することにしました
では仕上がりです
隠しマグホックは
マグネットの上からナイロンシートを接着するだけでなく
マグネットの周りを革と一緒に縫い留めることで
糸がほどけてボンドがはがれなければ
とれないような状態に仕上げていますので
今回のような症状は簡単には起こりません
内張はこんな感じ
元よりサイズが小さくはなっていますが
鞄のデザイン的に問題のない範囲のサイズ変化です
背面ポケットのマグホックは
メス側1か所交換しただけで使えるようになりました
大型ショルダーバック
隠しマグホック交換4か所(分解2か所)
マグホック(小)メス側交換
内張補修縫い2か所 15400円(税込価格)
作業期間(材料仕入れ期間含む) 3週間
行方不明だった本体側の元のマグホックは
結局見つからず
おそらく穴の開いた内張から
逃げ出したのだと思われます
今頃どこかの鉄にくっついてるのかなぁ・・・?
2023年09月26日
開店時間臨時変更のお知らせ
2023年09月23日
クラークスショルダーバックのストラップカット
こんにちは
今朝は京橋川沿いのボランティアに行ってきたのですが
やっとカラッとした秋空の元で
気持ちよく作業することが出来て
ホッとしているひねりてです
では本日ご紹介の商品をご覧ください
オーナー様が久々の海外旅行で購入されたものだそうですが
ご覧の通りかなり長いですよね
ということで25㎝カットさせていただくのですが
そもそも金具の位置が高いため
片側の1か所からカットすると、とてもバランスが悪くなります
なので、今回は両端からカットして
金具の位置がバラン良くなるようにします
で、仕上がりはこんな感じ
いかがでしょう?
before after
ショルダーバック
ストラップカット(両端から作業) 3960円(税込価格)
作業期間 1週間
オーナー様に試してみていただきましたが
いい感じの長さになりました
ここでひとつ
ショルダーバックの長さについて
ひねりての見解をお伝えしておきますね
見た目の事だけで言うと
今はショルダーの長さは何でもありで
持ち主様が良ければお尻のあたりまでくる長さでも
胸あたりで抱えるような短さでもありだと思うのですが
機能面で一つだけ言えるのは
肩にかけたとき
鞄の底に手が届くくらいまでの長さが
ストレスなく使える長さだと思います
それ以上長いと
荷物をとるとき、足などで鞄を支える必要が出てきて
地味にストレス感じることになると思います
良かったら参考にしてみてください
そしてお手持ちの鞄のストラップなどが
長すぎると感じるようでしたら
ひねりてに一度ご相談くださいませ