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2013年05月03日
BREE紳士鞄 根もも交換
世間様はGWまっただ中、
みなさん楽しんでますか?
ひねりてはのんびり作業を楽しんでます
さてさて今日の商品は、
今年初めにパイピング修理についてご紹介した
こちらのBREEの紳士鞄
その後
「根もも(持ち手を鞄に固定するパーツ)交換をしたらご紹介します!」
と言ってそのままになっていましたので
いまさらですが、ご紹介させてください
まずはその根ももの修理前の状態はこんな感じでした
左側
右側
横から見たらこんな感じで、
重い荷物を入れる用途のブリーフケースだけに、
ちぎれるのも時間の問題と思える状態でした
では分解
気になる中身はこのようになっていました
中に強度を上げるためのスチール製の芯が挟んでありましたが、
一番負荷のかかるところで動きも多いので、
金属疲労でバラバラに折れていました
もともとは
表に牛革、中の芯に厚紙とスチール製のパーツが使ってありましたが、
ひねりてでは、
表に元と近い質感の牛革と裏に豚革、
厚紙の代わりに弾性を出す不織布、
スチール芯代わりにナイロン製のベルト芯を使いました
使用する部分の負荷状況から考えて、
スチール製よりもナイロン製のほうが寿命は長いと判断してます
今回の鞄の根ももは特殊なデザインで、
同じようにするには大掛かりになってしまいます
ですから、劣化部分の周辺だけをカットし、
代わりになるものをデザイン的に馴染むよう作成して
カット部分を上から隠すような仕上げにしました
仕上がりはこんな感じです
左側
右側
横から見たらこんな感じ、
元々ついていた根ももの内側に革は使用してませんでしたが、
出来るだけ見た目も強度も上げるため
内側に豚革を使いました
ほぼ見えませんけどね・・・
仕上がりです!
BREEブリーフケース根もも交換2か所
カブセ二か所分解あり
根もも周辺加工あり 17850円
納期 2週間
前回のパイピング修理と合わせたら、高額な内容になりましたが
すでに10年程使われている鞄、
お客様は定年までのあと5年もってくれればと
修理することを決断されました
ひねりての考えでは、
もともと使用してある革が上質なものなので
お手入れ次第では5年と言わず
あと10年のご使用も充分可能と予想してますが・・・
結果がわかるのは10年後、
またその頃に元気で再会できることを願って
ひねりてを続けていきたい思います
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