
・インスタグラム始めました

ブログ以上に店主の趣味嗜好をご紹介してますので
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ひねりてインスタグラム
・このブログは
広島近郊の方には、お店の詳細を知っていただくために
遠方の方には
身近なものを修理して使用する楽しさをお伝えするために
公開しております。

・右下の方にあるカテゴリの、一番上の記事
「ひねりてからのおことわり」の内容にご了承の上
ご来店ください。

・ブログ内で、過去に修理した作業内容や価格
納期などをご紹介しておりますが
同じ修理内容でも対象商品の状態や仕上げ方などによって
価格や納期は変わります。
あくまで目安として
参考にしていただくために公開しておりますので
予めご了承ください。

・2014年4月より前の記事では
その当時の消費税率5%で価格表示してありますが
実際にはご来店時点での消費税率で
対応させていただくこととなります。

・当店は予約制ではありませんので
営業時間内のご都合の良い時に、修理したい商品と
どんな修理にしたいかという構想を持って
ご来店ください。

場合によってはお客様が集ってしまうこともありますが

その際は、携帯電話をお持ちの方には
店外で他の用事などをしてお待ちいただき
受付の順番になったら、ご連絡させて頂いております。

2019年02月23日
ボッテガ・ヴェネタ 長財布のスライダー交換
こんにちは
本日の商品はこちらの
ボッテガヴェネタの長財布

ファスナー不具合によくあるある
の状態です

布テープもエレメントも大きな問題はないのですが
スライダーを閉めてもエレメントが噛み合わずに
開いてしまっています

こういうケースでは、
いろいろ条件付きではありますが
まず最初に行う作業はスライダー交換です。
で、今回はそのスライダー交換で修理できました

新品時よりは
同じ症状の再発時期が早い可能性はありますが

しばらくの間は
問題なく使用できる状態まで戻せています

スライダーのカラーについては
使用による経年変化で
元の色がよく分からなくなってしまっていることもありますが
その場合も、変化した色に合わせるか
元の色に合わせるかなどは
ひねりてでご用意できる材料を確認していただきながら
お客様に選んでいただいております

今回は元の色に近い
アンティークシルバーメッキを選ばれました

ボッテガヴェネタ 長財布
スライダー交換1か所 2500+税円
作業期間 2~3日間
今回は、
スライダー交換で直せなかった場合
テープごと交換させていただく予定になっていましたが

その場合は縁のパイピングも
ぐるっと1周交換する必要が出てくる可能性もあり

そうすると
ずいぶん費用のかかる修理になるところだったので



ひとまずスライダー交換で修理することができて
よかったなと思います

2019年02月23日
2019年02月16日
HERMES 折財布を全体メンテナンス
こんにちは
さっそくですが、本日の商品はこちら
HERMESの折財布です
何年物とおっしゃってたかなぁ・・・・?
とにかく年代物です

使用による摩耗であちこちに傷みが出てきてました


今後も出来るだけ長く使用したい
というオーナー様のご意向を踏まえて
というオーナー様のご意向を踏まえて
修理してみましたので、ご覧ください

半分くらい分解のつもりが、
あちこちはずれてきて、結構解体されてしまいました

これも修理あるあるです・・・



小銭入れの両マチの入り口が破れていたので
そこにナイロンテープで補強後
薄い革でカバーして元に戻しました

マチの外側

マチの内側

ベルト部分は中の芯を不織布から革に交換し
さらにナイロンテープを入れ込んで強度を上げてあります

元の表側の劣化が進んでいたので
表と裏を入れ替えて仕上げました
こっちがもともと表側になっていた革です

ベルト通しのループは新しい革で作成しました

角の革が朽ちてしまっていたところは
なるべくデザインを変えたくないというオーナー様のご要望から
表に革は当てず、
なんとな~く鉛筆スケッチを指でこすってぼかすような
仕上げにしてあります

分かりにくい?

まあ、強度重視というより
見た目重視の(と言っても費用をかけすぎない)仕上げで

使用に問題ない程度に外観をぼかした仕上げという感じです


HERMES 折財布
ベルト芯交換、表側4辺縫い直し
小銭入れマチ補強2か所
ベルト通し作成
その他ほころび部数か所
補強数か所 36000+税円
作業期間 2週間
オーナー様がご自身で
少し修繕されていらっしゃる所があったのですが
瞬間接着剤を使用されており、ちょっと焦りました




というのも、
瞬間接着剤は得てして
添付した部分の革を使用不可能にしてしまうからです

革もボンドの事も
良くその性質を分かったうえで使用する場合は
例外もあるかもしれませんが

まず革には瞬間接着剤は禁物
と思って頂いていたほうが安全ですので

みなさま、ご自身で何か修繕される場合は
革用のボンド、もしくは木工用ボンドなど
硬化後も柔軟性のある接着剤にされることを
お奨め致します

2019年02月09日
ヴィトンエピの折財布を費用抑え目に修理
こんにちは
今日はこの冬最大の寒波到来という事で
厳重装備で出勤したのですが
なんだ前回の寒波の時の方が寒かったような・・・

いまからなのかなぁ・・・

せっかく寒いなら、雪もセットが好みなひねりてです

さて、ここで一つお知らせです

この度ひねりては
インスタグラムデビューいたしました

相変わらずデジタルなことは苦手なのですが

やはり一人でも多くの方にひねりてのこと
修理の事を知ってもらうべく
なんとか重い腰を上げてみました

でも、正直まだ生まれたての小鹿状態
危なっかしくて見てられない?かもしれませんが

このブログ同様
温かく見守っていただけると幸いです

ひねりてが、
なんだか変な動きしてるよ

マナー違反だよ

という行動をしているのを発見したら

ダメだし、つっこみ
どうぞ遠慮なくお願いいたします

ということで、
怖いもの見たさで興味のある方は
こちらから覗いてみてくださいませ~

ひねりてのインスタグラム

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で応援していただけると、なお嬉しいです

では本題にいきましょう
今日の商品はルイヴィトンのエピ
折財布です

今日はいつも以上にピンボケ酷くって
申し訳ないのですが

やはり状態を把握していただくには
写真があったほうが良いので
載せさせてもらいます

表 裏
ベルトが折れ曲がった部分を中心に
かなり劣化しています
折財布にはあるあるの
曲がった部分の両端が劣化しています

特に下側は、元の縫い位置くらいまで革が削れて
なくなっているところもあります

これを今後長く使用できるように
しっかり丈夫に修理する場合
全体的に補強をしながら
全ての縁に新しい革でテーピングを施すことになり
かなり大がかりな作業になってしまいます



その内容をオーナー様に説明すると
諦めかけられたのですが

「再発の時期は早い可能性高く
どれだけ使用していけるかは分からないけど・・・」

という枕詞付で
上記内容より費用を抑えて出来る修理をお伝えすると
それならお願いしたいという事で
ご依頼いただきました

では仕上がりです

革が削れてなくなっているところだけ
革でカバーして補強してあります

表 裏
革は、残念ながら
表と同じタイプはありませんが
内側のタイプにそっくりな革を持っていたので
それを使いました

これは予定外の作業なのですが
もともと、ご依頼時の話で
元の縫い位置からずらして縫っても良いという
了解を得ていて

どの程度の仕上がりを望まれているかというメージも
だいたい把握していましたので
このくらいのデザインの変化もOKと判断して

より強度をあげられる方法で作業することにしました

ステッチのかけ方も
使用時に負荷がかかり易い部分は
2~3目縫い返して3重に縫い留めてあります

表 裏
こちらは小銭入れのバネホック
バネが壊れていたので、メス側だけ交換しました
これは交換後の写真です
当店で交換される場合は
ブランドオリジナルのロゴは無くなります

あとこちらも予定外でしたが
バネホックのオス側だけ交換しました

通常はこっちのメス側が壊れて修理することが多いのですが
今回はオス側がこんな状態でした

両サイド削れて、楕円のような形になってます。

長年の使用で
メス側のバネとの摩擦によって削れてしまったんでしょうねぇ

こういう状態をまじまじと確認したのは初めてだったので
ちょっと新鮮でした!

ルイヴィトンエピ折財布
表面4辺縫製し直し
2か所革あて補強
バネホックオス側交換1か所
バネホックメス側交換1か所 10000+税円
作業期間 1週間
費用を抑えたとはいえ
決してお安くはありませんよねぇ

今回の作業の中で
出来る限りの補強はさせていただいたので
それなりにもってくれるだろう
もってほしいと願うばかりです



このお財布
オーナー様が病気の父親を看病した時に
その御礼として
お父様が買ってくださったものだそうです

そのお父上・・・
今は元気に過ごされているそうで
なによりです

2019年02月02日
ハンドバックに脱着可能なストラップを作成
こんにちは
今日はアレンジ修理のご紹介です

商品はこちらのハンドバック

青系統のコントラストがなんとも目を引く
お洒落な一品です

今回のオーナー様のご希望は
この鞄を斜め掛けに出来るようにしたいという事

良く見てみると

持ち手は脱着可能な構造になっていたので

斜め掛けできる長さのストラップを新たに作成して
ハンドバックにもショルダーバックにも出来る
ツーウェイバックにアレンジさせていただくことにしました

元々の持ち手は
かなり濃いめのこげ茶色でしたが
今回は費用を抑える目的もあって
鞄の中にもある黒色の
平レース革を使用することにしました

裏には黒い革を貼って、コバを磨いて仕上げてあります

斜め掛けしたいときは
こんな感じに元の持ち手を取り外して
新しく作成したストラップを取り付けます

ハンドバック
ショルダー用のストラップ(134㎝)作成 9000+税円
作業期間(材料仕入れ有) 2週間
ところでこの鞄、全体的にとてもカラフルで
ちょっとしたパーティにも使えそうな一品でしたよ

表はもちろんの事・・・
カブセを開けると・・・

かぶせの内側は
キラキラ光るブルーの生地が一面に使ってあって・・・

内張りはまた寒色系でまとめた
かわいい図柄のプリント生地

色合いが統一されているせいか、うるさく感じない
魅力的な一品でした

持ってるだけで気分があがりそうな

遊び心いっぱいの鞄ですよねぇ
素敵です

これからどんどん出番が増えてくれますよう
願ってます
