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ひねりてインスタグラム
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広島近郊の方には、お店の詳細を知っていただくために
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公開しております。

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ご来店ください。

・ブログ内で、過去に修理した作業内容や価格
納期などをご紹介しておりますが
同じ修理内容でも対象商品の状態や仕上げ方などによって
価格や納期は変わります。
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参考にしていただくために公開しておりますので
予めご了承ください。

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実際にはご来店時点での消費税率で
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・当店は予約制ではありませんので
営業時間内のご都合の良い時に、修理したい商品と
どんな修理にしたいかという構想を持って
ご来店ください。

場合によってはお客様が集ってしまうこともありますが

その際は、携帯電話をお持ちの方には
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受付の順番になったら、ご連絡させて頂いております。

2016年10月29日
ナスカン交換
今日はひねりて常連の皆さまにはお馴染の
ナスカン交換をご紹介します

商品はこちらのショルダーバック



これではカンに引っ掛けることは出来ませんね~



ひねりての経験上
ナスカンに使われている金属は、
摩擦によってこのように削れやすいようで
これはよく見る症状です

このようになったら、新しいものと交換すればまた使えます

では交換してみましょう

今回分解してみると
芯は入っていなかったので
作業のついでにナイロンテープを入れ込んで
元より強度を上げて仕上げておきました

before after
あとは新しいナスカンを取り付けて
元に戻して縫えば出来上がりです!
表 裏
どうでしょう?
ナスカンは持ち主様にその場でご確認いただき
納得いただいたものを使用してあります

今回は元の物より大きめで、より丈夫なものをご用意できました!

これでまたガシガシ使っていただけますね

ショルダーバックストラップナスカン交換2か所 3000+税円
作業期間 即日~
(在庫がある場合)
こちらの鞄は15年物だそうです
いい感じで熟成されてますねぇ

少し乾燥気味なのが気になったので
ひねりて愛用のタピールレーダーオイルで
軽くお手入れさせていただきました

さらに15年熟成されたらいったいどんな風合になるのでしょう?

またナスカン交換で再会できることを期待して
お別れいたしました

さて今日は
今年の日本シリーズ一番の正念場
ドキドキがとまりません

野球ファン注目の1戦だけに、色々なことが言われてはいますが

一カープファンとしましては
選手、首脳陣、スタッフの皆様には
おそらく野球少年のころから
一度は夢見たであろう日本シリーズで

戦える喜びをしっかり噛みしめて
この場でやりたかったことを
思い残すことなくやりきって欲しいと思ってます

「勝たなければ
」でなく「勝ちたい
」


という気持ちで、ぜひとも
「さすが、頂上決戦!
」という一戦を見せていただきたい



結果がどう転ぼうと最後まで見届けたいと思います

ということで、
今日はカープ観戦ではお決まりの一張羅で
出勤のひねりてです

これ着てヒーロー選手との記念写真もゲットできた

縁起のいい一張羅

今年は申年ですしね~

担げる縁起はすべてかついでしっかり念を送りますよ~

次回の記事で喜びを表現できることを願うばかりです

2016年10月22日
トートバックの修理と暖かい贈り物
今日は朝から雨ですね
予想してた以上に降ってます・・・

今日の試合大丈夫かなぁ
、無事開催されますように



さて今日のお品はこちらです
おそらく麻かなと思う生地と革のコンビのトートバックです

持ち込まれたオーナー様お気に入りの一品です
そして今回のご相談場所はこちら
底の4隅の生地が擦れて穴が開いてきてます

ご自身で修理した跡がありますね

オーナー様のこの鞄への思いがうかがえる跡です

ひねりてに「何とかお役にたちたい!」と
思わせてくれる効果もあったりする跡です

ご相談時の始めは
気に入っているから何とかして修理したいという気持ちはありつつも
見積はオーナー様の予算をオーバーするものだったので



二の足を踏まれてましたが
修理する場合の革をいろいろお見せする中に
気に入った革を見つけられ
どんどんイメージが湧いてきたのでしょうね
覚悟を決めてご依頼いただくこととなりました

では仕上がりです

生地の色といい感じに馴染むカーキの革で
表からしっかり破れ部分をカバーしましたよ

では、近づいてみましょう
こういう修理は薄めの革のほうが作業がしやすく
綺麗にも仕上げやすいのですが、強度に不安が残ります

なのでひねりてでは、元々2ミリくらいある厚めの革を
縁のライン部分のみ必要最低限漉くだけで
あとは元の厚みの状態で仕上げてありますから
かなり強度は上げて修理できています




目が粗い織なので、分解していくうちに下手すると
生地の編み込みがほどけてしまう状態で

事前にボンドで予防しつつ
ナイロンテープで補強したり
元の位置より少し深めにぬこんだりと
出来るだけ強度を上げるような工夫を施しつつ
作業を進めていきました

トートバックの底4隅を革でカバーして補強 20000+税円
生地切り口数か所補強あり
作業期間 2~3週間
先日この鞄の持ち主様が引き取りにご来店されたのですが
鞄を見るなり
「わ~、素敵、思ってた以上にしっかりとカバーしてある!」
と明るい笑顔の頬に一筋の涙

「嬉しくて涙が出てきちゃった」
とさわやかに涙を流して喜ばれてました



涙を流してまで素直に喜んでいただけるとは
予想してなかったため正直驚きましたが
ひねりてもまた素直にうれしかったです

そして帰り際にまた思いがけないサプライズ

「この子(今回の鞄)が今日帰って来るということで、
おめでたいのでねぇ」
とご自身で炊いたお赤飯を頂きました

こんな風にかわいくラッピングまでしてあって、
触るとまだほんのり暖かく、
どうやら出来立てを持ってきてくださったようです

こんなに心のこもった手作りの贈り物は
ひねりて始まって以来初めてのことで、
とても新鮮でしたし

ひねりての心にも「ぽっ」と暖かい灯が燈り

何とも言えない充足感を味わわせていただきました

受付した時の様子では

ただ単純にお気に入りのものが手放せずに
修理を決断されたのだと思っていましたが
ここまでの喜び方をしていただくと
「何かよほどの思い入れがある品なのかなぁ・・・?」
と少し妄想が膨らんでしまいました、すみません



お赤飯、その後、大変おいしくいただきました

お陰でひねりての腕前もアップした?ように思います





Kさま、ありがとうございました
どうぞ末永くご愛用いただけますように

2016年10月15日
拝んできました、セ・リーグ優勝トロフィー&ペナント♪
昨日仕入れのついでに(あくまでもついでです
)

福屋広島駅前店の1階に展示中の
セリーグ優勝トロフィーと
ペナントをしっかり拝んできましたよ~♪
こちらはペナント


この周りにはひねりてと同じように
見に来ている方々がたくさんいらっしゃって
みなさん写真撮影に専念されてたため

邪魔にならないように撮ろうと思うと
なかなか真正面からとらえることは
出来ませんでした

あと、写真を撮るのに必死だったため

現物をじっくり見るのを忘れてました

ま、写真がしっかり撮れたから、良しとしましょう♪
昨日はDeNAの井納選手にしてやられちゃいましたが
今日は今のところ勝ってますね

この調子で本日、
CS進出をぜひ決めてほしいものです



も一つ余談ですが今回の写真撮影後、
満足しながらお店に帰る途中のこと

ふと上を見上げると・・・!ん!?
あれに見えるは・・・

そう、ひねりてお気に入りのカモメ君です♪
先月中旬くらいから
彼の定位置である
電燈の上に見かけるようになっていたので、
涼しくなって、北のほうから戻ってきたのでしょう

また冬がやってくるんですねぇ

昨日もいいお天気の中

いつもの指定席で仁王立ちされていましたよ

また来年の春までこの光景を眺める楽しみが戻ってきて
うれしいです

今シーズンもよろしくねぇ、カモメ君

2016年10月08日
プラダショルダーバックの内張り交換(その後)
CSファーストステージ始まりましたね!
さて、いったいどちらがカープのお相手になるのでしょうか・・・?

楽しみですねぇ♪



はい、では前回の続きをご紹介しましょう!
プラダのショルダーバックの内張り交換の結果は
こちらでございます

持ち主様が選んだのは
こちらのペイズリー模様が織り込まれた
エンジ色系の生地でした

本体の色合いに近いということもあって
織模様は個性的でありながら
うまく全体にまとまっていると思うのですが

いかがでしょう?

前ポケットの内張りはこんな感じです


before
after
元々は左のように表から内張り生地は見えてませんでした

構造としては
表側の赤い生地の折り返し部分に
内張りが挟み込まれていて
この縫いしろ2~3㎜で縫いとまっていました

が、今回この部分が長年の使用で
本体から下左側の写真のようにはずれてきていたため

あえて上右側の写真のように表生地には挟まずに
折り返して2重になった
内張りの端と表の端を重ねて縫止めることで
しっかりほころび難い仕上がりにしてみました

この生地なら表から少し見えても違和感がないですし
逆にさりげなくお洒落な感じがするなと思っています

before after
今回収穫した初代内張りです

ほころび始めると、こんな感じに横糸が抜けてきて、
縫い留めているステッチの間から外れやすくなってしまいます

なので、ひねりてでは
生地を使用する際は意識的に縫いしろをしっかり取るようにし



切り口からのほころびが原因で
不具合が起きることの無いような作業を心がけています

プラダショルダーバック内張り交換
本体(内ポケット無)
前ポケット(本体からの分解あり) 26000+税円
作業期間 2~3週間
お陰様で今回も
持ち主様の満足そうな笑顔を拝見することが出来ました

さらにこの方を紹介してくださったお得意様にも喜んでいただけ

ひねりても思わず笑顔に・・・

一つの修理で笑顔が三つそろいました







これがスロットなら大当たりですね~

2016年10月01日
プラダショルダーバックの内張り交換
秋の長雨とは言いますが・・・
なんだか今年の秋は
特に雨や曇天の日が多いように感じてしまうのは
ひねりてだけでしょうか?

そろそろ秋ならではの高い空が恋しくなってきましたが

この雨がいろんな恵みをもたらしてくれると思って
もうしばらく、しとしと日和と
うまく付き合っていきたいと思います



では本日のお題です
こちらのショルダーバック
今回書き始めて気付いたことですが
このブログ上でプラダの商品を紹介するのは
どうやら初めてのようですね

ご紹介は初めてですが、
お店では今までもいろいろ修理させていただいておりますよ



持ち主様にお話を聞くと
とってもお気に入りの鞄だったのに
内張りが傷んでしまったので
ご自身のお母様に直してもらったのだそうです

でも、そうこうするうちに前ポケットもこの状態に・・・

ということで
今回ご友人からひねりてのことを聞いて
しっかり直してほしいと思い、ご来店されたのでした

お母様の心のこもった修理というのもいいな
と思いますが、

確かにこまで傷みが進むと
ちょっと手直しして・・・という訳にはいかなくなってきてますよね

「よし、ここはひねりてにお任せあれ!」です!

まずは今の内張りをすべて取り外していきますよ

本体側の内張り 内張りを外した後の本体内側
本体から取り外した前ポケット
本体側の前ポケットを外した跡
本体、内張りともに素材が生地のため
切り口からのほころびが大変なことになってます

この状態のまま作業しても
内側の事ですので、見た目には問題なく仕上がりますが

ひねりての性格的にも、作業のやりやすさから考えても
不要なほころび糸はすべてカットしたほうが良いので
がんばってカットしていきます

かなりすっきりしたと思いますがどうでしょう?
受付時点で大体の予想はしていたことではありますが
それにしてもここまで全体がほころびてしまってるとは・・・

疲れましたぁ

あとは本体の縫い代を補強するために強化テープを貼りこんだり

生地がほころびにくくなるように
切り口にボンドを塗ったりと、出来る限りの補強をしておいて
内張りを取り付けていくわけですが
この続きは次回にご紹介しますね

内張り素材は元と同じく生地を使いましたが
持ち主様がパッと見でピーンッ
ときたものを使い

個性的で素敵な仕上がりになってますので
その辺もどうぞお楽しみに
