
・インスタグラム始めました

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ひねりてインスタグラム
・このブログは
広島近郊の方には、お店の詳細を知っていただくために
遠方の方には
身近なものを修理して使用する楽しさをお伝えするために
公開しております。

・右下の方にあるカテゴリの、一番上の記事
「ひねりてからのおことわり」の内容にご了承の上
ご来店ください。

・ブログ内で、過去に修理した作業内容や価格
納期などをご紹介しておりますが
同じ修理内容でも対象商品の状態や仕上げ方などによって
価格や納期は変わります。
あくまで目安として
参考にしていただくために公開しておりますので
予めご了承ください。

・2014年4月より前の記事では
その当時の消費税率5%で価格表示してありますが
実際にはご来店時点での消費税率で
対応させていただくこととなります。

・当店は予約制ではありませんので
営業時間内のご都合の良い時に、修理したい商品と
どんな修理にしたいかという構想を持って
ご来店ください。

場合によってはお客様が集ってしまうこともありますが

その際は、携帯電話をお持ちの方には
店外で他の用事などをしてお待ちいただき
受付の順番になったら、ご連絡させて頂いております。

2023年12月28日
2023年、年末のご挨拶
こんにちは
ひねりては本日で仕事納めとなります

今年もたくさんの方にご利用いただきまして
誠にありがとうございました

今年はこの子が一年間
皆様をお迎えさせていただきました

来年はこの子が頑張ってくれる予定ですので
どうぞよろしくお願いします


ひねりてをご利用いただくお客様の中には
たまに、遠方からご利用いただく方もいらっしゃるのですが

ある方は県外にお住まいの時に
最初にネットで知っていただいていて

「「いつか広島に行くことになったら行ってみよう!」
と思っていて、広島に転勤になったので来ました!」
とご来店いただい方がいらっしゃいました

そんな風にして
ご利用いただいた方は初めてだったので驚きましたが
デジタルが苦手で四苦八苦しながらも
ブログやインスタグラムを仕事のため
と思って頑張ってきたことが報われた思いがして

素直にうれしく、有難かったです

そして、この方に限らず
ご利用いただいたみなさまの
仕上がりをご覧いただいた時の表情を見るたび

言葉には出来ないような力をいただいております



今年は年明けから家族の体調不良等のため
お店を不規則に営業する日が多く

みなさまには大変ご迷惑をおかけしてしまいましたが

ご理解とご協力をいただきましてありがとうございました



来年はその家族に年女がおりますので
良い年に導いてくれることと
今から楽しみにしております



では、皆様どうぞ良い年をお迎えくださいませ

2023年12月23日
革ジャケットのボタン外れ部分を修理
こんにちは
本日の商品はこちらです

ディーゼルの革ジャケット
こちらは以前の財布の方と同様に
持ち込まれた方がお父様から譲り受けて
着られている逸品で
だいぶん体に馴染んできている様子でした

今回のご依頼場所はこちらです
左肩の革ベルトを留めるボタンがとれて
土台の革も縫い留めていた糸の引っ張りに負けて
破れてしまっています






作業前に電話で相談し
こちらも追加で修理させていただくことになりました
あと、ミガキもします

では仕上がりご覧ください

肩のボタンが外れた部分はこんな感じ

破れていた部分の表から
丸く抜いた革を当てて縫い留め
その土台にボタンをしっかり縫い留めました

表から革を当てても
革ベルトを取り付けたら隠れる場所なので
見た目にはわかりません


ポケットのほころび部はこんな感じ
ほころびは、たった2~3目程度でしたが
ほおっておくとどんどん進むし
今回ボタンの修理で裏地を分解するついでに作業をすれば
別々で作業するより1回分の分解費用が浮くので、お得です





分解はこの裾の裏地と革の継ぎ目部分からしました

ミシンと手縫いを合わせて丁寧に縫い戻しますので
見た目にはわからないですよ

最後に、クリーナーで汚れを落とし
レーダーオイルで栄養を与え

更にレーダーフレーゲで栄養とつやを与え
襟首、袖先、裾周りの良く擦れて傷みやすい部分に
レーダーフレーゲクリームを塗りこんで
表面をしっかり保護するメンテナンスをして仕上げました


ディーゼル革ジャケット
左肩ボタン外れ部補強取り付け
左ポケットほころび縫い
ミガキ 9900円(税込価格)
作業期間 1週間
ここのところの寒波のなか
オーナー様に寄り添って
しっかり活躍してくれていることを願います

2023年12月16日
年末年始のお知らせ
お知らせ 




2023年12月09日
父親から譲り受けたグッチの折財布を修理
こんにちは
早速ですが、今日の商品はこちらです

グッチの折財布
ご覧の通り
かなりの重症患者です

持ち込まれたのは
最初の持ち主であるお父様から譲り受けて使用してる息子さんで
少々費用が掛かっても修理したいとのこと

その思いを伺うと
若くして結婚したお父さんが
これまで苦労しながらも
家族のために頑張ってくれている姿を見てこられていて
そんなお父さんが使っていた財布を簡単には捨てられず

せめて一度は修理をして
出来るだけ長く使っていきたいということでした

なるほど、それはなんとかせねば・・・
ということで
表の劣化部分には新しく革を継ぎ
小銭入れのマチはこれ以上破れが進まないように
仕上げ方はお任せで縫い留め

カード入れ下側の破れ部分は内張の生地に接着し
全体に革のメンテナンスをして仕上げることにしました

では仕上がりです

つぎ足す革はご要望により
出来るだけ質感、色艶など元の革になじむ黒革にしました

上側の端
内側はこんな感じ
before after
下側の端
before after
小銭入れのマチは少し引っ張って元の縫製部分で縫い留めました
表から見たらこんな感じ
カード入れの破れ部分はこんな感じ
今回は、長年のご使用でかなり変形していたので
その辺を考慮しながら
出来るだけ左右対称になるように仕上げるのが
なかなか大変でした



仕上げにクリーナーとオイルとワックスをあれこれ使って
しっかりメンテナンスしてあります!

グッチ折財布
表破れ部に革継ぎ補強
小銭入れマチ破れ部縫い留め
カード破れ部接着
全体メンテナンス 16720円
作業期間 2週間
*今回は1か月半お待ちいただきました。
今のオーナー様は
20代?もしかして10代?と思うような若者でしたが
とてもしっかりされていて

お父様の頑張る背中を見てこられた効果なのかなぁ・・・
などと勝手に想像してしまっています

このお財布が今後も長く
二代目のお供をしていけますように

2023年12月02日
リュックの合皮持ち手に革でカバー
こんにちは
今日の商品はこちらのリュックです

そしてご依頼場所はこちら

全体的にはナイロンの生地が使われているのですが
部分的に合皮が使ってあって
使用頻度の高い持ち手部分がこの状態

さすがにこのままでは見た目が悪いし持ちにくいので

出来るだけ費用を抑える方法で修理できないか
とのご相談

今回はこの持ち手の上に革を巻いて縫い留めることにしました

では仕上がりです









いかがでしょう?
革は元の合皮とつや感の近いものを選んでいます

巻きつけた革の端は切ったままでコートはしてありません

両端部分のカバーと縫製がどこまで出来るかは
作業してみないとわからないという前提で受け付けましたが

鞄本体が柔軟だったお陰で
予想以上に端まできれいに処理することが出来ました



リュック
持ち手に革でカバー
(分解なし) 7700円(税込価格)
作業期間 約1週間
持ち手以外は目立った傷みもなく
軽くて使い易そうなリュックでしたので
また長く活躍してくれそうですね
