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2024年06月08日
バレンシアガ三つ折財布のホック交換とメンテナンス
こんにちは
本日ご紹介の商品はこちらです

バレンシアガの三つ折財布
色はゴールドということで

金運上がりそうなお財布ですね~

持ち主様がどこかで落としてしまったのを
どなたか親切な方が警察に届けてくれていて
持ち主様が警察に取りに行ったその足で
ひねりてに持ち込まれたものでした

持ち込まれた理由はこちらです

ピンぼけですみませんが



ホック交換の際にこの部分を

では仕上がりです

まず表面はご使用による擦れで



今回、分解したところだけコバを手直しすればよい



ここも出来るだけクリーナーで汚れを落としてあります


バネホックがゆがんでいるのわかりますでしょうか?
なんで歪んでる?って思いますよねぇ

オーナー様曰く、おそらく道路に落としていて
車に踏まれたんだと思う、とのこと



2か所あるホックはどちらも歪んでいましたが

こちらのホックの方が留まらない状態だったので
今回、留まらないほうのホックのメス側のみ
新しく交換させていただくことにしました

そしてこの機会に
全体のメンテナンスもさせていただきます

分解して作業するので

場合によってはコートも手直しするかもしれない
という前提で受け付けさせていただきました

表面のゴールドは剥がれていましたが
クリーナーで拭いてみると予想以上に汚れていたので
黒ずみ汚れが取れた分スッキリクリアになっています

そしてあろうことかひねりて
交換したバネホック部分の写真を
撮り忘れてしまっておりまして

こんなのしかありませんが



この写真の右側のホックを交換して

ホックは留められるようになりました

と思っていたのですが

いざクリーナーで汚れを落としていくと
コバの汚れが良く取れて
思っていた色ではなかったことが判明

小豆色かと思っていたコバは
ゴールドに合わせた感じのからし系の色
そしてコバは劣化も進んでいた上に
クリーナーに反応したようでベタベタした状態

このままでは具合が悪いので

最終的に
元のからし色に近い色に調合したコート剤を
全体に塗って仕上げました

コバはしっかり手直ししようとすると
元のコート剤をすべて落として
磨いて
下地剤を塗って
コート剤を塗って
仕上げ材を塗って
と時間と手間がかかるため、費用もそれなりに結構かかります

このお財布の場合8000~10000円+税くらいでしょうか

なので、今回はまだそこまで必要ないと判断して
元のコート剤の上からひと塗だけしてある簡易補修です

そのうちまた汚れたりべたついたりしてくると思うので
そうなってもまだお使いいただきたいようだったら
しっかりコバの手直しをさせていただこうと思います

財布の中で小銭入れが一番汚れているところ


すべて汚れを落とした後

レーダーオイルで栄養を与え

仕上げにレーダーフレーゲクリーム(無色)で
表面をコートして

汚れが浸透しにくく、とり易く
色剥げしにくくしてあります

バレンシアガ三つ折財布
バネホック(メス)交換(分解あり)1か所
全体メンテナンス
コバ手直し 8360円(税込価格)
作業期間 1週間
今回のお財布
中身も無事で戻ってきたそうで
「こんなありがたいこと
日本ならではで、海外じゃありえませんよね~!」
とオーナー様
ほんと、こういう精神は
いつまでも大切に守っていきたいものです



Posted by ひねりて at
15:35
│Comments(0)
│修理(金具、留め具類)│財布│BALENCIAGA(バレンシアガ)│修理(傷跡メンテナンス、ミガキ他)│タピール(TAPIR)
2013年02月08日
BALENCIAGA 持ち手部分交換
ここ最近のひねりては
確定申告と出張準備のために毎日ぱたぱたしております

とは言っても1,2月は来客が少なくなるシーズン

作業と雑用を織り交た、いい感じのペースで日々を過ごせています

日曜日には出張に出発しますが、
その前に先月作業した修理をひとつご紹介しておきます

商品はこちらの鞄

朝日が反射して見えにくくってすみませんっ


バレンシアガの書類鞄です。

外観は茶色一色でシンプルですが、
内張りは深緑にストライプ柄の
おしゃれで機能的な作りになっていました

持った感じ、このサイズにしては軽くて、
さわり心地も良く、使いやすかったのでしょうね

かなり使い込まれていて、
年季が入っていました

持ち主様曰く、
「とても大切な鞄なので、できる限り長く使用したい。」
ということでした。
まず今回のご依頼場所はここです


そう、この持ち手部分です。

スチール製の芯が入った丈夫な持ち手ですが、
革のほうの寿命が来ていて持ちにくそうですね。
見た目もちょっと気になります

ただ、こういったタイプの持ち手を全交換となると、
構造が複雑な分、高額になります

また、構造的に分解部分が多いので、
今回のように年季の入った鞄の場合、
分解に伴って劣化が進行しやすく、
それを補強するために
いろんなところに手を加えていく必要が出てきます

ということは、さらに費用がかかってしまうのです


なので、今回は出来る限り分解作業の少ない、
破れてしまった劣化部分だけの交換をすることにしました

と言っても、
この内容も結構複雑で、根気と集中力のいる作業でした〜

ではご覧ください

元々の状態は
スチール芯を厚紙の芯で挟んで包み込み、
そこにクッション代わりの素材をのせて全体を革でカバーしてありましたが、
今回はより長持ちさせるため、
厚紙ではなく床革を加工して芯にしました

外側 内側


途中から革の芯に継いでます

元と同じようにクッション性をもたせるために、
硬めのスポンジを加工して接着しました


作業側の都合だけで言わせていただきますと・・・

持ち手が鞄についた状態で作業をするのは、
何かと制約やリスクがあってやりにくいため、
結構四苦八苦、試行錯誤しながら


そんなこんなで仕上がったのがこちらです



いかがでしょう?


ひねりてには本体に近い色の革がなく、
どうしようかと思いましたが、
手で持つ付近は焼けてこげ茶色になっていたので、
その色に近い上質な革を使うことにしました

これが結構いい感じのグラデーションになって
馴染んでいると思うのですが・・・
どうでしょう?

切り口(コバ) 裏側


スライド式持ち手、部分交換
(芯、スポンジ一部交換含む) 2本 18900円
納期 2週間〜
今回、この鞄の持ち主様はお忙しい方だったので、
お引取りはご家族の方が来られました

ですから、ご本人様の反応は確認できていません。
満足して活用していただけてたらいいなと願ってます
