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ひねりてインスタグラム
・このブログは
広島近郊の方には、お店の詳細を知っていただくために
遠方の方には
身近なものを修理して使用する楽しさをお伝えするために
公開しております。

・右下の方にあるカテゴリの、一番上の記事
「ひねりてからのおことわり」の内容にご了承の上
ご来店ください。

・ブログ内で、過去に修理した作業内容や価格
納期などをご紹介しておりますが
同じ修理内容でも対象商品の状態や仕上げ方などによって
価格や納期は変わります。
あくまで目安として
参考にしていただくために公開しておりますので
予めご了承ください。

・2014年4月より前の記事では
その当時の消費税率5%で価格表示してありますが
実際にはご来店時点での消費税率で
対応させていただくこととなります。

・当店は予約制ではありませんので
営業時間内のご都合の良い時に、修理したい商品と
どんな修理にしたいかという構想を持って
ご来店ください。

場合によってはお客様が集ってしまうこともありますが

その際は、携帯電話をお持ちの方には
店外で他の用事などをしてお待ちいただき
受付の順番になったら、ご連絡させて頂いております。

2017年04月29日
エンリーベグリン手提げかばんの手縫い修理
皆さまのわくわく具合が
街のそこここに溢れだしてるように感じるのは
ひねりてだけでしょうか?

きっとこの度オープン以来、
初めてGW中にお休みを頂くことになった
ひねりて自身のわくわくが
そう感じさせているのかもしれませんね・・・・

今年はGWに珍しくお天気も穏やかそうですし
みなさんそれぞれの休暇を楽しみましょう

で、その前にお仕事しときましょう
今日の商品はこちらです

これ見てぴんと来られた方もいらっしゃるでしょうね


深~い緑の本体と濃茶の内張りがいい感じに引き立てあった
とても魅力的な鞄です

今回の修理場所は前の持ち手の左側付け根部分です

もう1か所裏側から見たらこんな感じで糸がほどけかけています

オーナー様曰く
ネットで中古品を購入されたそうで
届いてみたてから上記の不具合に気付いたとのこと

この程度でしたら見た目もほぼわからないように修理できるので
出来るだけ馴染む糸を使用して
修理させていただいました

ではご覧ください

修理に使った糸はポリエステル製のシニューなので
元のミシン糸タイプのものとまったく同じとはいきませんが
色合いがかなり近いものということで
遠目にはほぼわかりません

縫い方は元と同じようにしてあります

ほどけかけていたところも元の糸にしっかり重ねて縫って
玉留もして隠してあります

見た目も大事ですが
強度もしっかりでるように仕上げたので
少し元よりボリュームが出ましたが

遠目に見ればそんな気になりません・・・よね!?

エンリーベグリン手提げかばん
持ち手付け根補強縫い2か所 2500+税円
作業期間 2~3日
なにはともあれオーナー様には納得いただけましたので
良かったです♪

では本日もひねりての気ままな写真展をどうぞ

今玄関先で花真っ盛りです

いつものお気に入りの散歩道
通るたび、何かを期待をさせてくれる小路です
休憩で座ったベンチでふと見上げると・・・
綺麗なもみじの青葉の屋根でしたぁ

新緑がきれいな季節ですね~

今日はほとんど野鳥に出会わなかった中
若鳥らしき雀が元気に囀ってました

そんな静かな探鳥会も終盤に差し掛かったころ
京橋川沿いの雁木の階段に
何とも存在感のあるお方を発見しました

寝てるのかなぁ?

立派なアオサギですね!
と思うくらい近づいてみてもびくともしませんでしたが
今写真をよく見てみるとちゃんとこっち見てますよね
やっぱ大物は見た目だけでなく、その反応にも貫録があります

それにしても一足早いですが

やっぱ大物は見た目だけでなく、その反応にも貫録があります

それにしても一足早いですが
青葉の映えるいい五月晴れの一日でした

みなさまよいGWをお過ごしください

2017年04月22日
ツートンカラー手提げかばんのファスナー交換
今一番、一日を通して過ごしやすい
良い季節だなぁと

朝目覚めるたびに思うひねりてですが
きっとこの状況は長くは続かない・・・
GWにはきっと
「あっついですねぇ」などと言ってることでしょうね

・・・今を大事にしようと思います

本日はこちらの商品をご紹介します

ベージュと水色のツートンカラーの手提げかばんです。
これからの季節に使い易そうな、爽やかな色合いですよね

パッと見はまだ新しそうで特に問題なさそうに見えたのですが
ファスナー部分を見ると

閉まっているはずの部分のファスナーが開いてきてました

今回その状態の写真は取り忘れてしまってます、すみません

さて、ファスナーの修理については
ひねりてなりの受付方があるのですが
以下の記事に詳しく書いてありますので、
興味ある方はご覧くださいませ

2013/07/03
今回、持ち主様のご希望で
最初からファスナー交換で作業を進めました。
テープの色が本体の色に合わせて、きれいな水色でしたので
大阪からできるだけ近い色合いの材料を取り寄せて
作業しました

では仕上がりです

縫い糸はもともとは水色を使っていましたが
他の場所に使用されているベージュ色の糸なら
ひねりてにかなり近い色合いのものがありましたので
今回はその糸を使用しました

内側はこんな感じです
「これほんとに交換したの~!?」
っていうくらい近い色合いの材料で修理が出来ましたが・・・



交換しましたよ!

ファスナー、ちゃんと閉まってるでしょ~

手提げかばんのファスナー交換 6000+税円
作業期間 1週間
仕入れ期間 2週間
実はこちらの持ち主様は
島根県の浜田の方からご来店されました

何かの用事のついでではあったようですが
広島への道中の手荷物を一つ増やしてまで
修理に出されるくらい
この鞄が気に入ってらっしゃったようです

ひねりてでは
基本的に受付、お渡しともご来店をお願いしておりますが
今回のように遠方からの方がご希望された場合
配送料をご負担いただいたうえで
お渡しの時だけ(受け付け時は出来ません
)、

送らせていただくことも可能で
、

この方もそうさせていただきました。
また、店頭、配送どちらの場合でも
仕上り時に商品は軽くメンテナンスさせていただき
初めてご利用の方には
お手入れに関するご提案と、簡単なアドバイスを書いた
お手紙を添えさせていただいております

この度も同様にお手紙を添えて商品を送りましたところ
2~3日後に嬉しいご褒美を頂戴しました

無事届いたというお知らせと、仕上りの感想、
お礼が書かれたお葉書です

普通ハガキに美しい文字で、
言葉だけが書かれたシンプルなものでしたが
喜んでいただけたことがよく分かる内容とタイミングで
思いがけない温かい言葉の贈り物に
嬉しくて思わずお返事書いてしまいました

今頃、浜田のブルーグレーの空の元
この鞄が活き活き活躍してくれてるのかなぁ?
などと妄想が膨らむばかりです

Sさまありがとうございました

2017年04月19日
5月の店休日
お知らせ

ゴールデンウィーク中の祝祭日は
4月29日(土)
5月3日(水)
5月7日(日)
に営業しております。
この機会に、どうぞご利用くださいませ


2017年04月15日
カービングバックの革レース全交換
本日は久しぶりに修理をご紹介しましょう

商品はこちらの巾着鞄
カービングレザーをマチにして
全体に革レースのダブルステッチが施されています


かなりの年数がたっているのは間違いなく

全体的に乾燥して劣化が進んでました

鞄の右底コーナーあたりです

革レースも乾燥によって
カサカサポロポロの状態になっていたため
今回はこのダブルステッチを
すべて交換することになりました

では仕上がりをご覧ください

プチプチ切れてしまう状態だったため
1本ずつラジオペンチなどを使って引き抜く必要があり
思いのほか手がかかりました

まず、新しく縫い始める前に
全体の汚れをふき取り
タイピールのレーダーオイルを数回重ねて
しっかり潤いを与えてあります

今回90㎝の革紐が11本必要でしたので、
10か所で革を継いであります

以前の継ぎ目はこのような状態で
よく見ればわかる状態でした


どこかわかりますか?

ちょっとわかりにくいですが
右から三つ目の縫い目の1か所の革レースに
うっすら白っぽいラインが横に1本入ってます
そこで継いでます

縫い終りの始末は真ん中あたりでしてあります。
一見、以前のように重ねてからませてない分
強度が心配になるかもしれませんが、
大丈夫です

しっかり貼り代をとって、
貼り合わせ面の接着力をあげる下処理をしたうえで

より接着力が発揮されるタイミングで接着してあるので
見た目以上に丈夫に仕上がってますよ

また、元よりも全体的に均等な厚みで仕上がっているため
部分的に擦れにくく
より丈夫に仕上がっていると思います

カービングレザー巾着鞄
革レース全交換、ダブルステッチ仕様(140㎝) 18000+税円
作業期間(材料仕入れあり) 約2週間
革レースの色も同じ色合いのもが用意できたので
雰囲気を変えることなく仕上げることが出来ました

オーナー様にも喜んでいただけて良かったです

さて、広島市内の桜はそろそろ葉桜に衣替えしつつありますが
ひねりては先週の2連休に
3か所でお花見の梯子をしてきましたので
良かったらその写真展にお付き合いくださいませ

まずはじめに
竹原のバンブージョイハイランドという運動公園です

竹と桜の色合いが春らしくて綺麗でした♪
行くまでのルートは離合の難しい山道でして

ジェットコースター顔負けのスリル満点コースに
冷や汗ものでしたが・・・



「この景色が見られるならまた頑張ろうかなぁ?」

と思えてしまうくらいの絶景でした

う~ん、もうちょっとましなルートが無いか
ちょっと探してみよっかなぁ

最後は牛田のバラ公園
ご近所さんでありながらも、
今回初めて行きましたが
見事な桜がいっぱいで、野鳥ものびのび飛び回ってました

今度はバラの季節に来てみたいです

からの・・・・
菓子の木でお茶
&お買い物


ひねりての牛田でのお決まり行動パターンであります

最後の最後は菓子の木の桜ロールで締めまして



お腹の中まで満喫させていただきました

ごちそうさまでした~

さくらさん、来年までさようなら~

2017年04月08日
2017年春の京橋水辺の桜たち
こんにちは
今日も修理は置いといて

今、花真っ盛りの京橋川沿いの様子をご紹介します

写真は昨日撮影したため
雨の中の景色です

ここ最近の広島は花曇りと言いましょうか
曇天、雨天の日が続いております



晴天の中の景色も大好きですが

雨に濡れたグレーの景色も
なかなか乙なもんだと思いますので

そんな瑞々しく潤った様子が伝わるような画を
多めに載せてみました、ではご覧あれ

今ちょうど満開の桜
柳にかかった蜘蛛の巣
水滴が付いたら
まるでシャンデリアか
パーティ用のハンドバックのように輝いてて

綺麗でした

新芽の枝にも

クローバーの葉っぱにも



水滴がキラキラ宝石のようですよね

雨の日ならではのプレゼント

いただいちゃいました

これ、何に見えます?
はい、鳩の群れの後ろ姿です

しかし、これが昨日のひねりてには
音符に見えてしまいました

・・・・・・・かーなり単調なメロディになりそうですけどね~

でもそう見るとなんかかわいいでしょ

そんなことを考えながらふとそばの桜を見ると
枝にカギがかかってる・・・自転車かなぁ?

見つけた誰かが
「持ち主さんの目に留まりますように」

と枝に掛けた様子が
目に浮かびます



人気の少ない雨の朝の京橋川沿いでしたが
こういう誰かの痕跡で、
その人の行動や思いを感じながら散歩するのは
なかなか楽しいです

そしてこちら
何かお分かりですか?
ひねりてが張り切って植えさせていただいた鉢の
その後の姿でございます・・・

・・・おっかしいなぁ

ほんとはこんな感じなるはずなのにー



ベテランさんが担当されたお隣の鉢です
元気いっぱい、きれいに咲いてますねー

・・・次、がんばります

で、も一つとなりの鉢を見ると

何方かの置き土産が残ってました

たぶん花見か何かで使ったコップを
置き忘れてしまったのでしょうねー
うっかりなのかもしれませんが、見つけると悲しくなります・・・

とくにお花見のこの季節、
楽しんだ方々のこういう痕跡をあちこちでよく目にしますが
その度、胸が痛みますし

最近は、中国新聞の記事で知った
マイクロプラスチックという言葉が頭をよぎり

↑(NHKの番組のHPに詳しい記事があったのでリンクを貼ってます。)
生態系への影響が心配になります

こういう誰かの心無い置き土産を見つけた時

すぐ持ち帰って捨てられる状況であれば
店に持ち帰るようにしてますが

いつもは出来てません

横目に見逃してしまうことも多いです

やはり、どなた様にもしっかり楽しんだ後始末を
しっかり最後までやりきって欲しいですね~

こういう残念な痕跡を見なくなる日が来ることを願いつつ

ひねりて自身も
人から見習われるような行動を心がけたいなと思います

この日は入学式の学校が多かったようで
おめかしされたお母さん、お父さんと一緒の学生さんを
よく見かけました

雨の中大変だったでしょうが、
綺麗な色の着物と桜、とっても似合ってて、いいなと思いました

さて、雨のお花見はいかがでしたか?
少しでもお楽しみいただけたなら幸いです

今年はお花見、もうしばらく楽しめそうですね!
皆さまもそれぞれの春を満喫できますように

2017年04月01日
万歳植物のその後
今日はちょっと修理から離れまして・・・
かわいいお花をお披露目しちゃいます


どうですか?
このブログをご愛読頂いてる方は見覚えありませんか?

はい、昨年ひねりてが大阪出張時に行った
革染職人さんの工房で育ててくれている万歳植物君です

先日彼女とお話しする機会があり

昨年秋に咲いたと聞いていた
その万歳君(と呼ばせてもらいますね!)
の写真を送ってもらいました

ひねりてが昨年6月ごろ
工房で再会した時の様子はこんな感じでした


「再会」とあえて言いましたのも、この植物、
以下の記事を読んでいただければわかりますが
ひねりてが恭レザーさんに送った工房移転祝いなんです

2016/06/25
この万歳君
けっこう手のかかる子だったようで

彼女はお母様と2人掛りで
手を変え品を変えして育ててくれていました

そのお母様に昨年秋ごろ病気が見つかり
彼女も元気が出なくて落ち込んでいた丁度その頃
花が咲いたのだそうです



それを聞いたひねりて

「きっとそれは
親身に育ててくれている二人に、エールを送りたくて咲いたんだ!」

と勝手に美談に仕立て上げさせてもらいました

もちろん真実はわかりませんが
そう考えることでより愛着湧いちゃいますよね

植物を愛でるのは好きなのに
育てることが不得手なひねりてからすると

育てたこともない変わった植物を
悪戦苦闘しながらも花が咲くまでに育て上げた

恭さん親子に敬意と拍手を送りたいと思います

万歳君はいいお家にもらって頂いて幸せ者ですね

ただ送っただけのひねりてもうれしいです
ありがとうございます

さあこれからどんどん暖かくなり
彩豊かになる季節ですね~

そして花の蜜を吸いに来る野鳥の
明るく活気に満ちた歌声も聞ける時期

楽しみです
