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ひねりてインスタグラム
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ご来店ください。

・ブログ内で、過去に修理した作業内容や価格
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同じ修理内容でも対象商品の状態や仕上げ方などによって
価格や納期は変わります。
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実際にはご来店時点での消費税率で
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・当店は予約制ではありませんので
営業時間内のご都合の良い時に、修理したい商品と
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ご来店ください。

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2016年06月27日
2016年7月の店休日のお知らせ



2016年06月25日
革染職人さんの新工房に行ってきました!
行ってきました大阪!
このなじみ深い天王寺には少し空き時間が出来た時に
足を延ばしてみました

やはりお決まりのこれ、撮っておきましたよ

アベノハルカス

でっかすぎて写真に納まりきらない・・・

さて、前置きは置いといて
今回仕入れと同じくらい楽しみにしていた
もう一つの目的がありまして・・・・
こちらに行ってきました

大阪在住時代に、縁あって知り合った
革染職人さんであり
自営業者としての大先輩であり
ほぼ同い年の気の置けない友人の
新工房です!

その名もKyo Leather Repair(恭レザーリペア)
このロゴ
「恭」という文字のアレンジだそうです
そういわれて
目を細めてみたり下から見たり斜めから見たり

と試してみましたが・・・
分からなかった・・・う~ん、感性不足か・・・

残念

デザインした方の話では
染める時にコンプレッサーで色を吹き付ける作業の
イメージを重ねたデザインなのだということでした

なるほど、そのイメージはわかるし
恭さんのイメージにも合う
良いデザインだと思います

この工房はご自宅の敷地内にあり
以前も3年ほどこの場所で工房を構えていましたが
プレハブの劣化と雨漏りなどの影響もあり
心機一転
南船場のレトロなビルの一室を借りて
工房としていました。
そして10年以上経ったこの春
以前のプレハブを思い切って建て直し
再度移転されたというわけです

そのお知らせを受けて以来
「是非仕入れで大阪へ行くときに伺うぞ!」
と心に決めてました

この日は梅雨らしい雨模様の一日で

到着したその日に
工房を訪ねたのですが
なんと駅までのお迎え付

VIPな扱いを受けてご機嫌のひねりてでした

そしてきになる工房内は・・・
おお~、染職人の工房ですねぇ
しかも綺麗に片付いてます

なにげなく掛かってる乾燥中の鞄ですが
どれもこれも有名どころのブランドばかりでした
取扱いには気を遣うでしょうねぇ

吹きつけるときに使う機械と作業台
ここから
あの繊細で無駄のない染め上がりの品々が
生まれるのだなぁと思うと
ちょっとわくわくします

最後に
ぐるっと見回して目に留まったのがこの植物

ひねりてが移転祝いに送らせてもらった多肉植物です

この万歳したように見える姿が
今回のようなおめでたいお祝いに合うし
なにより個性的でおしゃれな恭さんにぴったりだ

という理由で選んだだけなのですが・・・
どうやらいろいろ手のかかる植物だったようで

ひねりてが
目にとめた瞬間から
「実はなぁ・・・
こんなんであんなんでー、こうしてあーしてな~・・・」

とこれまでのお世話で苦戦したエピソードを
関西人らしく

ちょいちょい
いも交えて説明するその姿が

またかわいらしくて

ここまで手を掛けさせるものを選んでしまったことへの
申し訳なさを感じつつも

「こんなに一生懸命に世話をしてもらえて
この万歳植物(←正式名覚えられないから、ひねりてが勝手に呼んでる)
も幸せだろうなぁ

よかったなぁ

ほんとこの人暖かい人だなぁ
」

と、しみじみ感じて、ほっこりさせてもらいました

なんだか居心地良さそうに見えるのは
贔屓目かなぁ・・・

きっとこれからも、ここでいい時を過ごしてくれるでしょう

恭さんが開業されて
ほぼ14年と記憶しますが
彼女の存在が
ひねりてに開業を決意させたと言ってもいいほどで

ひねりてにはなくてはならない先輩であり、恩人です

「これからまた原点回帰でがんばるわ~!」

という明るくさっぱりした笑顔に励まされ
ひねりても6年目に突入した今
さらなる飛躍を胸に「がんばろう!」

と思わせてもらいました。
やはり恭さんの存在はおっきいなぁ

今後もその背中を
追っかけ続けていきたいと思います

あんまりペース上げないでねぇ



2016年06月18日
明日から仕入れに行ってきます!
昨日のカープは
延長の末、2ランホームランでサヨナラ勝ち!



よしっ、よ~し、よし!

今年のカープは鯉の季節以降も
しっかり楽しませてくれて、ひねりてもご機嫌ですわ

今日も期待しております

そして、ひねりては
以前から告知させていただいておりました通り
明日から大阪に仕入れに行ってまいります

ということで
6月19日(日)~23日(木)まで
お店はお休みしておりますので
どうぞご注意くださいませ

今回、約2年ぶりの大阪訪問

ひねりての想像力を掻き立てる
素敵な材料と出会えるかも!?と思うと
今から楽しみです

あとは、仕入の合間に
同業仲間や靴学校仲間とも交流する予定なので

みんなからた~っぷり
刺激とパワーをもらって帰ってこようと思います

ひねりてご利用予定の皆さまには
ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが
どうぞご理解とご協力のほどお願い申し上げます

それでは・・・行ってきますっ!

2016年06月16日
5周年記念に感謝しつつ看板をメンテナンス!
本日6月16日をもちまして
ひねりては5周年という区切りの日を迎えることが出来ました

5年前もたしか雨が降って・・・
という件
確か昨年のブログでも見た気が・・・
2015/06/16
やっぱり気のせいではありませんでした
梅雨ですからねぇ

今日も朝からしっかり降ってくれましたねぇ

お肌も快調です

で、今日は5年間ずっとひねりてのそばで
ひっそりと応援してくれていた
こちらの看板をメンテナンスしてみました

ひねりての内装や家具を作って下さった職人さんが
開店祝いとしてプレゼントしてくださったものです

これ、手書きなんですよ!
すごいですよね♪
とっても良く出来ていてお気に入りの看板です

でも、この5年間一度もここから取り外したことがなく

外してみると・・・





ケンドリンガーメーベルポリチュア
設置場所の環境的に
日々風雨にさらされるため
雨がたまりやすい下の方のワックスが剥げて
変色してしまってますし、
接着剤が劣化して剥がれてきています

見ようによってはなんだか模様にも見えるわけですが
このままでは板が劣化して
朽ちてきてしまいかねないため
少しお手入れしてあげようと思います

そこで取り出したるはこちら
木製品用ポリッシュ&ワックスです!
こちらは木製品用ということもあって
店頭に常備しているわけではありませんが
当店の仕入れのタイミングで良ければ
取り寄せることも可能です

ひねりてがタピール製品を仕入れ始めた当初
このオイルは
レーダーオイルと何が違うのだろうと思ってましたが
レーダーオイルには
ひまし油、なたね油という
(↑化粧品に使われることも多いオイル)
皮膚の炎症を抑える効果が高いという点で
革に向くオイルが使用されています。
そしてメーベルポリチュアには亜麻仁油が入っており
抗菌効果が高いという特徴があり
空気に触れることで樹脂化するという特徴もあるため
より木製品の保護に向く成分が使われているのです。
そのオイルの特徴を表すいい例がこちら
メーベルポリチュア レーダーオイル
左がメーベルポリチュアで
瓶の口周りに酸化した亜麻仁油が樹脂化して
ベタベタしてきてます

右はレーダーオイルの瓶の口
侵透性の高いサラサラの植物オイルのため
べたつきもなくきれいな状態です

余談ですが
もともとヨーロッパでは
家具屋さんがそれぞれ独自に調合した
オリジナルのオイルを作っていたそうで
家具修理屋だったケンドリンガーさんが
工場を止める際
そのレシピをタピールに引き継いだのだそうです。
「それでこういう名前なんですね~、へ~!」
と輸入元のエルデの担当者さんのお話を
感心しながら聞いたことを、今思い出しました

さあ、商品の説明はこの辺にして
汚れをきれいにふき取った後
このメーベルポリチュアを2~3回薄く均一に塗りのばして
しばらく乾かしてみました

少しぴかっとなったのわかりますか?
この下側の劣化部分には、
ボンドで接着した後、ワックス代わりにと
仕上げとしてロウを表面にこすり付けて乾拭きしてみました

ほんとならこの部分には
ケンドリンガーフレーゲワックスが向いているのでしょうが
あいにく持ち合わせてなかったので
手持ちのものでアレンジしてみました

さいごに、
シルバーのフレームに黒革を巻きつけて元に戻して完了です!
期待してたほど変わらなかったなぁと思ったのですが・・・
こうやって比べてみると
やっぱり黒枠のほうがメリハリが出来て
良くなったなと思います

そんなこんなで
5周年も無事迎えることが出来ました

まだまだ課題の多い小さなお店ではありますが
1年1年を積み重ねる中で
ひねりてに運ばれ、卒業していった思い出の品も
確実に増えていき
それぞれが持ち主様の元で
かわいがってもらえているのかと思うと
なんともいえず、温かく満たされた心地になれます

これまでもこれからも
ひねりてにかかわって下さる皆様に心より感謝申し上げます。
今後も日々を丁寧に過ごしながら
より良い修理屋としての姿を
追い求めていきたいと思いますので
どうぞよろしくお願い申し上げます

2016年06月11日
手提げかばんの内張り交換
本日はこちらの個性的な一品をご紹介!
小ぶりな筒型の手提げかばんです

本体には豚革、
持ち手にはトカゲタイプの革が使われており
全体的に軽い仕上がりになっていて、
とっても使い易そうです

そして中は・・・
ああ!内張りが切り取られてます


内張りには合皮が使われており
経年劣化で例のベタベタ症状がでてきてしまった際に
ご自身で切り取って
この状態で使おうとされていたということなんです


やっぱり中のスポンジとかが見えてしまって見た目が良くなく
使い心地も良くはないですよねぇ・・・

ってことで今回ご依頼いただきまして
内張りを新たに作り直して取り付けました

どうです!
コーラルピンクの豚革スエードを使ってみました

引き締まった黒にこのコーラルピンクがやさしく映えますねぇ


現在ひねりてには17色の豚さんが常駐しており

(見本は18色ですがそのうちの1色はほぼ使い切ってしまっていて
今は手に入らない状況です
)

選んでいただいております






革の特徴は
耐摩耗性が高く、丈夫で
、高級感があり


その質感が好きな方にはたまらない魅力がありますが
合皮や生地に比べて重量とかさが増し、
色移りの可能性があるため

その点を考慮の上で使用していただく必要はあります

(濡れた状態のハンカチを長時間入れっぱなしにしないなど)
あと、生地は現在24種類ある中から選べます

生地の特徴は
合皮と変わらず軽いけど
合皮のような加水分解はしないし
革のような色移りの心配もありませんが
革に比べると耐摩耗性は劣ります

と、それぞれに一長一短ございますので
取り付ける商品のデザインや大きさやその用途
そして持ち主様の性格や好みで
選んでいただければ良いと思います

今回は元の黒色からガラッと
明るいコーラルピンクに変えられて
また新鮮な印象になっただけでなく
内側が明るくなることで中に入れたものが
黒色の時よりはっきり見えやすくなってます

もちろん良い面もあれば

悪い面もありますよ

黒に比べて汚れが目立つようにはなりますので

あと、ここにポケットがあるのですが、
今回ご予算と使用頻度からご検討された結果
「ここは開かずの間にして使わない!」
という決断をされて



この部分の内張りは交換しませんでした。
オーナー様の使用するものとの距離感
使い方、愛用度などによって
修理内容に求める完成度もご予算も人それぞれです。
大掛かりにすべて修理する方もいらっしゃれば
必要最低限の修理を選ぶ方もいらっしゃいます。
修理方法にもいろいろありますので
まずはみなさまご自身がどうしたいのかを
どうぞ遠慮なくご相談くださいませ

ひねりても、
可能なこと不可能なことを
正直にお伝えさせていただきつつ
オーナー様と一緒に
より良い方法を考えさせていただきます

手提げかばん内張り交換(本体のみ) 10000+税円
お預かり期間 2週間
それにしてもこの鞄
一目見た時から目を引くデザインで
お洒落だなと思います

上から見るとなんだかお花のようにも見えますね
これは・・・朝顔かなぁ・・・

この模様は光の加減で
玉虫色のようにいろんな色が見え隠れするんですが
その中に内張りと同じようなコーラルピンク系もあり
さりげなくコーディネイトされてる感じで素敵に仕上がりました

これからオーナー様の元で

これからオーナー様の元で
いっぱい活躍してくれますよう願っております


2016年06月04日
THOM BROWNE リュックのほころび修理
こんにちは、恵みの雨が降ってきましたね~

この寒すぎず暑すぎずの気温のおかげで、
ひねりては快適に過ごせてます

さて今日の商品はこちらです
THOM BROWNE というニューヨークのブランドのリュック
とまるで知っていたかのように言ってますが
持ち込まれたお客様に教えていただきました



ちょっと検索してみたところ
なかなか人気の高い高級ブランドのようです

(知らなくてすみません、勉強になります~
)

興味のある方はこちらをどうぞ

全体的にしっかりと作られていて
容量も大きいので
たっぷり荷物を入れられそうです

で、今回のご依頼は・・・・
底近くにある根もも部分のほころびと・・・
内張りの破れの修理です


まずは根もも部分
ほころんでいない部分から重ねてしっかり縫い留めて
裏で玉留して糸を始末してますので
丈夫に仕上がってます

で、内張りはこんな感じです
あくまで穴をふさぐのが目的であって
仕上りは元通りではなくてもよく

出来るだけコストが抑えられる方が良いということでしたので
こんな風につまんで縫い目を出して仕上げてあります

この方法もまったく分解なしで作業するとなると
けっこうやりにくかったのですが

それでも元通りの見た目に仕上げるよりは
作業工程が省けるため
修理代金も抑えられます





根ももほころび縫い2か所
内張り破れ部つまみ縫い(約20㎝) 4000+税 円
お預かり期間 3~4日間
この鞄
これからひねりても知る染職人さんのところで
全染されるということでした

その方は腕の確かな職人さんなので

きっと今頃、
新品のように生まれ変わってることでしょう

また気分一新
オーナー様の片腕として活躍してくれますように・・・
