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2024年11月09日
形見のハンドバックを再生(後編)
こんにちは
早速ですが前回の続きです
まずは仕上がりご覧ください
前の正方形パッチワーク部分
後ポケット
内張と天口のファスナー付きマチ
だけ残し
あとはすべて新しい革で作成交換しました
底にあった紙の底板は劣化で朽ち始めていたので
新しく樹脂素材で作り直しています
全体に巻いてある革レースですが
市販のものは使わず
持ち手等に使った革と同じ革から切り出して作成してますので
全体的にうまく馴染む仕上がりに出来ました
これが今回のひねりて最大のチャレンジで
まず革レースを作る道具を仕入れるところから始め
何度か練習と試作を重ねたうえで本番に挑む
というチャレンジをいたしました
あとは元のパーツの穴は変形していたり
不規則な間隔であいていたため
不規則な間隔であいていたため
そこに合わせるよう調整するのに結構頭を悩ませつつ
頑張りましたがうまく辻褄合わせられて良かったです
表
裏
持ち手付け根の三角のパーツは
受付時はオリジナルの方を使う予定にしていましたが
いざ分解してみると、思っていたより劣化していたので
新しく作り替えることにしました
これは、分解してみて気づいたことですが
表から見てこげ茶色と思っていた糸が
隠れている部分は生成り色になっていてびっくり
日焼けで変わったとは思えない変化なので
仕上げた後で全体を染めたのかなぁ?と想像してますが
実際のところは分かりません
イビザハンドバック
本体革劣化部分すべて交換
底板交換
全体メンテナンス 99000円(税込価格)
作業期間 3か月
今回、お母様の形見ということで
出来るだけオリジナルのパーツを残しつつ
長くご愛用できるよう努めてみました
オーナー様には喜んでいただけてほっとしていますが
今後お母様が育てた革と
オーナー様がこれから育てていかれる革が
どのように馴染んでいってくれるか楽しんでほしいなと思います
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