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身近なものを修理して使用する楽しさをお伝えするために
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・右下の方にあるカテゴリの、一番上の記事
「ひねりてからのおことわり」の内容にご了承の上
ご来店ください。

・ブログ内で、過去に修理した作業内容や価格
納期などをご紹介しておりますが
同じ修理内容でも対象商品の状態や仕上げ方などによって
価格や納期は変わります。
あくまで目安として
参考にしていただくために公開しておりますので
予めご了承ください。

・2014年4月より前の記事では
その当時の消費税率5%で価格表示してありますが
実際にはご来店時点での消費税率で
対応させていただくこととなります。

・当店は予約制ではありませんので
営業時間内のご都合の良い時に、修理したい商品と
どんな修理にしたいかという構想を持って
ご来店ください。

場合によってはお客様が集ってしまうこともありますが

その際は、携帯電話をお持ちの方には
店外で他の用事などをしてお待ちいただき
受付の順番になったら、ご連絡させて頂いております。

2018年08月30日
エルメス、リバーシブルトートバックの底をカット(その2)
こんにちは
今日は前回の続きで、
トートバックの底をカットした修理をご紹介します

では、さっそく作業後の仕上がりをご覧ください

25㎝になるように9㎝カットしてあります

底から見たらこんな感じ



before

after

before

after



リバーシブルなので
ひっくり返したらこんな感じ
出来るだけ同じように見えるよう仕上げてみましたが、
いかがでしょう?

手前側の茶色の天口部分を分解して作業しました

カット残
HERMES Double Sens
底から9センチカット 24000+税円
作業期間 3~4週間
今回のように大きめのトートバックが使いづらくて
カットしてほしいというご依頼は、結構あります

ベルトなどもそうですが
海外製の商品は

やはり海外の方向けに作られているので
小柄な日本人には大きすぎることも多々あると思います

そんな残念な一品をお持ちの方は
一度ひねりて迄ご相談くださいませ

あ!ただし

明日からひねりて、5日間は出張で留守にしてますので

どうぞご注意くださいね

詳しくはこちらをご覧ください

2018年08月25日
エルメス、リバーシブルトートバックの底をカット(その1)
こんにちは

今回は大きい鞄を小さくするために
底からカットした作業を2回に分けてご紹介します

商品はこちらの
エルメスのトートバック

ご覧のとおり
茶色とピンクのリバーシブルです



この長さが長すぎて使いにくいという事で
底からカットするわけですが・・・
リバーシブルなので
同じ作業を2回する必要があります



きれ―に磨き上げられているこのコバ

出来ればさわりたくないけど
ここを一部分解する必要があります



仕上がりは次回ご紹介しますね

さて、今日はちょっとご報告です

実はひねりて
先月末に初の北アルプスに行ってまいりました

基本、地元の山で充分楽しめるタイプなのですが
今年はちょっと新しいことに挑戦したい
という気持ちが高まりまして

兼ねてから山仲間に
その壮大さを聞いていた北アルプス
穂高連峰に挑戦してきました。
その時の写真がとっても綺麗で

涼しげなので(実際涼しかったのですが)

残暑お見舞いがてら皆様に涼をお届けすべく

少しご紹介させてもらいたいと思います


目指すは中央に見える穂高連邦

台風が接近する中のスケジュールだったため

登頂中止を覚悟で向かった旅でしたが
初日と最終日は晴天に恵まれ

北穂高岳と奥穂高岳に挑戦して
北穂高岳は後もうちょっとというとこで
天候不良のため引き返しましたが

奥穂高岳に登頂することが出来ました


その過程では
こんなとこや

あんなとこがあったり

かわいい植物に励まされたり

そんなとこもあったりして・・・



どこもかしこも岩だらけのところを登り続けて
なんとか登頂しましたが・・・
山頂で立つのが怖くてへっぴり腰のひねりてです


登頂できたことはもちろんうれしかったのですが
いろんな景色に出会えたことがなによりのご褒美でした

霧が晴れた瞬間に見えた山頂直下の絶景


多くの人が憧れるジャンダルム


前穂高岳

空と大地のはざま
涸沢カールの夕焼け

思わず友達と笑った矛盾を感じる図
夜明けの瞬間

モルゲンロート

清々しい朝日と緑
もちろんこっちのご褒美も満喫しましたよ

奥穂高岳登頂後の打ち上げでご馳走




涸沢ヒュッテの名物おでん
上高地名物!?山賊焼きとメンチカツの定食
今回の消費カロリーが1万キロ以上と知り
つい調子に乗って頼んだけど・・・多すぎたぁ

でも美味しかったぁ

最後は青空のもと

お風呂でさっぱりした後、あそこにのぼってきたぞ~の図
最後は青空のもと
焼岳と梓川に見送られながら帰路につきました

それにしても

それにしても
旅の始めから終わりまで見続けた友人の背中は
とても頼もしかった

ひねりての挑戦に

ひねりての挑戦に
絶妙な距離感で伴走してくれてどうもありがとう

ほんとうに、お疲れ様でした

2018年05月26日
エルメス、ピコタン、ブルージーンの全体染
こんにちは
今日は鞄の全体染をご紹介します

商品はエルメスのピコタン
恥ずかしながらひねりて、
つい先日この名前を知ったのですが

こんなかわいらしい名前だったんだと
それ以来必要以上に名前を連呼してます

ここで、正直に申しますと
染はひねりての専門外の分野でして
これまでは黒や濃茶の部分的な色はげ部分を
目立たなくする程度の染であれば
受け付けさせていただいてましたが
今回はそうはいきません

これまで
こういうケースの時に紹介していた
腕利きの広島の染職人さんは
残念ながら、都合により現在休業中ということで、
今回お客様に送料、手数料、時間がかかることを
ご了承のうえで、ひねりてが信頼をおく
大阪の染職人さんにお願いしました

まずは持ち込まれた時の状態をご覧ください

長年のご使用により、全体に色あせて
特に底の4隅は完全に塗料がはがれてこんな感じに・・・

持ち手と天口周りのコバも
ひび割れてはがれてきている状態でした

持ち手の付け根や
両サイドのベルト部分の
革が重なって縫い留めてある所以外は
この古いコートを落として再塗装出来ます

ただ、天口部分のコバは
革が伸びて繊維もほぐれてきていることもあって
どうしてもピシッと目の詰まった
新品の時のような仕上がりにはならず
再発も早い可能性は高いです

こういった予想されるリスクや仕上りのイメージを
事前に説明し、すべてご理解いただいたうえで
受付けさせていただきました。
で、仕上りはこんな感じです

少し黄ばんで白んできていた感じが一掃されて
目に鮮やかなスカイブルーに仕上がってます

目立っていたこのコーナー部分も
綺麗にむらなく塗装できています

そして、ここ
糸色が革色と違うため、
この糸が染まらないように処置して染めてあります

同じ作業者として想像するに
その作業はかなり繊細で時間のかかることでしょう

それだけの手間をかけるからこそ、
これだけの仕上がりに出来るんですね
すばらしい!!

持ち手部分は新品同様にきれいに仕上がってます

仕上がり具合を懸念していた
延びて弱っていた天口周りも
予想以上にきれいに仕上がっています

HERMES、ピコタン 全体染
コバ再塗装あり 31000+税円
作業期間 約1か月
仕上がりをご覧になった持ち主様は
これまた予想以上に喜んでくださって

「作業した職人さんによろしくお伝えください」
ということでした

もちろんすぐにお伝えさせてもらいました

実はその職人さんって
以前ここでもご紹介したことのある恭さんです!

以前の職場で
彼女の仕上げた商品は何度も目にしてまして
その繊細で上質な染技術の高さに

絶大な信頼を置いてましたが

今回久々にその仕上がりを拝見して
改めて確かな技術力を確認することが出来ました

という事で
染の事でお困りの方は
こんな心強い味方のいるひねりてまで
よかったらご相談くださいませ

2017年09月30日
HERMES アザップのくるみバネホック交換と引手補強修理
こんにちは
今日の商品はこちらのHERMESの折財布です
ご依頼場所は
この引手の革パーツ部分と
こちらのクルミホックです
革が破れてきれいに無くなってます

内側はこんな感じで
使うのには問題ありませんが
今回の修理でメス側は新しいものに交換します

早速仕上がりをご覧ください

革引手部分は内側から補強テープを接着して
新たにステッチを入れて強度をあげました

元のステッチの色目に合わせて
馴染むように仕上げてあります

クルミホックはこんな感じです
同じような型押しではありませんが
色目が近いもので仕上げたので
いい感じに馴染んでいると思います

内側はこんな感じです

エルメスアザップ
革引手補強縫い(コバ仕上げあり)
クルミホック(メス側)交換X1 4200+税円
作業期間 3~4日間
こちらのオーナー様は
ひねりてお得意様のビアリッツさん
上質なエルメスのアンティークからキュートな小物類まで
カラフルに取り揃った雑貨屋さんです

オーナーの白川様のセンスが光る

素敵なお店なので
大切な方への贈り物や

自分へのかわいい一品をお探しの方には
お奨めですよ

2016年11月26日
エルメス、ヴィンテージトートバック「ヒマラヤ」を思い切り修理しました!(その3)
さあ今回でこの鞄の記事も最終回です!
長らくお待たせいたしましたー

こちらが仕上がりの全容です

ベージュ色の部分はすべてヌメ革を使用し、
どのパーツも元の厚みより気持ち厚めに仕上げ
常に負荷のかかるような部分には
強化用にナイロンテープを入れるなどして
オリジナルに近い仕上がりにすることと同様に
強度を上げることにも努めました



ここからしばらくは
各部位の仕上がり具合をご覧ください

いかがでしょう?

この写真の右上のほうの糸が切れているのは
お分かりでしょうか?

この部分には
持ち手をつなげるための金具がついているのですが
その金具を外すとこのように糸が切れていました。
おそらくこの金具を取り付けるための穴をあける際に
糸が切れてしまったのだと思います

元々この状態で、これまでほころんでませんし
手縫いでしっかり固まっている部分なので
少々ではほころばないでしょうが・・・

不具合につながる可能性を見つけてしまった以上
やはりこのまま見過ごす事も出来ず

手縫いで強化しておきました

修理の都合上スライダーを外して作業する必要があり
その際この下止めを取り除いて
必要な作業後、再度組み立てて
新しい下止めを取り付けるわけですが・・・
このファスナーの生地も乾燥でかなり弱っており

上記作業を慎重にしたにもかかわらず
生地に穴があき始め

仕方なく土台に近い色の革で補強して

何とか使える状態にまでもっていった
苦肉の策の跡なのです



仕上げた後で
「もっといい方法がなかったかなぁ?」
とあれこれ考えましたが
やり直しが何度も効くほどの耐性すら無い
生地状態だったため

この仕上がりでとどめておく判断となりました

いや~それにしても
下手したらファスナーを別のものに変えるしかない
危機的状態だったので

何とか今後の使用に耐えられるだけの強度を与えたうえで

元の形をとどめた状態で仕上げられてほっとしましたー

持ち主様のご要望のなかに
出来るだけオリジナルのパーツは残したいというのがあり
ファスナーもその一つだったので・・・ほんとによかったです

さて、つづいてこちら
マチ部分と青い革の部分ですね

あとで交換前の部品の写真も載せますが
やはり青い革部分も全交換しておいて正解でした

分解していく先からピリピリポロポロと劣化は進み

元には戻せない状態に自ら変化していってました

このマチも元の厚みより0.5㎜ほど厚いものを使用してます

その0.5㎜の厚みが
作業性をより困難なものにしてくれるわけですが

縫製する周辺だけ少し漉いて仕上げるなど
より丈夫でありながら
見た目も綺麗に仕上げるための工夫を考えながら
作業を進めていきました

オリジナルの場合
このマチ部分はすべて手縫いで仕上げてありましたが

今回の修理では
八方ミシンと手縫いの合わせ技で仕上げてあります。
理由は作業性をあげて
費用を抑えるためです





すべて手縫いで縫い上げれば
縫い目をきれいにそろえて

丈夫に仕上げることは出来ますが

その分手間もかかり費用も上がります



ただでさえ大掛かりな修理
手縫いでなくても高額な修理代になるため

抑えられるところは押さえたいということで
出来るだけミシン縫いで仕上げて
構造上ミシンで不可能な部分だけ、手縫いで仕上げました

そういった理由とひねりての技術力不足もあって

オリジナルのようなほれぼれする仕上がりにはかないませんが

まあこんな感じに仕上がりました

反対のマチもこんな感じです
このコーナー部分をきれいに仕上げるために
結構気を使いました

あとは、この金具の革ベルトへの留め方が、
なかなか繊細な作業を要求されるような精巧さだったため

新しく作成した革ベルトに、
同じような取り付け方で、
なおかつ金具に傷を付けずに移動させる

ということが困難なのと

金具裏の革部分にエルメスの刻印があるのを残したい
という理由で
こういう仕上げにしてあります


といまだに心に残ってますが
これが今のひねりてに出来るベストであります

最後に今回交換したオリジナルの革パーツたちをご覧ください。
長い間ご苦労様でした

それにしても今回のこのお品
その個性的なフォルムにも驚かされましたが
それ以上にあまりの劣化具合に驚くことばかりで
・・・たとえば
糸をほどこうとして糸目に目打ちを入れると

・・・たとえば
糸をほどこうとして糸目に目打ちを入れると
革のほうがプチプチ切れていくという

全体が首の革一枚で繋がっているような状態でした

新品時には丈夫な革も

劣化でここまでもろくなってしまうということを
あらためて感じることのできる
貴重な体験をさせていただきました

エルメスヒマラヤトートバック
交換パーツ
持ち手、持ち手付け根革ベルト一式
左右マチ
右側青色革部分
かぶせ留用ベルトの一部分 135000+税円
作業期間 約2か月
ここまでに度々申しておりますが
今回の商品は組み立て方も複雑で
「え!ここまでミシンなのにここは手縫いなの?」
と思うようなところが多々ありまして

本当にまたとない、いい勉強をさせていただきました

「次同じ作業をするなら、こうしたいああしたい
」

という思いも湧いてきておりますが・・・・
いやいや、そうそうこういうご依頼はないでしょうねぇ

それだけにこんなひねりてを信頼して任せてくださった方
ビアリッツの白川様には感謝するばかりです

え?どなた?と思われた方はこちらをご覧ください
ひねりてのご近所様で、
アンティーク商品などを取り扱う雑貨店のオーナー様です

今回のヒマラヤは
お店の商品として仕入れたものをご依頼いただきました。
そして納品後、
見事新しいオーナー様の元に嫁いでいったとのこと

またどこかの街角で再会できたらいいなぁ・・・

などと勝手に妄想が膨らむひねりてです

2016年11月19日
エルメス,ヴィンテージトートバック「ヒマラヤ」を思い切り修理しました!(その2)
今日は前回からの続きです

まずは作業内容の見積を出させていただき
予想されるリスク、仕上がりイメージ、作業方法等の詳細を
持ち主様にお伝えして、すべてご理解いただいたうえで
このご依頼を受けさせていただくことになりました

劣化状況からすると、リスクの高い

かなりの大仕事ですが・・・

ここまで来たら腹をくくるしかありませんよね

心して取り掛からせていただきましたよ



では作業内容をご紹介しましょう

こちらの商品、
革の劣化以外にも全体的に埃っぽく
汚れや黄ばみが出てきていたため
まずひねりてで分解して

交換予定のベージュの革パーツを取り外した状態で
一旦お客様に返却し
ご自身で馴染みのクリーニング店に依頼して

生地部分のクリーニングをしたあと
再度ひねりてに持ち込んでいただきました

これは最初のご依頼時から
お客様がご自身でクリーニングに出すと
希望されていたことなので
こういった段取りになりました。
お客様のご要望によっては
ひねりてがクリーニング店への依頼等の代行も行っております

クリーニング店から戻ってきた時の状態はこんな感じです

生地の黄ばみはなくなり、全体的に白くきれいになっています

大掛かりにパーツ交換する修理だったからこそ、できるお手入れですね

これが分解していない状態だったら
劣化の状況から考えて、
この鞄のクリーニングを受けてくれるお店を探すのは
難しいかと思います

最初に取り掛かったのは持ち手です。
かなり頑丈に持ち易く作られているだけに
同じように復元するのは大変そうなパーツです

元のパーツからサイズの割り出しもするため、
その構造や組み立て方を考えながら
慎重に分解していきましたよ

縫製はすべて手縫いで仕上げてあり、
中には半丸の芯が上下に、
その間には少し中央が盛り上がった平芯が配置してあり
合計5つのパーツで作り上げられていました
予想通り凝った構造です

中の半丸の芯はまだしっかりとして、粘りもある状態でしたので

そのまま使うことにしましたが
間の平芯は一番負荷のかかる
カンに取り付ける部分が弱ってきていたため

新たに作り直すことにしました

ただ、これが結構微妙なサイズ配分で作られてまして
形も厚みも全体に丸みを帯びており

直線でスパッといかないという点で、
なかなか手のかかる子でしたぁ





とりあえずサイズ配分や
組み立て方を確かめるために、こんな感じで試作をしてみました

革はB品ではありますが、
本番と同じようにヌメ革を使用して、
厚みや張り感が同じ状態で仕上がり具合を確認し

すべてのパーツの長さ、幅、厚み、漉加減などのベストサイズを決め
ベストな組み立て方も決めて本番に挑み
四苦八苦しながらも何とか仕上げました!!



と、今日はここまでです

仕上がり具合は次回に詳しくご紹介しますね

どうぞお楽しみに

2016年11月12日
エルメス、ヴィンテージトートバック「ヒマラヤ」を思い切り修理しました!”(その1)
今日は、
最近エルメスのヴィンテージトートバック「ヒマラヤ」の
かなり大がかりな修理を手掛けさせてもらいましたので
その内容を数回に分けてご紹介させていただきます

相変わらず無知なひねりては、初めて知った鞄ですが
知る人ぞ知るヴィンテージバックで

なかなか手に入りにくいレアものなのだそうです

その名も「ヒマラヤ」・・・確かに手が届きにくそうな名ですね

エルメスの中でも個性的で
カジュアルな装いにもしっくりきそうな
面白いデザインですね

価格はカジュアルではないでしょうが・・・

持ち込まれた状態は
修理屋の立場から率直に言わせていただくと
かなりの重傷でした

まずはその状態をご覧ください
ここまでご覧になってみて、いかがでしょう?
全体的にかなり乾燥している状態で
革パーツはすべてカサカサ、サクサクなかんじです

取り扱い方によっては裂けたり割れたりする危険があり
状態確認で触るのにも緊張しちゃいましたよー

さらに気になったのはこちらの部分

この青い革部分の修理は含まれてませんでしたが
ベージュのマチ部分を交換する際に分解したら
きっとこの青い革部分も
触らないわけにはいかないであろう劣化具合です



あとはよく見るとこんな修理跡がありました

ひねりてが予想するに
このマチ、両方とも今回持ち込まれた状態のように
入り口部分から破れ始めたために
破れた部分をきれいにカットして少し縮めた状態で
再度縫い留めたのではないかと思います

持ち主様としては
このレアものの鞄をエルメスの刻印を残しつつ
なるべく見た目を変えずに修理してほしいということでした

そしてひねりてとしましては
この鞄の全体の様子が分かった時点で
「これは安請け合いは出来ないぞ!」と緊張し

少し時間を頂いて

どこまでそのご要望にお応えできるものか
考えさせていただくことにしました

結果受付させていただくわけですが・・・
続きは次回にさせていただきますね

それまでどんな修理になったのか
あれこれ妄想してみてくださいませ

2016年02月13日
エルメス、ドゴンの修理とセレクトショップ、ビアリッツさん
今日はひねりてのご近所さんである
セレクトショップ「Biarritz」と

そこからご依頼いただいた商品
エルメス、ドゴンのメンテナンス修理をご紹介しますね

まずは修理から
こちらがHERMES Dogon エトゥーブ

このままでも使用可能な状態ですが
より気持ちよく、長く使用できるよう
いくつかメンテナンスをしてほしいとご依頼いただきました。
まずはここ
引手についていた革引手が無くなっているので
新しく作成します。

あとはここ、
コバコートがはがれて、革の断面も荒れて来ています
これは全体に磨き直して新しくコートしてあげます


最後にこちら

留め具に通す革ベルトの表面の色がはがれてきています

これは染めるとなると大掛かりだし
頻繁に触って動かす部分なので染めても再発が早いため
今回は表と裏をひっくり返して縫い直すことにしました


元々の引手の色は本体と同色の物でしたが
当然同じ色で同じ革質のものはありませんので
中途半端な色合いや質感の革を使うよりも良いという判断で
あえてコバ色に近い濃茶の革で作成しました!
いい感じで馴染んでると思います

留め具に通すベルトは
針を同じ穴にまっすぐ落とせているので
裏ずれもしてません


↓こちらが劣化してる部分で、留めるときれいな面が表になります↓
コバもこんな感じ


これで強度も増しました

エルメスドゴン
ベルト付け替え
コバ仕上げ直し(本体1周、ベルト周り)
革引手作成 1か所 9000+税円
お預かり期間 1週間
最後に栄養を与えつつきれいに磨かせていただきました

どなたのもとにお嫁に行くのか楽しみですね

さてこのビアリッツさん
もともと個人的にご利用いただいていたひねりてのお客様で
1年ほど前に
ひねりての近くの橋本町でお店をオープンされたという
何かとご縁を感じるお店なんです

とってもカラフルで、入る前からわくわくする素敵な店構えです



日に日にものが増えていってる感じで、
どこから見たらいいか困るくらい
素敵な商品であふれたお店です

取り扱われている商品の基準は
「とにかく店主の白川さんが好きなもの!」だそうで
みなさんご存知の高級ブランドから
ポップでかわいい小物まで所狭しと並んでいます

写真からもお分かりかと思いますが
エルメスがお好きなようで、
多種多様な小物や鞄、
自転車まで
取り扱われてます


エルメス好きの方には
たまらないお店なのではないかと思いますし

ブランドショップに入るには気が引けるけど興味がある

という方にも、気軽に商品を吟味するには
良いお店だと思います

店主の白川さんはとても笑顔が素敵で
話しやすい方ですよ


バービー人形に靴、鞄、
かわいい模様のインソールなどなど
店主のセンスが光る物たちであふれる店内は
まるでおもちゃ箱

わくわくがとまりませんねぇ



さて今日は一日雨模様

たまにはこういう日もいいなぁ
とビアリッツさんからの帰りに霧雨に霞む京橋をパチリ

しばらくじっと見つめられて、かわいい一枚を撮らせてくれました
今日もいい一日でした

2015年02月16日
エルメス手帳カバーをリニューアル!
今日は、
とっても長~くご愛用されている手帳カバーをご紹介します

こちらのエルメスの手帳カバー(アジャンダカバーと呼ぶようです)
何年物だと思いますか?
持ち主様も記憶が定かではないようですが
最低でも20年以上で、
おそらく25年近くご使用されているという代物です

そんなに長年ご使用されていたにもかかわらず
今まで一度も修理せずにこの状態だということで、
正直びっくりです

25年も使用されてたとは思えない状態の良さでした

ご依頼場所はこちら

ポケットの入り口部分のステッチも切れてほどけて来てます

ただ、よ~く全体を点検させていただくと・・・
4辺すべてのステッチ糸があちこち摩耗で無くなってますし
コバも色が剥げたり、接着がはがれてきたりして、
全体に傷みが出てきている状態でした

ということで
これを機に全体のメンテナスを施させていただくことにしました

では分解です


一番傷みやすい折り曲げ部分には
ナイロンテープで内側から補強をしておきました

あとは再度組み立てて
元の穴通りにミシンがけをし
コバも一から磨き直して完了です

負荷がかかって糸が切れやすいポケット入り口は
オーナー様の許可を頂き
3目ほど1往復半重ねて縫って、糸が切れにくくしてあります

表側 内側
これは好みや考え方によって
良いと思う方とそうでない方がいらっしゃると思うので
持ち主様のお好みや
ご希望に合わせてさせていただいているサービスです

コバはこんな感じです。
エルメス手帳カバー
4辺全周縫い直し
コバ磨き直し仕上げ
全体メンテナンス 12000+税円
お預かり期間 約2週間
ちなみにこの方
他にも2点ご依頼いただいてまして・・・
これで15年物だそうです・・・


そして3点ともエルメスです
すごいっ!

持ち主様曰く

今まで国産の革製品もいろいろ使ってみたのだけど
どれもそれほど長持ちしなかったそうですが、
エルメスは高額ではあるけど使ってみたら
こんなに長持ちしたのだ、ということでした。
やはり高額なだけの価値はあるのかな
と思わせてくれる実例ですねぇ

左は25年物の手帳、右は15年物の長財布
10年の差が分かります

今回、商品が上質の物というのも
長持ちの理由だとは思います。
ただ、それにしてもあんまりきれいにご使用されてるので
どのように使われているのかが気になり

この方の鞄の中を少しだけ拝見させていただいたところ
中にインナーバックをいくつか入れて仕切ってあり
手帳も財布もそこからささっと
簡単に抜き差ししてご使用出来る状態になっていました

塵も積もれば・・・とはよく言いますが
今回お預かりした3点は
日常使うものの使い方によって
こんなに長~く、しかも状態良く使えるのだということを
証明してくれる品々だと思います、ほんとにすばらしいっ

かくいうひねりてはというと・・・
おっきな鞄の中にすべてのものをぶち込み
使用するたびに手を突っ込んで
必要なものを手探りでごそごそ探し回る

という有様です
たぶんこれが一番物を傷める大きな原因だと思います

是非ともこれを機に
鞄の使い方を見直し、
この方を見習いたいものだとしみじみ思いました

皆さまもよかったら参考にしてみてください

いやぁ、貴重な体験をさせていただきましたぁ

2013年12月24日
エルメス長サイフのほころび修理
どうもどうも、今日はクリスマスイヴですね
みなさんいかがお過ごしですか?
ひねりては年末に向けて
せっせとお仕事に励んでおりますよ

さて、今日はお財布によくある修理のご紹介をしますね
商品はこちらのエルメス長サイフ
綺麗なオレンジ色でなんとも品のあるお財布ですね

これ、どこがほころんでいるかわかりますか?
ほんの1センチほどずつですが、
曲がる部分の両側のステッチが切れてほころび始めてます
このくらいの段階で持ってきていただくと
綺麗に仕上げられますし料金もお手軽に済みますよ
ではお直ししましょうね







ほころび縫い2か所
コバ仕上げなし 1260円
納期 即日〜翌日
今回の修理箇所も修理内容もお財布には良くあるケースです
やはり良く動く場所だし摩擦も多い場所なので
一番劣化し易いようですね
革小物の中でお財布は
使用頻度が一番高い小物なだけに
どうしても酷使されて劣化速度も速いと思います
革の劣化がひどくなるとデザインを変えるしかなかったり
修理自体が難しくなることもありますので
劣化部分を発見されたら
早めに販売店や修理店などの専門店に
ご相談されることをオススメいたします
ではではみなさま
それぞれにそれなりに満足できるクリスマスが
過ごせますように


みなさんいかがお過ごしですか?
ひねりては年末に向けて
せっせとお仕事に励んでおりますよ


さて、今日はお財布によくある修理のご紹介をしますね

商品はこちらのエルメス長サイフ
綺麗なオレンジ色でなんとも品のあるお財布ですね

これ、どこがほころんでいるかわかりますか?
ほんの1センチほどずつですが、
曲がる部分の両側のステッチが切れてほころび始めてます

このくらいの段階で持ってきていただくと
綺麗に仕上げられますし料金もお手軽に済みますよ

ではお直ししましょうね
before after









ほころび縫い2か所
コバ仕上げなし 1260円
納期 即日〜翌日
今回の修理箇所も修理内容もお財布には良くあるケースです

やはり良く動く場所だし摩擦も多い場所なので

一番劣化し易いようですね

革小物の中でお財布は
使用頻度が一番高い小物なだけに
どうしても酷使されて劣化速度も速いと思います

革の劣化がひどくなるとデザインを変えるしかなかったり
修理自体が難しくなることもありますので

劣化部分を発見されたら
早めに販売店や修理店などの専門店に
ご相談されることをオススメいたします

ではではみなさま
それぞれにそれなりに満足できるクリスマスが
過ごせますように

